2016年03月23日

家族はつらいよ

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連休明けの田舎の映画館。
お〜〜〜
結構な人出ざんすよ。

このところ
はからずも追いかける結果となっている
山田洋次監督作品。

前回の「東京家族」のキャストそのままで
もう1本撮ってみたいと監督が思ったそうで

それにしても
結構、入っているなあ〜〜。
年齢層は高め。

平日でこれって
なかなかたいしたもんだわ。


今回は「熟年離婚」がテーマの喜劇。

ある程度
先が読めるっつうか、べタと言えばべタな内容かもしれない。

しかし
べタでも上等なべタ。

で、東京家族と
同じ場所で、微妙に異なる「家族」の物語が
語られる。

例えば
「東京家族」では、ちょっとずれてはいても
頼れる長男だった西村雅彦

今回はなんとか面倒を避けたい
でも「いい格好しい」で
自分の家族が一番さ!な、典型的小市民に描かれているし

 嫁に出てるけど
「実家のことはいろいろ心配している」って
狂言回し的存在の長女は

「結局、今のこの家のいろんな問題、バランスは
わかっていない。
外から言っているだけだ」
って

次男の妻夫木に鋭く指摘されちゃうし。

そうそう
例え家族であっても、だわよねえ。

で、「わかっている」そんな妻夫木は
ピアノの調律師で社会的に成功している・・・とはいいがたく

でも
そんな彼が結婚するとなって
家を出るとなった時

長男の嫁がしみじみと
「この家は貴方がいなくなったら
(クッション材をなくして)
どうなるのか・・・」

と嘆き
次男は
「大丈夫
近くにいるんだから
何かあったら呼んで」

「義務は果たして」
「自分の未来」に思いをはせる。

その未来は
おそらく
彼が長い間実家の中で育んできた

「思いやりの実現力」というものに
裏打ちされていくことだろう。

長男の嫁はそれを知っていて

婚約者である
蒼井優

「私は貴方が羨ましい」というシーン。

そう、長男の嫁は
今まで以上に
「当事者」となるんだ。
だからこそ
「俺たちは大丈夫だよな??」
って聞く旦那に

「いつまでもつか・・・」

いやあ、ほんっと
隠された毒がじわりと効いて
だからこそ笑える。

それにしても、だわ。

「東京家族」では長男が医者
「家族はつらいよ」では
蒼井優の役が看護師。

それって「ラッキー」だわよねえ。

家族の形が
変容し、あれこれと価値観も変わった現代。

毎日いろんな家族の「事件」がニュースをにぎわしている。

それでもさあ
観客が
よく笑う。

わたくしはというと
橋爪功演ずる主人公のありようが、

「これで九州弁だったら、
まんま亡くなった国王じゃん!!」

って、笑ってて
いつの間にかの泣き笑い。


今、どこにでもある話、
観ている人がさ
「あるある」って思える

エスパーもタイムトラベラーもヤンキーもホストも出てこないけれど、

こういうウェルメイドな話を撮れるのって、
ひょっとすると山田監督が最後かもしれないって思いながら観賞したのさ。


映画が終わって
場内が明るくなった時

なんか皆さん晴れ晴れとした顔をしていて

「あの靴下!!!」

「あんなできた嫁、いないわよねえ」

とか話しながら出て行ってるのが
非常に印象的な・・・あははは。

あ、あと
「トト」が可愛いぜ〜〜。







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2015年09月27日

愛と憎しみの伝説

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いやあ
妙な映画観ちゃったわ〜〜〜。

「愛と憎しみの伝説」

これ
ラジー賞とったそうなのよ

最低作品賞、最低主演女優賞、最低助演男優賞、最低助演女優賞、最低脚本賞の5部門とったあげく
1980年代最低作品賞 までっつうさ

何よりも

「この作品で
主演をやったフェイダナウェイは
キャリアを棒に振った」
そうで

棒に振った???

それって
どんだけ〜〜???

そう聞くと

「それは・・・見なくちゃ!」
って気になっちゃったわたくし。


物語は
ジョーン・クロフォード
養女の間に生まれる確執っつうか

「THE女優」なクロフォードが
いかにモンスターな存在で
あったかっつうのを養女側の視点から描いていくんだけど。

実話って訳ね。

ジョーン・クロフォード
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といえば
あの映画
そう
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「何がジェーンに起こったか?」だよね〜〜〜

上の写真
手前に映っているのが
ジョーン。

まあ大女優です。

彼女
子供が産めない体で
養子と養女をもらうことになるのね。

で、「THE女優」だからさ
養女を
自分のイメージUP戦略に使ったりも平気でする。

「年を取る」ことに対して厳しく
客を呼べないなら
首!って
シビアなハリウッドの中で
生きていく中で

アルコールにも溺れるし
愛も見失ってしまう。

で、そこらへんを
おフェイさんが

オーバーアクト
オーバーメイク

これでもか!!!ってくらい
あざとく演じるわけよ。

養女と彼女の確執を描くシーンは
あれこれあるけど

クロフォードが
養女に

「300ドルもする服を
なぜ
針金ハンガーにかけるのッ!!!!

ここに
なぜ
針金ハンガーがあるのおおおおおおおおおッ!!!!」

って叫ぶシーン

わたくし思わず
大爆笑

なんつうか
過剰なの!!!

