2014年08月20日

今宵、フィッツジェラルド劇場で

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映画には
なんつうかさ
出会うべきタイミングというものがあるよねえ〜〜。



多分
「今」だからこそ
良かった。



うん。



「今」観る事が出来て
本当に良かった。



そう、思えたのが
この作品。



「今宵、フィッツジェラルド劇場で」。



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ほら
タイミングに
ドンズバではまると



その作品は
「特別」なものになるじゃない?。



大好きだった
ロバート・アルトマン の遺作は
「コメデイ」で
とても小さな

でも



余韻の深い作品だったよ。






もしさー
これ、もっと若い時に観たら



「筋」だけを追って
主人公のギャリソン・キーラーっつうおっさんなんか
実際ずーっと
こういう世界で生きてきた人らしいけれども
すっげー冴えない風貌だしさあ〜〜

メリル・ドスコイ・ストリープ
巧いかもしんないけど
わたくし的には
あんまし好きな女優さんでもねえし



「ふ〜〜ん。
あ、そう」



って感想で
終わっていたんじゃないかなとも思う。



きっとね。
わたくしのことだから。



でもさ。



まず



出だしのカットから
わたくしは
NY生れの画家
エドワード・ホッパー のあの作品
「ナイト・ホークス」を
連想してぐっと引き込まれたのよ。


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で、しつこいけど
これ
「コメディ」でさあ

しかも普段は
あまり日の当たらない
「ラジオ」の世界で生きている
人間たちにスポットを当てた話で。

30年あまり続いた音楽バラエティショーが
放送を終了する最後の夜のお話。



・・・



・・・



なんといっても
この作品に流れる
アルトマンの死生感がねー



すっげーーぐっときた。



「コメディ」にしたその「意味」も
確信犯でしょう。これ。



「コメディ」なのにさ



いや、だからこそ。



わたくし
ボロ泣きざんした。





「ドラマチック」か???



いえいえ。



「泣きの芝居」満載か???



いえいえ。





新しいオーナーがさ
舞台を観て



「あいつらみんな猿みたいだな」



なんて嘲笑うシーンがあるのよ。



なんかさ
神から観れば
人間の在りようはきっと、そんな風ね。



みんなの気持ちの拠り所である
フィッツジェラルドの胸像だって



「そんなもん、知らん」



あーねえ



そんなもんじゃん。
大事にしているプライドだって
観ようによっては
そんな風でさあ〜〜。





この作品の中で
一人死ぬ男がいるのだけれども
その死に方



これ、理想、だな〜〜。



えっと。



天使が出てきます。
場面を変えます。
でも・・・。



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ああ



とにかく
「今」観る事が出来て良かった。



「喪う」ことに怯える人
「喪った」ことに哀しむ人




きっと。



観るべきだと思ったりもする。



わたくしねえ
観終わって
しばらく
ぼーーーーーっとしたわ。



アルトマンの
最後の作品は
とても小さな






でも、



深い味の
上等なチョコレートの一粒のような「コメディ」。






声高に
「お奨めします!!!」って類の作品じゃないけれど


いやむしろ
静かにそっと好きな人にだけ差し出したいような・・・



どぞ。




posted by kazoo at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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