2014年11月16日

最強のふたり

「わ〜観れたの〜
ね?ね?
あぁそうだよそうだねと
腑に落ちた感あった?」




あった
あった!!!





あったよ〜〜う。





腑に落ちた感
あったさ〜〜〜。





誘惑光線ビシバシだった
この映画。



よし観ようと
思った時には
既に上映していなくて



がっかり。



地方ってさ
ミニシアター系の作品



めちゃくちゃ足が早いんだよ。



え〜〜ん。





けど



この作品
すっごく評判が良かったみたいで



はい。





再上映!!!





再上映の情報を掴んで
わたくし
頑張って行って参りましたのさ。



映画もさ
やっぱ
「出会い」ってあるよね。





今回は
頑張って行った甲斐あったぜ



ばんざ〜い!!って
作品ざんした。


「事故で全身麻痺となり
車椅子生活を送る富豪フィリップは



 介護士面接にやってきて
開口一番
「不採用のサインをくれ」と切り出した
場違いな青年ドリスに興味を持った。



そこから始まった
異文化2人のセット生活。



インテリでシニカルな
全身付随の大富豪と



粗野で愛嬌モノの黒人青年
出会うはずのないふたりに起こった
最高の奇跡とは?」





というのが



この作品の内容なんだけれども。




観客の皆さん


どうも
介護士の仕事していらっしゃる方
多かったみたいで。




上映前のおしゃべりで
それと推察。





でさ



上映前は
みんなおしゃべりだったんだけれども





あれこれ
現場の愚痴を話してらしていたりして。





で、


終わって無口ってか


妙にしーんとしていたのが
味わい深かったわ。





わたくし的には
文句なく
ドリスのチャームにやられた。





理想です。



理想!!!




「ドリスのチャームは
救いだし
天使だよね 」





うん。



本当に!!



う〜ん、満足!




この作品
何より
お涙頂戴じゃない
ってところが好き!!





そう



まーったく
お涙頂戴じゃない。





こう言っちゃなんだけどさ
邦画でこういう
「介護」絡みの題材でってなったら
絶対に
こんな風には・・・じゃないかしらん。





きっと、ね。





もっともっと
ヘヴィー。





それはそれで
決して否定する訳じゃないけれど





でもさ



わたくし的に
こっちの路線の方が、で
あぁそうだよそうだねと
腑に落ちた感高しだったのよ〜。





だーって
日々
眉間に皺・・・よりも
笑いのめすって方が
リアル
だもん。





「きつさ」への対応論、方法として
涙よりも
「笑い」



その方が
効果的だもん。



そもそも
全身麻痺のフィリップは



確かに100%



「障害者」ではあるけれど





決して100%



「病人」って訳じゃない。





むしろ
精神健やかならばこそ
障害に対する
他者の態度に
「シニカル」にならざるをえないんだわよね。



その障害ゆえに
介護につくってなると



他者はどうしたって
彼を



「病人」として扱う。




だから



焦れてる。





フィリップは
どっかで焦れてる。




フィリップの介護士の
面接シーンでさ



「いやあ、なんというか
あちゃらにも
介護士顔ってあるのね」



なんて
わたくし
妙な感心の仕方しちゃったんだけどさ。





うふふふふ。





「どうしてこの仕事を
希望したのか」



って質問に





応募した人達が答えていわく


「人間に興味があるから」



「障害者が好きだから」



「お金」





なんかさ〜〜〜
真ん中がないのよ。





頭の中で考えた答えと
身も蓋もない現実との間の



真ん中が、ない。





そう思いません??