あまりに過剰すぎて
笑いが出てしまうほど。

そこがおもしろい。

多分
「シリアルママ」を作った
ウォーターズは
絶対この「針金ハンガー」シーンを見たに違いない。

おフェイさんは
大熱演

決して下手っぴじゃない。

だけど

なんつうか
ある種の人にとっては
トラウマになりそうな・・・ワハハ

面白い!!!!

ツンとCOOLを売り物にしていた
おフェイさん
なぜこの作品に出ようと思ったんだろう。

とにかく
珍品で怪演。

いや
わたくしは好きよ〜。

ふっふっふっふっふっふ。




posted by kazoo at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(あ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月17日

キングスマン

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まあ〜〜〜〜〜
コリン・ファース
かっけーのなんのって!!!!

いつもはさ
「英国王のスピーチ」とか
「シングルマン」とか

端正なスーツ姿で
どんな状況であっても
静かに佇んでいらっしゃる・・・ってなイメージの方でいらっしゃるに

今回は
アクション!!!!

しかも
アクションもまた
「端正」なのよ、っていう、ね。

いやあ
「エレガント」なのよ


ぶっちゃけ
この悪ふざけ作品

(ええ、わたくし
悪ふざけと
断言さしてもらいますわよ。
ふっふっふっふっふ)

コリンのWのスーツ姿で
魅力倍増

映画の
「格」をも、スコココーンとUPさせちゃう
その男伊達っぷりが眩しいぜッ!!なのさ。

そもそもわたくしはホラーとかスプラッタとかは「・・・」な人間なのよ。
NOサンキューなのよ。ええ。

・・・なんだけどさあ、あの「花火」のシーン」には大爆笑。

ブラックにも程がある!!!

この作品
小ネタがあれこれあって、映画好きはにやり♪だよねえ。

わたくし的には「シャイニング」
やっぱあれ「マック」シーンがツボだったわ〜〜〜。

で、さ
友人の情報によると
次回作は日本を舞台に、とか監督が言っているっていうし
巷の評判もいいらしいのよね〜。

けど〜〜〜

問題はさあ、
(ネタバレごめん)

コリンを殺しちゃったってこと!!!

わたくし
ずーっと

「実は生きていた」って展開を
待っていたんだけど

生き返ってこない。

死にっぱなし。

ないわ〜〜〜〜

それはないわ〜〜〜〜

って、なると
次回作に
コリンは登場せず・・・な訳???

え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!???

Boooooooo〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

「あの若造じゃ」
と新人さんいじめじゃなくてよ

わたくしが一緒に観た友人なんか

「あの人
スーツ着ても
全然・・・でしたね。

もちろん
その差が面白いっていう
演出なのはわかってますけど・・・」

うんうんうん

コリンが出なきゃ
きっと
2作目の呪い
ずっこ〜〜ん!!!

予言しちゃうわよ〜〜〜。

あ、あともうひとつ

「スノッブ」=俗物って和訳はどうなんだろ?
英語に詳しいわけじゃないけど、
ちょっと違うんじゃないかって思ったのよ。

わたくしよりも
英語に堪能な人たちの意見としては

「俗物には違いないんだけど、
この場合、通人ぶった、という方に比重がかかっているので、
たぶん、「お高くとまりやがって」ぐらいの訳の方があうのに、と思いました。」

「あ〜〜私も違和感感じた
紳士ぶってとか上品ぶってとか?かな〜」

ってなことであるので
わたくしの指摘も
まんざらじゃない気が。

まあ、とにかく

「コリンのWスーツ」姿と花火!!!

それに尽きるな。

おほほほほほほほほ

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本屋じゃ
GQ表紙でコリンにっこり♪

いやあ、本物は
「強い」!!!





★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


映画.comさんからの
あらすじand解説引用

「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファース主演、
「キック・アス」のマシュー・ボーン監督&マーク・ミラー原作によるスパイアクション。

表向きは高級スーツ店だが実は世界最強のスパイ組織
「キングスマン」で活躍する主人公ハリー・ハートをファースが演じ
ハリーに教えをこう若きスパイのエグジーに、新星タロン・エガートンが扮する。

その他、マイケル・ケイン、マーク・ストロング、
サミュエル・L・ジャクソンらが共演。

ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、
スパイ組織「キングスマン」の一員として活動しているハリー。
ある日、組織の一員が何者かに殺されてしまい、
その代わりに新人をスカウトすることになる。

ハリーは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、
密かにその成長を見守っていたエグジーをキングスマンの候補生に抜擢する。

一方その頃、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタインが、
前代未聞の人類抹殺計画を企てていた。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★










posted by kazoo at 22:51| Comment(0) | TrackBack(14) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月02日

マッドマックス 怒りのデス・ロード

MAD.jpg
「アクション!!!アクション!!!アクション!!!アクション!!!!
アクション!!!アクション!!!アクション!!!アクション!!!セロン!!!アクション!!! 」

「いきなりな〜〜にを言っているのか
あーた
ちょっとあぶない人のようよ〜〜??」

「マッドなマックス!」

「あ〜
マッドマックス 怒りのデス・ロード
観てきたからなのね??」

「はいな〜!!!」

「テンション高いわね〜〜」

「だ〜〜って
高くなるわよ、
ならいでか!!
この映画みたら!!」

「そうなの??」

「いやあ、人間って
あまりにもすげーもの観ると笑えてきちゃうのね。
キタキタキタキターーーーー!!!どっゴーーーん!!
監督ちゃん、どーかしてるぜ!!
激しいけど節度もあってうおー」

「・・・・
なんか
あーたが
興奮しているのだけは
確実に伝わってくるけど」

「もんのすごーーーーーーく
シンプルなストーリーなのよ。

だから
以前のマッドマックス
知らないとしてもOK!

