2014年10月19日

マネーボール


「こんな話し、本当に
よくぞ映画にしたわよねえ〜〜〜」



「なになに???」



「映画『マネーボール』のは・な・し!」



「あ、観たのね?
そういや
ジョリーズ御一行様
来日もしていたもんね〜〜〜」



「そうそう。」






「しかし
あーた
よく観る気になったわね。



野球って言うと
3ストライクでアウトなのに
なんで4ボールなんだ



3ボールでアウトじゃないのかとか
訳のわからんこと言っていたじゃないの」



「あーら
あーただって50歩100歩じゃない



野球好きなボーイフレンドの前では
いっぱしに



「ワールドシリーズに勝たなくちゃ
意味ないわよね」
な〜んて聞いた風なこと言っていたけど
実のところ
メジャーもマイナーも一緒くたで
「イチローはメジャーメジャーにいるんだっけ?
それともマイナーメジャー??」
とかさあ!」



「・・・いいのよ
んなことしらなくったって
判らなくたって
世はこともなしッ!!!



「・・・あーたって
いっつもそんな風に
話しを振っては
自分で・・・・」



「それが
そこそこ
知った風なこと言っている人でもさ
なんせこの作品野球のGMの映画よ!?」



「GM??」



ゼネラルマネージャーって奴」



「なによ、それ」



「ほら、知らない」



「知らないのは別に恥ずかしいことじゃないのッ!!!



知らないのを知ったかぶりするのが恥ずかしいのッ!!!」



「なによ〜〜
正しいことを大上段にしか言わない
道徳の先生ってのは
昔から
あんまし人気ないのよ〜〜」



「ってか、あーた知ってるの??」



「知らないわよ」



「・・・だからあーたは
自分から話しを振っては・・・」



「あー



なんかさ
この作品見て判ったのは
自分のチームを持ってるのが
オーナーじゃん??」



「うんうん」



「で、GMってのは
そのチームを勝たせるために
選手をトレードしたり
オーナーにもそっと運営資金を出せとか交渉したりさ」



「うん」



現場の最高責任者って奴ね」



「あ、でも
現場の最高責任者って言えば
チームの監督になるんじゃないの??」



「そそそそ!!
あたしもそう思っていたけど
その監督よりも権限あったわよ。



監督をリスペクトはしていたけどさあ」



「ふーん



でもそうなると
監督も面白くないんじゃないの??」



「そーなのよッ!!!」



えっと
ほら映画でも
あの監督とのせめぎあいのシーン!
呆気にとられちゃったわよ」



「データ的にいけるから
あの選手を使えと言われても
監督は聞かないのよね」



「うん。



だもんで、その使って欲しい選手以外を
ブラピったら



みーんな放出しちゃうの!!!



「正確に言うとブラピ演じる主人公が、ね」



「強権!!!」



「強権!!!!」



「すっごいわね〜〜〜」



「この監督をやったのが」



フィリップシーモアホフマン で」



「あの腹といい」



「あのユニフォーム姿といい」



「まんま「THE監督」!だったわねえ〜〜」



「カメレオン俳優」



「デブなのにねえ〜〜」



「デブは関係ないでしょうよ」



 

「主人公と
廊下ですれ違う
あのシーン!!!」


「うんうんうん!!!」



「見逃さないでッ!!」



「見逃しちゃダメよッ!!!」



「監督だけじゃなくて」



「スカウトとかとももめてたわね」



「うんうん
もめてた
もめてた」



「でも、押し切る!」



「押し切るの!!!」









「で、さ



野球に疎い私が
この作品
滅法面白かったのには



理由があって」



「あって?」



「あーこの映画の主人公は
「マネーボール理論」っていう
球団運営理論

めっけるのね」



「マネーボール理論?」



「そう
つまり
客観的かつ緻密な
統計分析に基づいて
選手の評価基準ってのを見直す
ってもの」



「???つまりって
ちっともつまってないけど??」



「えーっと
野球を統計学見地から
分析する手法「セイバーメトリックス」に






独自の見解を加えた理論



「えっと、あーた

自分が何を話しているか
判って喋ってる???」



「・・・・



・・・・・



打率じゃなくて
出塁率!!!



打者はヒットを打つことよりも
アウトにならないことが重要であるとか



それまで高卒選手が評価されていたのも
大卒選手にスポット当てたりしてね。
つまり
それもさ高卒の選手が大卒に比べて
メジャー昇格した割合は半分以下っていう
データが出ているためだし」






「?????」






「あーだからさー



野球界にも



スターさんがいるじゃん??」



「うん」



「そのスターさんって
すんごい報酬を得てるわけだけど
本当にそんだけの価値あるのかね?



