2014年08月19日

クッキー・フォーチュン

D110552344ロバートアルトマン


外れなしッ!!!
外れなしよーッ!!!」



「なによ〜〜
いきなり場外馬券売り場の
おっちゃんみたいな
掛け声で登場〜〜???」



「いやあ〜〜〜
もう、この方の新作が
観られないことが
つくづく悔しい
ロバートアルトマン監督の作品をさー
今日はいっちょ述べてみようかと思ってー。」



「ああ、なるほどね。
で、取り上げる作品はどれにするのー???」



「そうねー
今回は
クッキー・フォーチュンをとりあげてみるわよ〜〜!!」





「あ、これ

リブ・タイラー が驚異的に可愛い作品だわよね!」



「そうそう。
なんかさー
リブっていろんな作品に出ているけれど
多分彼女の魅力が
一番出ているのは
輝いているのは
このクッキー・フォーチュンだと思うわ。



あ、後彼女が魅力的っつうと
エンパイア・レコードもお奨めだけど。





「おかずですッ!」






「ずーこですッ!!」






「二人揃って」






「映画に耽溺〜〜〜!!!!」






「いや、それにしても



アルトマンってさー本当に



判っていて撮っているわよねー。」



「うんうん。」



「リブで言えば、ショートヘアでさあ
最初彼女の登場シーン
向こうに歩いて行くシーンがあるじゃない???



お尻とかも大きくて
ぷりぷりしてるのね。



でさあ、
それが彼女の持っている



生命力ってものを感じさせて
すっごくチャーミング!!



そうよ!



これなのよ!!!



って私は思ったわ〜〜」



「リブって、すっごくドスコイ体型になっても
全然気にしないわ〜〜なんて言ってる
自然体っちゃあ自然体だけどーな人じゃない??」



0liv

「あら、でも、この映画じゃ
ほんっとうに魅力的よー。



大体この人が太ったのは
妊娠のためでさー
それはすっごく自然なことじゃん?



0livb



そもそも若い娘っ子がさー
カリンカリンで



細けりゃいいって思っているのは
大間違いよ。



抱いた時に
恥骨が当たって痛いような女
本当に男が求めていると思う〜〜???



「細くないと
お洋服も着こなせないし〜〜」




なんて言っててさー
誰もが
キーラ・ナイトレイ になれるって訳じゃないのよッ!!!


0keira

っつうか
あーたらのそのご面相で
身体だけ真似して
どーするっちゅう話しよ。」





「あーたらって誰に向かって
言っているわけ〜〜〜???」



「と・に・か・く!!!
生命力の欠片もない目つきしながら
携帯にかじりついて



一日3時間は確実に
メールのやりとりに費やしてますーなんて女



どーにもこーにも
どーーーーーしようもないじゃないッ???



「・・・・なんか、あったの???」



「いや、別になんもないけどさあ〜〜〜ッ!!!



そういう娘っ子に比べて
この作品のリブは
確かにちょっとあばずれだったりするんだけれど



気に入った男の子に
「ちょっと食べてみない??」



なんて言っちゃうような子なんだけど



いつも間違いなく
「人間」に向き合ってて
話の最中に



「あ、携帯」



なんてことは決してしない娘なの。」



「そりゃそうでしょうよ。



これは携帯なんてない時代の
アメリカ南部のお話だもの。」



「例えば!
例えばそういうことって言ってるの!!!」



「あー判った判った。」



「この作品は1999年のもので
アルトマン監督も
高齢になっているじゃない??



だからこそ
彼女の溌剌とした
「生命力」をさー

本当に愛おしく思って
撮っているんじゃないかって
伝わってくるものがあるのね。
観ているこっちも
ニコニコしちゃうのよ。」





「あーそれは、判るわ。



そういえばこの作品の全体に流れるトーンも
その年代だからこそ
見えるっていうか
そういう視点だわよね。」



「そうなの、そうなの。
でもさ、それは
「説教クサイ」訳でもなんでもなくて
やっぱり
「自分の言葉」で語っているわけだからさ、
アルトマンは。」



「あーよくある
親父の嘆き節や
自慢節には、なっていないってことなのね??」



「当たり前じゃない!!