もちろん
そりゃ
見とけばもっと!だけど」

「ふーん」

「で、お話自体は
シンプルなんだけど

つまり
「逃げる」
「追う」
「戦う」
「どっかーん!!」


「・・・あーたの言いようも
言いようだと思うけど」

「で、それが
「子供だまし」にはならない。
なってない!

むしろシンプルゆえに
地響きのような音楽とかアクションに前のめり。

なに?監督70歳?どーかしてるぜ!なのよ〜〜う」

「70歳なの??」

「なのよ!!!

もうさ70歳がこんなの作っちゃうんだもの。

そう思うとさ〜〜やっぱ、数字の問題じゃないんだよね〜〜
年齢も狂気も
プロ魂もそう思うとさ〜〜」

「プロ魂ねえ」

「もうね
このアクションみてたら

プロがリミッター外すととんでもねえなって
感動すらしちゃうわよ〜」

「そんなに??」

「そんなに!!!」

「ほんっと
すごすぎて
笑えてきちゃうんだもん。

やっぱさ
今の時代CG使えば
大概のことはできちゃうわけじゃない??

でもさ
ポーンポーンって
バイクが砂地を飛ぶ

それだけで

それだけなんだけど

巻き上がる砂塵!!!

肉体を伴う
「厚い」
「熱い」
アクション!!

観ているこっちは
「血湧き肉躍る」ってなっちゃうのよ〜〜」

「へ〜〜〜」

「それとさ
小ネタっつうか

大駱駝艦の集団みたいな人物造形とか
ロックミュージシャンは絶対やるよね
真似するに違いないよね、あの火を吹くギター!!とか

ワクワクしちゃう。

そういうのって頭で考えていても
絵にした時に
安っぽくなっちゃうって、それって結構ありがちじゃん??

それがない!!!

安っぽくなってないのは
やっぱ70歳の「こだわり」なわけじゃん??」


「へーーー」

「そんで「バイオレンスアクション」だからさ
すんげーえぐいシーンとか
あるんだけれど」

「うん」

「でも
「そのもの」は描かない。

その節度のあり方がさ
格好いいと思うわけよ、あたしはさ〜〜

「ふむふむ。」


「ヒロイン
フュリオサを圧倒的説得力で演じるシャーリーズ・セロン

もんのすごく
かっけーわよ〜〜〜。

あの
ガタイ!!!

あの目!!!

隠しても
汚しても
溢れる雄々しい美しさ!!

ディオールだって
香水の一つや二つ
いやいや100や200
貢ぎます!!!
貢ぎますともさ!!!」

「・・・な、なにを言ってる」

「この作品の彼女を見ていると
「・・・そりゃあ
ショーン・ペンじゃ乗りこなせないよ」と思ってしまったわ〜。」

「え〜でも
結構うまくいきかけていたっぽいじゃない」

「いやあ、ペンもまだまだよ!!」

「・・・何様??」

「あーーもうッ!!

彼女を幸せにする奴「出てこいやあ!」

「・・・彼女の心配の前に
自分の心配の方が先だと思うけどね〜」

「とにかく言えるのは「大画面で見なくちゃもったいないぜ〜〜ッ!」ってことで、
ジョージ・ミラー監督の「映画愛」はそういうところでも爆発しちゃってるからさ。
映画館へgo!だわよ。」

「まだ上映中だものね。」

「あたしあの
棒の先のゆうらゆうらをまた見たいわ〜〜」

「え??
なに??
どんなの??」

「映画館で観てきなさい!!!」

「は〜〜い!!!」









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2015年05月01日

ヒックとドラゴン

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いやあ
こんなにいいとは思わなかった!

ってか
「今頃知ったのかい!!」
って言われちゃうかな。

おそらくネットで
信頼する映画好きの人が
強くプッシュしてなきゃ
絶対に手にとらなかったと思うのよ〜〜。

「ヒックとドラゴン」。

わたくしと同じように
案外この作品の良さ知らない人多いんじゃない?
勿体無いよ〜う
「子供向けだろ?」
な〜んて敬遠せずに
絶対損はさせないから!!!

これこそ映画館で観るべき作品だよね。
どっかの名画座は1・2と一緒にかけるべき。

なんつうても飛空シーンがキモチいいったら!

ジブリ<ヒックだわって言ったら叱られる?
あちゃらが本気出したらこんなにも!って思った〜。
すっげ〜〜〜!

昔さ
わたくし
アラジンを観て
魔法のじゅうたんの飛空シーンにやられたのね。

すっげ〜〜〜
気持ちよくて
気持ちよくて

でも
結構その気持ち良いシーンが
すぐに終わっちゃって
悲しいと言うか
切ないというか
くやしいというか

その
「あ〜〜〜んもっと見せてよ〜〜う」
な気持ちを
ヒックとドラゴンは
もんのすご〜く満足させてくれる

出し惜しみなしッ!!!