で、
その真ん中が
実は
一番大事なことのように
わたくしには思えたのさ。





つまりさ「フィリップ自身に
興味を持ったから」って
真ん中の答え。





フィリップがドリスは

「同情しないから」いいんだ

って言ってたけど



ドリスといると
フィリップは
「同等の立場」で笑い


会話できるから
心地よいんだろうね。





一方的に
「介護してあげる人」



「介護してもらう人」



って関係じゃないんだもん。




もちろん
2人の中で
「介護」は大事な要素ではあるけれど

「全て」じゃない。



与えること
与えられること


そのバランスの程がいい。





2人でいることを
「楽しんでいる」
からさ





喧嘩仲良し。





だって



結構辛辣なこと言っているのよ。





「俺だったら自殺する」



「障害者は(動けないから)
自殺できないんだ」



とかさ




「チョコをくれ」


「ダメ、これは健常者用チョコ」





馬鹿だねえ




でも
考えれば
わたくし達の
「友達」関係って
「家族」関係って
基本、そういうもんじゃない??





遠慮なしで
突っ込んで
馬鹿言って・・・



観ていてニコニコしちゃった。





でさあ
わたくしねえ
最初の方でドリスが
フィリップの便を掻き出すって介護を
拒否する
ってシーンがあるのね





医療用ストッキングを
履かせることすら
「男が男に!?」と拒否反応を示すドリス。





まして



便なんて!!!!





まさか!!!!





そこだけは譲歩できないって。





だけれども
フィリップと親しくなるにつれ



その行為を受け入れるの。




何気ないことかもしれないけれど



彼の心の流れがわたくし
すごく腑に落ちた。



「他人の便」だったら
絶対に
譲歩できないと
わたくし、思う。





けどさ
それが
大切な


好きな人だったら



大事な人だったら

・・・・
・・・・





つまりは
「関係性」だよね。





うん






それはさ


あとさあ



フィリップがドリスに
クラシックを紐解いていくシーンのあと


ドリスが
「じゃあ、今度は僕の番」



って


「音楽は踊れなくちゃ!」

って



フィリップの前で
踊るシーンがあるのよ。





「Septemberで
鷲づかみだよね〜♪」





そうそう



ほんと鷲掴み。



ブギーワンダーランド



命の躍動。
もうすっげーキュート!





それを眺める
フィリップ。





ニコニコ



本当に
嬉しそうにドリスのダンスを
眺めるフィリップ。





あのさ
考えようによっちゃ



フィリップは
自分は指ひとつ動かせない訳だから





そんな自分の前で
踊られたら・・・ってことでもあるじゃない??





けれど



そうじゃないの。





「同等な立場」だからさ
相手が「本当に楽しんで」いることがわかれば



それは
自分の喜びに繋がるんだよね。



つまり
それは

そこにあるのは



「愛」。





うん



ここも納得



すっごく納得できた。




何より



そこに


「笑い」があること!!!





しんねり
むっつり





深刻





嘆き





別に介護の現場だけじゃなくて
そういう感情が
わたくし達の日常に
寄ってくることは
多々あるけれど


「笑い」があれば!!!



なんかさあ



日頃



「ご陽気主義」を標榜しているわたくしざんすけれども





「ご陽気力」って



決して自分ためだけじゃなく
自分の大事な人のために
必要になってくる力なんじゃないか
って



強く
思ったりもしているのよ。


それにしても
気持ちのいい映画だったな。





「大富豪だからね


フィリップは。


まあ
一種のファンタジーだわよ」



「この映画のように
深刻な状況の時に
気分転換なんて
笑うなんて、



無理」



うん



そうね。



気分転換一つにも
実際問題
お金がかかったりするのも
事実だもんね。



それは
「障害者」だけじゃなく



わたくし達が
「高齢者」になた時にも
ついて回る現実。



でも
無理かなあ〜〜。



どうして??????



どうして??????????





きっと
お金がなくても
できるよ。




笑って



深刻な状況をも


「楽しみ」


「慈しむ」こと。



うん。



貴方やわたくしの周りに



きっと
「ドリス」が隠れているから。



何より



貴方やわたくしに



「ドリス」になれる
力があると思うから。




きっと。



なかなか
素直にゃ着地しない
わたくしにだって
そんな風に
思わせてくれる


うん



本当に
気持ちの良い作品。





お薦めッ!!








posted by kazoo at 12:32| Comment(0) | TrackBack(6) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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