例えば
ゴスフォードパークなんかだと・・・」



「あ、王国の爺のフェイバリットムービーね??」



「そそそそそ。



ああいうのだってさ
「スノッブ」のなんたるかっての
本当に理解して
しかもくすぐって
ANDブラックな視点も提供するってのは
それを「本当に」知っているからこそ!!
じゃない??」







「そうね」



「「知識」と「体験」とを融合させて
「作品」として仕上げるってのは
監督ならば当たり前のことだけれど



私が
「アルトマン、間違いがないわ〜〜」
って言うのは、視点に「二面性」
つまり「客観性」が
常に織り込まれているところ
ね。」



「あー」



「この「客観性」ってのは
ある意味、理屈や「お勉強」だけじゃ身につかない。



やっぱり
アルトマン自身が
今まで沢山の人間と「向き合ってきた」
その事実がものを言っているんだと思うの。」



「単に人間と「知り合ってきた」んではなく、ね。」

0cook2




「そうそう。
だって
それって「自分に返ってくる視点」だからさ。


アルトマン作品においては
いつものことだけれども




このお話の
基本には
とってもブラックなものが流れているのね。



例えば
主人公のウィリスは
愛されているけれど
でも、やっぱり「秘密」があって
それを最後の最後まで
公開することは出来なかった
っていう事実や」



「うんうん」



「その秘密を聞いて
ちょっとリブがたじろぐってところとか、ね」



「あ、そうね。



無邪気に
「私もそうなの???」
って聞き返す



あのシーンは
ちょっとドキっとするわよね。
ハッピーなシーンの中に潜む毒っていうか」



「後、やっぱり聖書や
サロメのお話を知っていると
より楽しめると思うけれども」





「うんうん」



「でもさー仮に
そういうことを知らなくても
充分に楽しめると思うわ。」



「そうね。」



「で、リブのほかに
どんな見所があるの???」



「アルトマンの作品ってのは
群像劇っていうかさ
いろ〜〜んなキャラが出てくるけれど
それをちゃ〜〜んと
それぞれ着地させる
そういう手腕が凄いと思うのだけれど」



「そうねー」



「でさ、このクッキー・フォーチュンでは
アメリカ南部
つまり
有色人種に保守的な土地柄を舞台に
一件の殺人(?)事件が起こって



その犯人を巡るあれこれ・・・な訳だけれども」



「うん」



「私、なんだかさー
上等な人情落語ね、これって思ったの。」



「ああ!」



「アルトマンの作品は
ショートカッツにしても
ティムロスが熱演している
ゴッホにしても



本当に「人間」に焦点を当てている
「人間を面白がっている」
って視点にブレがない
と私は思うのね



その面白がり方がさー
どんどんどんどん
年齢を重ねるにつれ



昇華していったって感じがねー
とーってもするのね。」



「まあ、上から目線で
何様かと思うけど
言っていることは判るわよ。」



「でさー
それはよくある親父の
「自己収束」の着地の仕方はしてない。
してないのよ!!!!

この作品では
リブ・タイラーの生命力に
目を細めている感じとか
ちょっとバカな新米警官を見守っている感じとかもあるんだけど



ジュリアン!!!」



ジュリアン・ムーア ね」



0ju



「彼女をアルトマンが気に入っているの
なんだかすごく納得できるのよ」



「綺麗だけどねー」



「うん。



綺麗なの。



綺麗なんだけど



なんだか



妙!
いびつなの。



「そうねー
それは、バビューンだから・・・ってわけじゃ」






「そうじゃないわよッ!!!