まずそこが偉いよ。

だーってさ
しつこいようだけれども
その飛空シーンのグレードが
それ程でもなけりゃ
「だれる」わけじゃん??

だれるどころか
「いけいけいけいけーーーーーッ!!!」
ってカタルシスを覚えながら
観られるってことは

技術=ストーリー
で、そのバランスがとれてるってこと。

「なんか
ドラゴンとの
友情物語なんだろ??」

いやいやいやいやいや
それだけじゃないのよ〜〜う

主人公のヒック
落ちこぼれなんだけど

ヒックが一生懸命自分を客観視しながら喋る表情とか
すっげ〜〜リアル。

落ちこぼれに
甘んじなくてはいけない奴って
自分の立ち位置
わかってるよ〜って風を
自分で演出するでしょ??

そういうところが
話し方とか
仕草とか
もんのすご〜〜く
リアルなのよ。

はみ出しものの処世術が身についている感じが。

それにね
これから見る人のために
詳しくは書かないけれども
ラスト失うものがあったのも
変に甘いオチじゃなくて好印象。

甘いだけのファンタジーじゃない。
GW
家族揃って
ちょっとDVDでもっていうのなら
絶対おススメ!

きっと
お子ちゃまよりも
大人が夢中になれること請け合いだよ〜〜う!!!










posted by kazoo at 23:53| Comment(0) | TrackBack(11) | 映画(は) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月13日

TOKYO TRIBE/トーキョー・トライブ


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「トーキョー〜〜〜トライブ〜〜!!!」

「とーきょーっとらーいっねばえばーだーい!」

園子温監督作品の
珍作と言おうか
なんと言おうか・・・」

「珍作って!!」

「RAPが大きくフューチャーされて
世界初のバトル・ラップ・ミュージカル!ってことなんだけど」

「な〜〜んかこう
「もっとやれるんじゃない??」
っつうか
歯がゆいむずむず感が拭えず〜〜〜」

「バトルラップっていう印象はないわよねえ」

「確かに「雰囲気」はあるけどねえ」

「ネットじゃ「役者にRAPさせるな」的意見が
数多く見られたけれど」

「でも役者さんでもさ
いいんじゃない?
RAPに資格関係ないと思うのよ。

ってかそれより
「映画」なんだから
映画のツールとしてのRAPって考えたときに
役者さんもやるの当然だって思うし」

「そうねえ
っていうより
その役者さんと
プロの方との「差」ってそれほど感じられない
そのことのほうが問題じゃない?」

竹内力は置いといて

「置いといて、ね」

「つまり
プロの方のRAPってのが
素晴らしいってのなら
それをもっとねちこくガーンと観せるシーンがさあ
あってもいいと思うし」

「説明RAPじゃなくて、ね」

「日本語RAPはお経のリズムだったわね」

「園子温監督
RAPは苦手だったんじゃない??」

「早い話
人気監督で勢いはあるからさ
今。

だからまあ会社も撮らせてみたって感じなんじゃない?」

「ま〜た知ったかぶって〜〜」

「でさ
話は竹内力に戻るけど
ここでの竹内力を
「熱演」とか
「怪演」とは言わないで欲しい

「あら、厳しいわね」

「だって
彼のRAPだけ
「何言ってるの?」だったし

白目演技もさ

なんつうか
竹中直人的だったじゃん!」

「どういうこと?」

「評価されている俳優が
乗せられて
悪ノリしているだけだったってことよ」

「・・・知らないわよ〜〜〜
アニキのシンパに叱られるわよ〜〜〜」

「・・・むしろ
怪演というなら
鈴木亮平でしょ〜〜!!!」

「そう!!!!

彼は見ものだったよね!!!」

「ま、敵役をやった訳だけど
わたくしの持論

「敵役が魅力的だと
作品としてのグレードがあがる」ってのが
ここでも証明されていたもの。

もし彼の存在がなかったら
こんなポンコツムービー・・・」

「もしも〜〜し!!!!」

「いや「変態仮面」の時から
注目させらているけれど
鈴木亮平、すごいわよ!

おぱ〜い鷲掴み演技にも
変なテレがないしさ!!」

「あ、それはそうだったわね。
Tバックも見事にこなしちゃってて」

「誰がなんと言おうとメラちゃ〜〜ん!!
メラにメラメラ。

あの体だけでプロ意識の高さを見せつける鈴木亮平見事!

「うんうん。」

「だからさあ
わたくしとしては
もっと主人公と鈴木亮平演じるメラが
がっぷりよつに絡んで欲しかった!!」

「あーーー」

「な〜〜んかさ
もったいないっつうか
隔靴掻痒っつうか・・・」

「ヒロインの清野菜名ちゃんも
頑張ってたけどね」

「回し蹴りのキレも良かった」

「あの回し蹴りとか園子温監督ってば
セルフパロディ?」

「かもね〜〜」

「なんせ内容は…なんだけどメラちゃんが!」

「鈴木亮平をもっとフューチャーして
作り直して欲しいわね」

「彼の仕事っぷり
プロ意識っぷりは一見に値するわよね〜〜〜」

クリーム玄米ブラ〜〜ン♪って
歌ってるだけの男じゃなくてよ〜〜!!!!」

「・・・あーたの着地って
そこ〜〜????」






posted by kazoo at 20:34| Comment(0) | TrackBack(9) | 映画(た) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月10日

