2014年09月27日

Dr.パルナサスの鏡

Dr


「マカロン♪マカロン♪


摩〜訶不思議な


マカロンロ〜ン♪」






「なによ、なんの歌??」






「いやあ、この映画


わたくし、好みッ!!!


すっごい好みッ!!!!






「あら、そうだったの


えらくご機嫌がいいと思ったら〜」






「そーなのよ。


なんかさー


まあ観方によっていろんな解釈


「寓話」であるとか


ねえ、いろいろとれる作品だと思うのだけれど」






「うんうん」






「そういうところはスコココーンとすっ飛ばしても」






「・・・すっ飛ばすんだ」






「なんかさー


上等なお菓子をいただいた・・・






ほんっとに


綺麗で美味しい



うん


しいて言えばさ


「メイン」の


みんなが群がる人気のお菓子ではないかもしれないけれど


実はそのお店では一押しでさ



手に入れた人達はみんな


このお菓子がお家にある


それだけでそのことを思うだけで


し・あ・わ・せ・・・そんな映画だったわー」






「へ〜〜え


あなたにしてはえらく殊勝なっていうか


ロマンチックな感想だわね」






「うふふふふふ。


ささ、今日は


とっておきのマカロン映画よ!!!



張り切ってご挨拶」






「おかずですッ」






「ずーこですッ!」






「お久しぶりの」






「映画に耽溺〜〜〜!!!!!」






「ってか、これ、マカロンを扱った映画じゃありませんからねッ!!!」






「おほほほほほ」






「・・・でもあーたの言うこともちょっと判るわ。



この作品


なんだか「観る」ってこと


「見せる」ってことに


とーっても真摯な作品だわよねえ〜って


あたしも思ったもの〜〜。」






「そーよね。


つくづく主演のヒースレジャー


亡くなってしまったのが


惜しい才能だったわねえって思うけれど」






「そうね〜〜。


彼が亡くなってこの作品も完成が危ぶまれたけれど



ジョニーデップ


コリンファレル


ジュードロウ






この当代きっての人気俳優たち3人


彼らが出演をかってでて完成にこぎつけたっていう、ね。」



2


Photo_2


4
















「監督のテリー・ギリアム


ってさ


ほんっとその手のエピソード多いわよね」






彼の撮るドンキホーテ


だって


わたくしは観たいけど、ねー」






「ねー」






「人によっては、監督としてどうなのかって


厳しい意見を言う方もいらっしゃるんだけれど



でもさー


ほら、画面観ているだけでも


彼、自分のイメージを実現させるのに


「妥協」がないってのは


ほんっと判るから」






「予算的なこととか、ねー」






「そりゃ大変でしょうよ。」






「今はさーCGとかで


随分助かっているとも思うけど」






「でも、CGだけじゃ


彼のイメージは表現できないでしょう」






「そりゃそうね。


デティール命だもんね」






「けれど、あたしは、彼に


予算のことなんか考えずに


これからもさー


どんどん思いっきり撮って欲しいわー」






「うんうん」






「だってさー


こんだけ豊穣なイメージの画を目の前に突きつけられると


もうねー


欲しいだけ


必要なだけお金使ってちょうだいッ!!!って気になっちゃうもの」






「判る判る


あーたの無駄使いとは違ってさー


こういう方にこそ


お金ってもんは、だわよね」






「あら、あたしだって


この美を維持するのには


お金が必要不可欠だわよ〜〜〜」






「あーたの場合は


美の維持じゃなくて


食欲の維持のためでしょっ!!!」






「ふんッ!!!



でもさあ


画面が才能


監督の力量を明確に現しているって


すごいことじゃない??」






「先の3人の男優たち


ジョニーやコリンやジュードもさあ


そりゃあヒース自身のこともあったと思うけれど」






「まあね。ギャラは


ヒースの遺児マチルダちゃんに全部あげたって話でもあるし」






「あのマチルダちゃんって


マジ


ヒースに生き写しじゃない??」



Photo




「そうそう。


あんだけ似ていたら


そりゃギャラも全額って気になるわよね〜〜〜」



Photo_3






「やっぱりあれかしら。


大きくなったら女優さん目指すのかしら」






「そりゃ判らないけどさー


なんかマチルダちゃんのお顔見ると


きゅんとしちゃうわよねえ〜〜〜」






「あの嫁も


娘の成長見ているだけで


なんともいえない気持ちでしょうねえ」






「ねえええ〜〜〜〜」






「けど、それもあるけど


やっぱりこのギリアム監督のこの世界に惚れてなくちゃ、さー」






「そりゃそうよね


3人の男優たちがギリアム監督に惚れこんでいるってのは


びんびん伝わってくるわよね。」






Dr_2






「で、あーたがマカロンみたいだって評した


この作品


あーた的に何が


何処が見所だったのかしら」






「うーん


それはもう


なんといっても


このイメージの豊かさ


圧倒的イメージの洪水って部分よね。






普通さー


鏡の向こうの世界






悪魔との取引






な〜〜んてことを描くのだったら


一番気をつけなければいけないのが」






「いけないのが?」






安っぽくなることだと思うの」






「あーー」






イメージを持っていても


それを実際に形にした時


「安っぽく」なっちゃうとさ


そこに描かれる世界観まで


安っぽくなってしまう。






ギリアム監督は


それを知っているから


デティール命なんだと思うし


大体


キッチュと安っぽいのとは


似て非なるものじゃない???