なんか血の気のないっていうか



色素の少ない感じのルックスで
「月のオーラ」がある女優さんよね。



だからこそ
「サロメ」を演じた時の
「イキイキと魂を注入された感じ」が
ゾッとするほど生かされちゃうのよねー」



「そうそう!!!!」



「ウィリスの秘密の元になったことよりも
彼女のちょっと「足りない」感じは
周りのみんなに当たり前のように受容されていることとか



銃のブランドの名前が
「ピースメーカー」だっていうこととか



キリスト教の中で
「自殺」は最大の罪であったりするのに



監督の視点は
「それさえ」も笑っているし



考えれば
結構アヴァンギャルドな内容なのよ。」



「人情落語のように見せかけて、ね」



「そう、人情落語のように見せかけて、さ。」



「細かいくすぐりは
言い出したらキリがないわ。」



「気付けば気付くほど
この作品の面白さは増すわよね」



「そうそう。



でさあ〜〜〜」



「なによ。」



「やっぱり宗教感っていうの??
西洋でも東洋でも
なんかさー
突き詰めると
同じようなところに着地していくような
気もするわ〜〜〜」



「どういうこと???」



「つまりさー
結局、人間因果応報。
頭でっかちにならないで
きちんと生きないとダメよーってことね。」



「小さな小さなコミュニテイの中で」



「平凡に生きるってこと」



「でも、「平凡」って
実は「非凡」なことなのよね。」



「あら、あーたもなかなか言うじゃない」



「何よりステキなのが捜査の過程で
「なんでそこまであいつを信用できるんだ」って
問われたときの警官の
あの答え!!!」



「そうそうそう!!!!」



「あいつと俺は」



「釣り仲間なんだ!!!」



「最高!!!」



「最高よね〜〜〜!!!」



「アルトマンは
ロングテイクでも有名。」



「その分、役者が
すっごく演技に集中しているのが
判るわよ〜〜〜」



「最後の最後」



「浮き」にも注目してね!!」



「上等な人情落語の」



「クッキー・フォーチュン」



「派手さはない1本だけれど
これを観ればゴスフォードパークや
ショートカッツもぜーーーーーったい
観たくなるわよねッ!!」



「うん。



だって、アルトマンに外れなしッ!!!だもの〜〜」



「えらく力入るわねー



なんでー???」



「だってあーたに
秘密にしていたけどー



実はあたしー・・・
彼とは
釣り仲間なの〜〜〜〜〜」



「!!!!!!」

posted by kazoo at 11:03| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月08日

子供にゃわからんクローネンバーグ

「おかずですッ!」




 

「ずーこですッ!!」




 

「二人揃って」



「映画に耽溺〜〜〜!!!!」




「さて。
毎回「子供には判らないわねッ」って映画
ご紹介する映画に耽溺なんですけどー。」



「あら、そうだったの??」



「そうよ〜〜。」




「知らなかったわ〜〜」



「だーって、あーた、
そりゃ今じゃ
子供も大人もごちゃまぜになってるけど
例え観たところで
「出来事」としての筋を追うばかりで
ほんとの所の大人の痛みや哀しみなんて
わかりゃしないわよって奴ばっかり
だけど
そんな奴等には、歯が立たないってジャンルだってあるのよ。
世の中には!」



「あら、強気〜〜〜」



「だって、そう思わない??」



「まあ、そう言われればそうだわねー。



確かに大人にならなきゃ
本当のところは判らないってジャンルはあるわねー。」



「そうよッ!!!
それはさー「年齢」のこと言ってるんじゃないわよ。」



「そりゃ判るわよ。
幾つになっても
脳みそ幼稚園みたいなあーたみたいなタイプ
多いものね〜〜。」



「あーたみたいに脳みそシルバニアファミリーよりゃ
ましでしょうよ!!」



「全く、あー言えば」



「こういうのよッ!!」



「で、そういうオコチャマには判るはずもないって監督が」



クローネンバーグだってあーたは
言いたい訳ね。」



「そうなの。」



「クローネンバーグっつうと、
あーただったらどの作品??」



「そうねえ・・・
一般的には、『ザ・フライ』じゃない???」





「あ、蠅オトコの??」



「そうそう。」



「なんか、あれ、怖かったものね〜〜〜。
なんでそんな所に
蠅なんて入っちゃうの〜〜!!!きゃーー!!!って」



「・・・・」



「何、呆れたような顔してみてるのよ。」



「あの作品はさー
ちょっと哀愁だったでしょ???」



「あ、まあそうね。」



「あの蠅オトコってのは
あの頃脚光を浴びていた
「エイズ」のメタファーだわとも言われているのよ。」



「え、そうなの??」



「そうなのっ!!