映画館の魔法

この間さTwitterで

「映画振興の為にはと、ぜひ劇場へ!なんて私も言うけれど、
病気や加齢や
様々な事情で映画館に行けない映画好きを沢山知っており、
自宅で映画鑑賞できる今っていいなあと。

もちろん効果の差はあるけれど、
映画はどこで観ようとも映画。
そして映画ファン。」

って意見がUPされてて

ああ、こりゃ
まさしくわたくし。

まあわたくしの場合
基本
お金がないってこともあるけれども、
(とほほ)

長時間座ってられないもんだから
家で寝ながら鑑賞ってのは
とてもありがたいのだわよ。
まあ一番の理想はホームシアターなんだけどさ

でさ

「IMAXや4DXが観たくても観れない人も多いので、
「これIMAXでないと意味ない」とか
「4DXで正解」とか言うのはどうかと思うのですよ。」

って意見もあって
あ〜〜〜
そうやなあ

割と断定的に
そういうこと言う人もけっこういるよなあ〜って。

特に最近は
ババーンでドドーンでドッカーンな作品に
コアなファンがつくことも多いし。

「この迫力を体感するには
IMAX!!!」

ってなことなんでしょう。

でもまあ
いつものごとく偉そうに言わせていただければ

そういう作品の
「画」のギミック力だけだと
いくらIMXだろうが
ちょっと作品としてどうなのさってことがあるのも事実で。

やっぱ、ストーリーが面白くてその上に!!!ってのが理想で、
それがでっかい画面で観られりゃ!!!。

やっぱ「映画は映画館で観てこそ」って部分、
あるのも事実だもの。

ああ、やっぱしホームシアター・・って
できもせんことを夢見るわたくしww

そういう訳で、
できもせんホームシアターの夢をみるわたくしだけれども、
仮にその夢が実現したとしても、
やっぱり「映画館」ってのは吸引力があると
改めて思ったりもする

IMAXじゃなくても、ね。

だ〜ってさ、DVDで観て
あまりに酷い作品とか、
すんげ〜〜感動!な作品はともかく、
中庸っつうか、
そういう作品ってさ、けっこう忘れたりしない??

わたくしが年食ったってだけかい??

たははは。

それがさ〜〜映画館で観た映画って
(たとえ中庸な内容だったとしても)
不思議としっかり覚えてるんだよね〜〜。

なんだろうね、あれ。

紫煙もうもうの中、
前の座席に足乗っけて観た
時計じかけのオレンジとかさ、
もう絶対忘れない

(ってかあーた時計じかけの内容を忘れるって奴も相当だけど)

魅力的な「映画館」ってのがあって、
そこじゃ「映画館の魔法」ってのをかけてくれる。

だもんで、中庸の作品だって
なんか自分にとっちゃスペサルな作品に化けたりするじゃん?
その幸せな体験をMORE!っては思うよね〜〜〜

シネコンだって
悪いとは思わないけれど

(現に座席の状況とか随分良くなって
ちょっと無理しても
その後一週間は使い物にならなくてもさ
この映画は映画館で見たいって思えたりもする訳だし)

「映画館の魔法」

これはね
忘れて欲しくないと思う訳ですよ。

あ、あとさあ

最近の
「無駄に長い映画」
ってのも
一考に値すると思うわ〜〜〜。

「編集」の力ってのを
もっと感じさせて〜〜〜!!!!!




posted by kazoo at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月03日

2014ベストムービー

「もう2015年に入ってから
4ヶ月目よ??」

「だわよね〜〜」

「間が空いているのにも
程があるってやつじゃない??」

「その指摘は
ごもっともだと思いますけどさ

ぼーっと桜見ながら
日向ぼっこしてたら

「そうだわ!
2014年のベストUPしてなかった〜」

って思い出しちゃったんだから
仕方ないじゃない」

「あ、開き直ったわね?」

「ふふ〜〜ん」

「で、このベスト
ちょっと前に考えたものだから
また今セレクトすれば
若干内容も変わっていたりもするんだけど、正直さあ」

「だからなんでも
その時その時で
ちゃっちゃとやんなさいって
いっつもいっているんじゃない!!」

「あ〜ら、賞味期限の切れた食材の
日付チェックしながら
日々綱渡り生活やってるあーたに言われたくないわよ」

「・・・・・」

「じゃあ、とりあえず
まず10位

ディス/コネクトね」

「あ〜〜〜」

「これは「今の時代」の怖さを
よく伝えた一本」

「なにかっつうと
携帯いじって

携帯がなけりゃ「繋がれもしない」人たちに
観て欲しい一本よね」

マーダーボールを撮った監督の作品なんだけど」

「あたしは
なんかいや〜〜な汗が出たわ。
特にあのなりすましの子の今後を思うと・・・うう。
日本だとネットイジメとかわたくしでも知っているじゃん?