本塁打数とか
打率だけじゃなくって



もっとよーく観て分析してみたら
コストパフォーマンスいい選手
見つけられて
チームも勝つことができるんじゃないか
って
そういうことをね示した理論!!」



「ふう〜〜ん」



「つまり
新しい価値観を見出したのよ。



ビジネス界で言う



「コストパフォーマンス」を重視っていう視点を
野球界に
持ち込み
結果を出したのが
この映画の主人公ビリー・ジーンって人物で
実在の男なんだわね。」






「で、映画の中で
このデータ分析をして
数字に強い主人公の相棒が



ピーター・ブラウン(ジョナ・ヒル



「暗算の名人!!」



「そこなの??」



「そこよ!」



「この映画デブ率高いわよね」



「そこなの?」



「そこよ!」




「ピーターって最初は
違う球団にいるのよね」



「そうそう。
インディアンズ!」



「で、主人公のビリーが見出すのよ」



「この映画実話に基づくって言うから
ピーターはどんな人かしらって思ったら
実在の人物じゃないって聞いて」



「驚いたわね〜」



「驚いたわ〜」



「で、いい味出してるのよねッ!!!」



「そうそう。」



「ビリーはさ
彼に
選手を切ることを教えたり
彼のデータや分析を
信用して守っていくけれど



一方でそうでいながら
彼の立場だって「絶対」じゃないってこと
教えていくじゃない??」



「うん。
ビジネスの中で
成長させていくのよね」



「そこも面白かったわよね」


「教えながらビリー自身も成長しているのが判るしね」









「とにかく、このマネーボール理論
導入したのはいいけれど



なっかなか結果を出すことができないの



「あら」



「そんで周りから
ぼろかすに叩かれるわけよ」



「あらら〜〜〜」



「外野だけじゃなくて
身内からも」



「まあ」



「データ分析はいいけど
野球やっているのは
「人間」なんだぞ!!」
って調子でさ」



「うん」



 

「でもさ
この主人公
決して「データ」分析だけで
「人間」を否定している訳じゃないのよ。


そもそも今スポットが当たっていない選手
それはさ
たとえば
「年くってる」とか



「妙な投げ方」とか
「華がない」とか



「ルックスがイマいち」とか」



「ルックスも重要なポイントなのよね」



「ねー!!」



「人気商売だから、ねー」






「あたしと一緒〜〜〜!!」






「・・・・・・」



「まあ、そうなんだけど
観ててびっくりしちゃったわよ」


「あら、認めるんだ」






「で、そういうことだけで評価されていなくて
スポット当たってない訳だけど
でも、「ことの本質」



「野球の実力」においては
認めて
評価し
チームに加えて戦力に加える訳でさ」



「うんうん」



「でさ、多分
邦画なんかだと
そうやって集め認めた選手と
一丸になって
情に訴え、勝利を目指す・・・的な展開に終始じゃないかって思うんだけれど」



「そうはならないのね?」



「そ。






繰り返すけれども



一旦スポットを当てても
これはダメだって思ったら
スパッと切るのよ。



「う〜〜〜〜ん」



「あたしが面白いなあって思ったのは
その部分でね



その



ある種
「非情」な部分が
嫌味にもエゴにも見えないのは
この主人公が目指す場所の高み
「野球界を良くしたい」
「野球を面白くしたい」
って志が高いからだと思うの。



この主人公が
やってることって
「金に任せて
スター選手を集めたチームが勝つ」



な〜んてつまらない今の状況を覆すってことな訳よ。



それって
本当に野球が好きだからこそ、で
それが判るから
観ているこっちも
嫌味には感じないの。



まして
演じるのが
ブラッドピット






あの顔で言われちゃ、



演じられちゃ、あーた」



「いやブラッドピットには
アンジーがついてるんだから、
無駄よ!!」



「・・・・ふんッ!いいじゃないの
うっとりするのは勝手!!!」



「エネルギーのコストパフォーマンス考えなさいよッ!!」



「・・・・
・・・・」



「とにかくそれって
野球界だけのことじゃないわねって
あーたは思った訳よね??」



「そうよ!!!



だってそうじゃない??
「価値観」を見直すって



口で言うほど簡単なことじゃないのは



それが「自分にも返ってくる」作業だから!!!」



「やっぱり
この主人公が格好いいのは
責任はとる。






とるから
信念を貫くっていう「姿勢」
ゆえにだもんね」



「そうよね〜だけどなっかなか「責任とる」ってさあ」



「ラストの
彼の決断!!」



「うん」



「巨額の他チームからのオファーを断って」



「もうね
娘ちゃんの歌う
「野球を楽しんで」SONGが
観客にもとーっても響くのは」



「お金じゃない」



「理論でもない」



「ねーーーーーッ」



「ねーーーーーッ」






「とにかく
ブラッド・ピット
これ制作にも関わっているってことだけれど」



「あーだから
ナイキ だの



アディダス だの
MIX着用しまくりだったのね」



「どこ観てるのよ」



「そこ観てるのよ」



 

「・・・とにかく
いい顔になったわ」


「野球がアメリカの国技だって言われる意味も
ひしひしと感じたし」



「ひょっとしたら
オスカーって言われるのも
納得だったわよね」



「うんうん」



「それにしても
第二のR・レッドフォード と言われて
見出されたブラッドだけど



マジで似てきたわよ〜〜〜」



「そうよねー



データ見るのに
リーディンググラスかけている顔なんて
もう!!!」



「似てた〜〜〜!!!!」



「似てたわよね〜〜〜!!!」



「何かネットで見たんだけど
俳優業は後3年で
後はプロデュース業に専念する
んだって」



「えーーーーーーッ!?」



「えーーーーーーッ!?でしょう〜〜???」



「もっと観た〜〜〜い」



「観たいわよね〜〜〜」



「そういう意味でも
見ごたえあるわよ」



「あります!!」



「R.レッドフォードにおける
ナチュラルに匹敵する作品」



 

「そうね」


「ぜひ!」



「ぜひ!!!」



posted by kazoo at 14:11| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画(ま) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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