異分子が入り込んで
変わっていく身体の様子は
まさしくエイズ菌が入り込んで・・・って様子と
リンクするし、



だから「愛されない」
でも,

それでも
「愛して欲しい」っていう切なさ・・・」



「あーなるほどねー」



 

「・・・やっぱりさー
「年齢」じゃないわよね。」



「ふんッ!!」



「やっぱり、クローネンバーグが凄いっての
いろんな意味で注目されたのは



「戦慄の絆」じゃない???」





「あーあれは!!!」



「ねー。あれは!!!」



「あの頃、わたくし達も
やたら怖がられたわよね〜〜〜」



「ええ。戦慄の双子ってね〜〜〜。」



「あの赤!!!」



「この監督は
視覚に「体感」を込めるのがほんとに上手って言うかさー」



「そうねえ〜〜。
なんていうか
「痛い」表現をすると
本当に「痛い」しさー。」



「うんうん。」


「なんか画面が粘液質



「だわよねーーッ!!!」


「この作品はジェレミー・アイアンズの代表作って
私は思ってるんだけどさー。」

「ああ、ねえ〜〜」


「で、このクローネンバーグって人
ジョン・顔でかッローン
M・バタフライなんて珍品も撮ってるのね。」





「そういえばジョン・顔でかッローン
今どうしているのかしら???」



「・・・それは言わない約束じゃない。」



「・・・そうねー。」

「で、画面が粘液質
そして「痛みを体感させる」
クローネンバーグ・・・その集大成とわたしが
ぶっとんだのが」



「何ー???」



「クラッシュ!!!」





「きゃーーーーー!!!」



「これはねえ、
もう、ものの見事に
「変態さん」映画!!!」



「きゃーーーーーーー!!!」

「あのさー
変態さんってのご当人が
「理解して欲しい」とかさ、
そういう風潮もあるけれど。



勿論、
周りの人も理解できるんなら、
そりゃしたらいいと思うのよ。



でもね、そういうことの前に
変態さんは変態さんとしてさ
きちんとそれを自分で引き受けて
そんでもって
「人間としてのカルマ」
っていうかなあ〜〜〜。



そこまで掘り下げて描ける
いや、描いてみせようっていう
そのスタンス!!!
そっちのさー
より険しい道を選んでるクローネンバーグってば
なんか、本当にお・と・な♪



本当に、この監督は
好き嫌いあるでしょうけどねー
でも、大人ならその「闘い方」に何か
感じる物があるはずー。」



「・・・確かにね〜〜〜」



「なんていうか
変態さんとしての潔さっつうか。
逃げてない。」



「逃げるどころか・・・だわよね。
なかなかここまでは・・・。」



「そうね。
半端に「判る〜〜」なんて言えたもんじゃないわね。」


「そうなのよ。わたしたちに変態さんのことは判らない。
判らないけどさー
私たちもまた、闇を背負っていることは確かでー」



「あーたの闇は、かりんと色よねッ!」



「なんでかりんと色なのよッ!!!バカッ!!!」



「だから
バカって言う方がバカなんだってば!!