その既視感ってのが一番怖い気がした。」


「そうね〜
「重いテーマ」だからいいやって鑑賞予定リストから外すのはもったいないよね。」

「群像劇でもあるから引き込まれるしね。」

「誰に感情移入するかって事でも見方が変わるわよね。」

「決して「お説教」映画ではないしね。
観て欲しい一本よね」

9位

小さいおうち

「あら珍しい
邦画ね??」

「こういうさ
「人情の機微」をきちんと描くには
「昭和」という時代こそが必要なのかもね〜なんて
ぼんやり思いながら観たんだけど」

「なんかさ
熟成される人のキモチ
その連続が「歴史」ってもんなのね〜なんて
改めて・・・ね」

松たか子が一人自分で着物着るシーン、凄い色気だったねえ。
ラストの方はちょっと説明過多って気もするけれど、
今の時代の中、
山田監督が必死になって「伝えたいものがある」って事実が胸に響く作品。」

8位

MUD

マシューマコノヒー
あのボンゴ野郎が
こんなにいいなんて!!!」

「「ノってる役者」ってスゴいわよねえ〜〜」

「これはさ
新しい「スタンド・バイ・ミー」だよね。」

「そうね。

しかし難を言えばさ、
ハッピーエンド好きのわたくしではあるけれど
あのラストはもっと早い段階、
マッドが川に落ちた段階で終わってても良かったんじゃないかと思うわ〜。
余韻の深さを考えるとね〜。」

「あら、言うわね〜〜」

7位

ヴィオレッタ

「「エヴァ」って写真集
好きだったのよねえ〜〜」

「ゴスロリのひとつの頂点よね」

「で、その写真集のモデルをやった
エバ・イオネスコが監督と聞いて観たんだけど」

「だけど?」

「いやあ映画としてはどうかって思う所もあるけど、
なんせ目が離せなくて。
なんだろうこの濃密すぎる過剰な…」

「確かにねえ!!」

「「自分」を表現したい母親」

「でもその表現には「危うさ」が伴って・・・」

「う〜〜ん
ほんっと善し悪しよりも
この濃密な関係を観て欲しいわよね」

6位

マチェーテ・キルズ

「いやあ笑った〜。
どこまで風呂敷広げるんだろうと思ったらあーた!

責任取りなさいよ!早く続編を!!

冒頭のジャスティンビーバーのくだりで引き込まれ大爆笑。
マチェーテ!みんなを愛す!
私も愛して!」


「あたしはあの駅弁シーンに笑ったわ〜。
もうねあれだけで
あそこで笑えただけで元はとったって気がしたわ。」

「マチェーテハート(トランプ)


5位

ウルフ・オブ・ウォールストリート

「童顔の呪いのデカプーことディカプリオだけど
これはさ
その童顔がうまく作用しているよね」

「ディカプーとほりえもん
そしてカジノと重なっちゃったのはわたくしだけではないはず。」

「そうね
そして
マコノヒーが短い登場ながら印象的。
ここでもノってる役者力を見せるよね。」

ジョナヒルがうざくも可愛い。
なんか会社と言うより部活だよね〜。」

「部活デカプー。」

4位

ラッシュ プライドと友情

「これはなんといっても
ロンハワード監督の「職人」さんっぷりを堪能。」

「ウマいよね〜まとめ方。流れるようだもの。」

「ハントの天才っぷりもニキラウダの種類の違う天才っぷりも事実、実話だものねえ。」

「ラストのニキの凄み!」

「役者さんそれぞれ上手だったけど、
ラストのニキの凄み(その火傷あとも含めて)
ハントの口角あがったスマイルのチャームっぷり
いやあ実物は存在感で見事に持っていくわよねえ〜〜。」

3位

ダラス・バイヤーズクラブ

「21キロの減量で面変りしているマコノヒーに最初驚きながらも、
「慣れていく」わたくし。

そしてその後尻肉の落ちた彼の身体腰の細さに
フラッシュバックするあれこれ。」

「うん」

「最後まで息を詰めて少し泣いたわ。」

「ほんっとこの作品
マシューの減量が大きくクローズアップされたけれど

選択の自由」ってこの話では「奇跡的に」ロンの行動力によって勝ち取られていくけど、
それが「行動」しなけりゃ手に入らないものだとしたら

「行動できない」人達は??ってことも
考えさせられたわ〜」

「そういう意味じゃ
総介護時代の日本で「お話」として観られる人は幸せ・・かもね」

2位

ジャージー・ボーイズ!」

「泣かせの映画でもないのに泣いてしまったのはわたくしが年をとったせいかしら。」

「音楽の力。勢い。巡る人生。」

「ツルツルの頬に宿る信頼と才能。」

「クリントの遊び心楽しくイケイケで演出だったんだろうな〜って思うよね〜」

「あたし的にツボだったのはジョーペシとリベラーチェ。
この間恋するリベラーチェ観たばっかしだったしね。アハハ。」

「あとクリストファーウオーケンやっぱしLOVEハート(トランプ)

「そうそう!!」

「なんかさ切なさも込みで
「気持ちよく映画館を出た」ってのがほんと良かったよね。」

「音楽ものは足の引っ張り合いとかあるじゃん?
でもそこは割と淡々と描いていて
それより「いい事も悪い事も」って視点がハート(トランプ)