「うん」






「やっぱり「イメージがゴージャス」って


簡単に言うけれど


美意識を形にした時


貧相じゃならないように表現するって


かなり難しいわよね。


その人の全てをもってきても


なかなかハードな作業・・・だと思うの。






くどいけど


表現するの、とーっても難しいもんだと思うのよね」






「そうね」






「映画の中で


『最近では皆『物語』に興味をなくしている。



『物語』がなければ、地球は


この世は回らない』っていう台詞があるのだけれど」






「今の世の中で言う


『物語』と


ここでいう『物語』は違うわよね。」






「そーなのよ。






なんかさー


「結果」とか


「効率」とか


「予定調和」とか



そういうもんの向こう側に


『物語』を結び付けて語られがちじゃない???


今の世の中って。






でも、ここでいう


『物語』は、そういうものじゃない」






「うん。


寓話的とも捉えられるけれど


そう捉えてもおかしくはないだろうけれど


でも、仮にそうだとしても


決して説教くさいものではないしさー」






「なんかさー


すっごく心地いいよね」






「そーなのよ。






それはさー


監督が「綺麗綺麗」に撮っているってことじゃないからよね。


物語を。






映画ってさ


どっか危うい


「見世物小屋」的な部分、そういう歴史もあるわけじゃない???」






「そうね



危うい


見てはいけないものを見たい


人間の業を刺激する部分・・・


そこもきっちり描いているものね。」






「そういうのも含めて



なんていうのか


真夜中に聞く御伽噺的な、さー」






「うんうん」






「なんかそんで


3人の男優もすごく気持ち良さそうだったよね」






「そうよねー


怪演と評した方もいらっしゃったけど


ほんとに


観ていて笑っちゃったもの。






ほんっとみんな伸び伸びと


自分がこの豊かなイメージの片棒を担ぐの


楽しくて仕方ないって風情で」






「そうそう」






「それでさー


あたし気付いちゃったんだけど」






「何よ」






「ほら、


デップもジュードも


ヒースと何処から代わったか判らないくらい。。。ってのはさ


あれよ


御髪の具合が、ね」






「あ、なんか生え際が、ねえ〜〜〜」






「ええ」






「そこんところも注目よねッ!!!」






「そんな所注目しているのは


あーたぐらいだわよッ!!!」






「あら、そーかしら。


やっぱり


ライトの強烈な光を浴びるとさー


中〇君だって草〇だって東〇だって」






「しッ!!!


あーた、熱心なファンから怒られるわよッ!!!


ただでさえあーたは口が滑りやすいんだから


自重してちょうだいッ!!」






「他には???」






「やっぱり、あれ???」






「あれじゃない???」






「ヒロインをやった


あの彼女!!!」



Photo_4



「ロリ顔で巨乳ちゃんのリリー・コール!!!」






「彼女、良かったわよねえ〜〜〜」






「こういうこと言っちゃなんだけど


演技が巧いとか


そういうこと関係なしで」






「ある種の男性の夢を体現してたわよね」






「そうね


すっごくファナティックな魅力






「あの丸顔はやっぱり


「お月様」にかけていたわけ??」






「・・・!!!!」






「満月になると


人は狂うって言うけれど


顔が満月だもの


そりゃあ出あった男は狂うわよね!」






「ほんっと怒られるわよッ!!!」






「あら、褒めているんだってば」






「でもさ


こういっちゃなんだけど


なんだか彼女を見ていると


美っていうのは


フリークスと紙一重というか、ね」






全ては地続きというか






善と悪が地続きであるように






生と死が地続きであるように






「ね」






「ね〜〜〜」






「それにしても


あちらではあーいうお月様の美ってのは


確立しているんだわねー






そういやあたし


リリーとデヴォン青木


がなんか重なっちゃってさー」



Photo






「あー似た系統ってこと??」






「そそそ。


なんか危ういルックスで


ナイスバデイで


ドールちっくっていうか、さ」






まあ、私は


いつリリーが暗い画面の中で


蛸親父と絡むのかって」






「それは、シンシティ!!!


違う映画ッ!!!」



5

「とにかく、


爺好きなあなたにはクリストファー・プラマー


の演技にも堪能できるし」






「悪魔役のトムウェイツ



妙に人間くさくてキュートだったわよね」






「うん」






「上等な上等なマカロン映画」






「ぜひ!」






「有名パテイシェのあの方もご推薦」






「・・・また、あーたは勝手にそういうことをーーー!!!!


あの方ってどの方よ〜〜!!!」






「人間に備わった想像力」






「ほとばしるイメージを


感じられる快楽の映画」






「ぜひ!!!」






「ぜひ!!!」



posted by kazoo at 12:17| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画(た) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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