で、そんなクローネンバーグがさあ、
新作発表なんだけどー」



「あら、今度はどんなお話かしら。」



「なんでもロシアンマフィアの話しらしいんだけどー」



「へー」



「あの、指輪探してた男の人が
主役らしいわよ。」



「あら、ヴィゴが???」



「そうなのよッ!!!
このヴィゴ・モーテンセンって人も、
最近面白い作品選びするわよね〜〜〜。」

「だから、なんで上から目線だっつうの!」


「とにかくこれ、今、一番観たい映画なのー」

「きゃー!!」



「これはねー



ちょっと



ちょっと期待大だわねー」



「おほほほほー」


「映画の名前は「イースタン・プロミス」って言うらしいわ」



「わくわくー」



「フルチンで格闘シーンがあるらしいわよ〜〜!!」



「・・・あーたって人は・・・」



「なによ〜〜」



「なによ〜〜〜う」





「はああああああああああ〜〜〜〜」


「だから、人間は闇を抱えてるんでしょう〜???」


「はああああああああああ〜〜〜〜」


「わくわく〜〜〜〜♪」



「はああああああああああ〜〜〜〜」



「ほ〜〜ら結局観たいくせにーー。」




posted by kazoo at 11:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月06日

氷の微笑2

51as2bc231bl 「おかずですッ!」



「ずーこですッ!!!」



「なによ〜〜〜
今日もお仕事〜〜???」



「呼ばれるうちが花なんだから
文句言わないのっ!!」



「は〜〜い」



「さ、もう一度改めて!」






「おかずですッ!」




 

「ずーこですッ!!」




 

「二人揃って」



「映画に耽溺〜〜〜!!!!」






「で、今回は何??」



「昨日は、「美しさ」についてお話したから
今日は「氷の微笑2」よ!」





「え〜〜〜っ???



氷の微笑2って言ったら

シャロン・ストーンさんのでしょ????


あれ、とりあげるの〜〜???」



「そうよ。」



「だってー
そう言っちゃなんだけど、あれ
すんげー駄作って評判じゃなかった???」



「そうね〜〜〜。



叩かれたわよねえ〜〜。



でもね〜〜
別に庇う訳じゃないけど
あたしは言うほど酷い内容じゃなかったと思うのよ。」



「あら、そうなの??」



「ええ。
そんなにみんながしゃかりきになって叩く!
叩いてやるって言うほど
へなちょこな内容では、なかったと思うわ。
っつうか、私が
もっと酷い作品観てきたってだけのことかもしれないけどさあ。」



「ふう〜〜ん。」



「でもね」



「あ、出たっ!!!
やっぱり何か言いたいのねッ???



言わずにいられない何かがあるのねッ???」



「・・・あーた、その
何かを期待するような目は止めて。



なんだか
あたし、いっつも何かしら言わずにはいられない女、
文句ばっか言ってる女なんだって気持ちになるじゃない。」



「あら、違うの??」



「違うのっ!!」



「・・・・まあ、で、何がどうなのよ。」



「氷の微笑1の時さー
シャロンさんは、もう、もんのすごい脚光を浴びた訳じゃない??」





 

「ええ。なんか、もう、殿方まっしぐら
有名なシャロンさん足組み換えのシーンでは
何が見えたとか見えないとか
大騒ぎだったもの。」



0sharon2「ねーーっ!!!



考えてみたら
何が見えようとさ
別にそこにひまわりのお花が咲いてるとかさ
噴水があるとかさ
エイリアンが口あけて唸ってるとかさ」



「こ、怖いわよっ!!」



「そういうんじゃない訳だから、珍しくもなんともない訳じゃない。」



「まあ、ね。」



「でもなんでみんなが
「おーーーーーっ!!!」ってかぶりついたかっつうと



あの勝気そうな
ゴージャスな美女でありながら
「悪女」。



この役柄のせいに他ならないし、
また、その役に
シャロンさんのルックスがびったーーーーーーと
はまったってことなんだと、思うの。」



「うん。」



「なんつうかさ
あちゃらじゃ
悪女系譜っていうか
「ゴージャスな悪女にいたぶられたい」
って流れの作品があって
そこに久しぶりに現れた、スターさん・・・だったと思うのよね。」