「そして2014年
第一位は・・・・」

「じゃじゃじゃじゃーん!!!!」

ネブラスカ.jpgネブラスカふたつの心をつなぐ旅 」

「爺好きにはたまらん!!!」

「たまらんッ!!!」

「それにしてもデイビットが「出来すぎ息子」「こんな奴おらん」っていう意見結構多くて、
え〜そうかなあって思うんだけど〜。」

「彼、出来ているように見えながら
最初は結構距離とっているよね。」

「だってわかりやすく放っておくより
適当に関わる方が楽だってことだってあるものね。」

「そうそう
そこがわかんないと
デイビットの変化も迫ってこないよね」

「昼だけじゃなくて「夜」も一緒にいるっていうのって
やっぱり踏み込む気持ちがあってこそ。」

「で、旅の終わりにあのパンチシーンがあってさ」

「息子もほんとの意味で「変わった」って。」

「切なかった〜〜〜すてきなシーンだったけどさ。」

「切なかったよね〜〜〜」

「老いるってさ
当たり前のことで」

「あーたにも
わたくしにも訪れること」

「当たり前の、こと」

「でも、そこには
やっぱり「切なさ」があるのよ。」

「いかんともしがたい、ね」

「その切なさを「お涙ちょうだい」ではなく
見事に描ききって」

「2014映画に耽溺NO.1に輝きました!!」

「たッ!!!」

「しかしこうしてみると
2014・・・マコちゃんの年だったわね〜〜〜」

「あ、それは言えるかも〜〜」

「2015年は誰の年になるのかしらね??」

「ワクワク」

「ワクワク」

「いやあ、映画ってほんっとに!」

「いいもんですねッ!!!」

「ねッ!!!」



















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posted by kazoo at 13:30| Comment(0) | TrackBack(2) | ベスト10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月18日

ブランカ二エベス

poster2.jpg

いやあ〜〜〜
別にホラー、ファンタジー好きの友人に
勧められたって訳でもないのに
DVDパッケージの
妖しいオーラにやられて手にとったのが
運の尽き

これ、
これ、
まさしく
「トラウマレベル」の作品だわよ〜〜〜〜!!!!

「ブランカ二エベス」はスペイン語で
「白雪姫」って意味。

そう、これは
あの白雪姫のストーリーを換骨奪胎

「え?
どうなる??
どうなるの??」

ちょっとか前
「ほんとは怖いグリム童話」とか
そういう本
流行ったよね〜??

昔昔
あるところに・・・っていう物語って
実は
とても残酷で
とてもセンシュアルな内容だったりする

お子様に
道徳的教義を教えるために存在する・・・ってだけじゃ
なかったりするじゃん??

まずこの作品
モノクロです。

しかも、サイレント

わたくし
「え?」って最初はとまどったんだけど
すぐにノレた。

な〜〜んせ
「画力」
画面の「画力」が半端じゃない!

ヒロインや継母の美しさ

特に
継母役のマリベル・ベルドゥ
ちょっとあくどいくらいの美貌は
一見の価値アリ。

それにね
「誰も見たことのない物語」と謳うだけはあるわよ

確かにこんな物語
わたくしは
想像もつかなかったもの!!

白雪姫プラス赤ずきんプラス眠れる森の美女
プラス闘牛

いやあ
すごいわ。

最近でのサイレントムービーって聞くと
オスカー取った
「アーティスト」が頭に浮かぶ人
多いと思うけれども

わたくし的には断然
ブランカ二エベスに軍配!!!

誰もが知っている物語がベースにあるのに
ストーリー展開に
既視感がない、この凄さ!


天才闘牛士と名高き父を持った
娘、カルメン

その出生と同時に
彼女の母は死亡。

同時に父も闘牛の際
手足の感覚を無くしてしまう
大怪我を負う。

栄光と愛の絶頂から奈落に落とされた父は深く絶望し
母の命と引き換えに生まれた
カルメンを遠ざけてしまう。

そして看護婦をしていた
継母と再婚。

ところがこの継母が
とんでもない奴で

再婚して
父親の莫大なお金を手中に収めるや
介護ネグレスト

そして引き取った
カルメンも虐げこき使う。

大きな大きなお屋敷の中
出入りを禁じられた部屋の中
孤独に生きる父親と巡り合うカルメン。

遠ざけてしまったことを詫び
闘牛の技術を伝える父。

でも2人の幸せな時間は
そうそう長く続かない。

美しく育ったカルメン
父は殺され
自らもまたある日
継母の策略で命を奪われかけるものの

「小人闘牛士団」の面々に救われ
一緒に旅をすることに。

いつしか
「白雪姫(ブランカ二エベス)」と名づけた
見世物巡業は
大きな人気を博することになる。

と・こ・ろ・が

またもや
継母の策略で
毒りんごを口にしたカルメン

そして物語は
ラストへ!!!!

この
ラストシーンで
わたくし
マジで鳥肌たちましたの。

怖かった〜〜〜〜

ほんっと

ここ最近観た映画の中で
こんなに
「怖い」って思ったことは
ないかもしれない。

とにかく
実母が
カルメンを出産して
すぐに絶命するシーンとかさ

小人達の存在とか

繰り返すけれども
画力が半端ない。

「生」と「死」と「性」が
みごとに交差しているのよ。


カルメンは
美しく
魅力あふれる存在なのだけれど

でも
「純粋」という名の「無知」
そこから引き寄せられる「不運」

そう
「不運」

その内容がさあ〜〜〜〜

女性だったら
このねっとりとまとわりつくような
恐ろしさ
身体の芯から「嫌だ〜」って感じてしまうっちゅうかさあ〜〜〜

自分の美しさを守るには
「無知」ではいけないのだわよ。

とーにかく
このラスト!!!!

わたくし
マジ
トラウマになりそうざんす。

怖い!!!