「うん。
最初の作品じゃ
その現れたスターさんっぷりに、
みんなが夢中になったのね。」



「そう。



共演のマイケル・ダグラスなんて
何処まで演技で
何処まで本気かわかりゃしない。」



「猫まっしぐらならぬ
シャロンまっしぐら状態。」



「ねーーー。



で、さあ、シャロン・ストーンって



すんごい知能指数が高いってのも
売りだったわよね。」



「そうそう。
あの世界中旅して自分探しの
ナカータよりも高いんでしょ??」



「・・・って、あーた、その例えってさ
知能指数高くてスゴイって話、台無しにしちゃわない??」



「あら、あーた
世界のナカータを笑う者は
ナカータに泣くわよ〜〜。」



「・・・・



とにかくさー
「一日も早く氷の微笑の続編を!!!」っていう
観客の希望っていうか
そういうのも、もんの凄かったらしいの。」



「みんな、ひまわりが本当に咲いているか
気になって仕方がなかったのね。」



「違うわよっ!!!バカっ!!!」



「バカって言う方がバカなんだってば。」



「・・・でさ、当のシャロンさんは
法外な出演料を提示して
なっかなか続編は作られなかった。」



「・・・ひまわりもしおれちゃう程の時間が流れちゃったのね。」



「ええ。
一巡して新しく芽が出る程に・・・ね。



だからさー
この氷の微笑2が叩かれまくったってのはさ〜〜
「こんだけ待たせて、これかいっ!!!」
って言うさ〜〜
観客の怨嗟の声だと思うわ、あたしー。」



「・・・・そっかー。」



「この氷の微笑2でも
シャロンさんは「綺麗」よ。



0sharon綺麗だけどさ、



やーーーーーーーーっぱ



「年の割りに」ってのが頭にくる訳。」



「あーーー・・・ねえ。」



「すんごく頑張って
フルヌードになってたり
誘惑バリバリしちゃったりするんだけどさー」



「横になっても流れないおっぱい見せられても、ねー。」



「あら、シャロンさん、いじってないって
自己申告済みだわよ。」



「そりゃ、お顔はってことでしょ??
あのおっぱい見て
誰がそんなの信じるっつうのよ。」



「う〜〜ん」



「別にさあ、お直ししたっていいわよ。
スターさんは
お直し含めて
「綺麗」を生きるって覚悟を見せるってのなら、ね。



でもさあ、やっぱり
「きつい」の。」



「あー、あーた、ガードルで体型整えるってのは
行き過ぎると息も出来ないからねえ。」



「誰があたしのガードル補正の話してんのよっ!!



シャロンさんの話してんの、あたしは。

ま、身体に関しちゃ
ボデイダブルだったかもしれないけどさあ〜。



煙草をふかすシーンとかでも
綺麗は綺麗なんだけれど
口の横に出ちゃう皺とかさあ〜〜〜」



「あ、年齢が随所に、ね。」



「うん。

それにしても
なんかこの映画
「煙草=悪」の象徴みたいに描いてあって
笑えたわ。



で、



やっぱさ、同じ話であっても
1の後、すぐに作られていたら
そ〜〜んなの観なくて良かった訳じゃない???」



「そりゃね。」



「知能指数が高いシャロンさん。



考え過ぎて
ちょっと「見せる時期」ってのを間違えちゃったのね」



策士策に溺れるって奴?」



「残念ながら。



観ている間中、やっぱり細かい所が気になるっつうかさ。」



「ひまわりが観たかったのに、
シャロンさん、侘び助見せちゃったって感じなのね。」



「やっぱりさあ
「旬」ってあるような気がするの。



例えばさ
綺麗なお顔した役者が
「演技派」目指して
綺麗なお顔を生かした作品には出ないってパターンあるじゃない??」



「ああ、ねえ」



「あれさ、本人の気持ちとしては判る!
判るのよ!!!



綺麗ってのは
時として重荷だから。」



「・・・・って、何浸ってるのよ。
あーたの重荷はその体重だけでしょ??」



「ふんっ!