しっかし
見事な「ダーク」ファンタジー

見事な
見事な
ラストシーン

トラウマレベルの
ラストシーン!!!!!!!!!

いやあ
脱帽。








posted by kazoo at 15:43| Comment(0) | TrackBack(10) | 映画(は) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月12日

野いちご

817UvTGoExL__SL1500_.jpg
イングマール・ベルイマンです。」

「え?なに?
いんぐりまんぐり??」

「・・・もうさ
あーたのそういう教養のかけらもないボケに
いちいち突っ込むのも
しんどいのよ
私もさーー」

「教養がなくて
悪うござんしたわね!」

イングマール・べルイマンって言えば
あーた
映画界の巨匠よ!?
タルコフスキーがオールタイムベストの一本にあげたっていう
「野いちご」を今日は取り上げんだけどさ

アンドレイ・タルコフスキーだけじゃなくて
ジャームッシュとかも
「影響受けた」って言っているし
ウディ・アレン
フランソワ・オゾンも!!」

「う〜〜ん
だけどさあ
そういう「スゴイよ凄いよ」っていう作品って
な〜〜んか頭でっかちな内容のが多くて
観てるこっちにすりゃあ
観念的で面白くないわ〜ってイメージが強いんだけどー」

「あー
まあ
あーたの言っていることも
わからんでも
ないわよ。

でもさ、この「野いちご」
他のベルイマン作品に比べても
かな〜〜り見やすいと思うし

とにかくあーた!!!!」

「なによ」

「トラウマレベル!!!」

「な、なにが???」

「そもそも
物語は78歳の年老いた医者
イーサクを主人公に進むんだけどさ

このイーサクというのが

「その場にいない人間の悪口言って
それを人間付き合いなんて言ってることが
煩わしいので
自分はそういう関係性を絶ってきたのだ」

なんて言っている人で
その結果
「孤独」なんだって自己分析してみせる人物。」

「あら」

シニカルで頑固で
エゴイストと罵られるシーンもあるんだけど」

「まんま、あーたじゃないの!!」

「・・・・否定はしないわよ。
ふんッ!!
むしろ光栄だわよ」

「あら、開き直った」

「もう随分昔に作られた作品
1957年の作品なんだけど」

58年前!?」

「そう考えるとさ
な〜〜んか
「人間って・・・」って思わない??

本質的に
社会状況はもちろん
あれこれ変化しているしさあ

それに伴って
考えることの変化・・・これはあるって
わかっているけれど

こう・・・
なんつうか

生とかさ
死とか

あるいは老いとか
若さとか

宗教とか

「変わらぬ何かがあるって言いたいのね??」

「そうそう
そこをさ
見事に切り取って
描いている訳よ」

「ふう〜〜〜ん」

「まあ
ピンときていない感じねえ」

「だってこの作品
モノクロだしさあ

余程でなけりゃ
「見よう」って気にならないわよ
現代っ子のあたしとしちゃ!!!」

「現代っ子って・・・
その単語のセレクトセンスが
既に「現代」ではないような気がするけど
まあいいわ。

あのさ
冒頭で
イーサクが観た夢の再現シーンがあるんだけど」

「ふ〜ん」

「人っ子ひとりいない
街の通りをイーサクが歩いてるの」

「うん」

「で
なんか
不穏な感じで
彼は時計を見るんだけど」

「うん」

「その時計には
針がないのよ」

「え?」

「で、街にある
大きな時計を見上げるんだけど」

「うん」

「その時計にも
針がない」

「・・・なによ、それ〜〜〜」

「そうこうするうちに
馬車がやってくるのね」

「うん」

「荷台には
棺桶が積んであるの」

「・・・・」

「で、さ
街灯に片方の車輪が引っかかって
車輪が取れて」

「・・・・・」

「荷台にあった棺桶が
道に投げ出される」

「・・・・・」

「そうしたら
蓋がちょっとずれてさ
そこから手が見えるの」

「!!!!!」

「イーサクが近づくとさ
その手が」

「その手が!?」

「イーサクの腕をさ、
掴むのよ!
こうやって!!!」

「きゃーーーーー!!!!!」

「そうして
掴んだその手の持ち主の顔は」

「な、なによ!!」

「イーサクだったのよ〜〜〜!!!」

「や、やめて〜〜〜〜!!!!!!」

「もうさ
トラウマレベルの見せ方
その巧さ!」

「ひ〜〜ん・・・・」

「家族の関係を見せるにもさ
老女の役をやった女優の
セレクトがさ〜〜〜〜」

「なに??」

「まあ、見てみなさい。
なんとも言えない
ほんっとなんとも言えない
存在感なのよ〜〜〜。

そしてまた
それに比べて

若い娘たちの
瑞々しい佇まいったら!!!」

「実際
ベルイマンのミューズだったんでしょ?

ビビ・アンデショーンとイングリット・チューリン

「そうそう
良く知ってるじゃないの」

「とにかくさ
私としたら
これが58年も前に作られたってことも
鑑みて

やっぱ
ベルイマン
只者じゃないな、と。」

「うん」

「このイメージの奔流っぷりは
やっぱり一見の価値アリ!だわよ。」

「ほ〜〜う」

「モノクロ映画の
雄弁さを
ご堪能あれ!!」

「トラウマレベルなのね?」

「トラウマレベルよ!!」


 

posted by kazoo at 14:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(な) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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