でさ、綺麗ってのは
日々変化するじゃない。
うつろう物でもあるんだから
「旬の時に旬を生かした作品に出る」
ってのも
実は大切なことなんだと私は思うのよ。

だからねえ、
やっぱり「旬」を見極めるってことをしないと
この作品みたいにさ〜〜
叩かれることになっちゃうんだと思うのよ。」



「う〜〜ん」



「本当に、そりゃ
名作なんて口が裂けても言えないけどさー
この作品、そんなに酷い内容でもないと思うもの〜。」



「そうね」



「でさ、そんなこと思いながら観ると
この作品
彼女を追う刑事役が久米宏に似てたり

精神科医役の身体がすんごく崩れてて
そりゃ、あーた、「リアル」を目指したのかもしれないけれど
一生懸命こっちは浮こう浮こうとしてんのに
いきなり現実に引き戻されちゃって
そこでリアル目指されても〜〜〜だったり



そういう「穴」がさ
昔はシャロンさんのひまわりの御威光で
全部飛んでいたはずの「穴」がさー
目立っちゃう。



「ひまわり・・・穴・・・・」



「・・・あーた、バカだから結局そこに引っ掛かるのね。



とにかく。



役者は己のいろんな部分を
売っている訳でもあるんだから
その「売り時」「旬」を見誤ると
えらいことになるってお話よ。」



「なるほどね〜〜〜。」



「流れないおっぱいにも、旬があると。」



「うんうん。」






「けど、シャロンさん
次に向けて着々と
ひまわり育成中みたいだから
まあ、温かく見守りましょう。」



0sharon3



「・・・・おなか冷やすと
ゲリピーになっちゃうわよ〜〜」



「・・・肥やしが効いて
ひまわりにはいいのよっ!」



posted by kazoo at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月16日

キンキーブーツ


こんにちわ
おかずですっ 」

「ずーこですっ」

2人合わせて
「食べるとデリ〜シャス〜〜〜♪」



「一部の方にのみって感じで受け入れられている
そしてまた、そういう方達にだけ
無理やり「さあ、飲み込みなさいッ!!!」って
お届けしているって感じのわたくしたちの
「映画に耽溺」シリーズですが〜〜」



「今日は、コメディではないのね??」



「う〜〜ん、そういう要素もあるけれど
ちょっと手ごわい映画を今日はご紹介したいの。」



「キンキーブーツ」・・・



あの方の所
紹介記事を読んでから、
ず〜〜っと貴方が観たかった作品ね?」



「そうなの。
ずっと観たくてしょうがなくて
いざ観たら、私、2回も続けて観てしまったのよ。」



「それだけ面白かったの??」



「・・・というより、
1度で消化しきれなかったのよ。」



「あら〜〜〜
大丈夫〜〜〜???



最近脳が老化の一途を辿ってるって噂は
本当だったのね。」



「誰がよッ!!
失礼ねッ!!!
永遠の23歳つかまえて〜〜。
違うの。
そういう意味じゃなくて〜〜。



えっと。



まずはこの映画
ストーリーが実話に基づいていてるらしいの。

歴史のある・・・でも倒産寸前の靴工場。
経営不振になっちゃって
これじゃいけない
それじゃあ、「ニッチ」(隙間)を開拓しようって
ドラッグクイーン向けの
セクシーなブーツ作りで一発逆転の再起を狙うわよ
って、簡単に纏めちゃうとそういうお話〜〜。」



「実話に基づいているってことなら
その会社の社長さんも
まあ、随分と思い切った展開に出たものだわね。」



「そうよね〜〜。
それで
映画の中で
それじゃあ、そのブーツを作るのに
あたしがポイントを教えてあげるわ。
お手伝いをしましょうって
出てくるのが
ドラァグクイーンのローラ。」



「彼女があれこれ
新米社長のチャーリー
手助けしてあげるのね。
そして物語は
めでたしめでたし♪」



「・・・うん。でも・・・」



「なによ。歯切れが悪いわね。」



「・・・やっぱりどうしたって
あたしは自分に置き換えてみちゃう部分があるのよね。」



「あら、だって、あーた
ドラァグクイーンでもなんでもないじゃない。」



「ええ。



つまんない只野仁・・・じゃなくて、
ただのノーマル人間だけどさ。



例えば、例えばよ。



私は非婚な訳じゃない???」



「そうね。知ってる。」



「今でこそ
非婚人口は増加の一途・・・なんて言われているけれど
現実問題あたしの今の年齢まで
独りってのは、やっぱり結構珍しかったりするじゃない。」



「まあね。」



「それでさ、それは自分が納得して
選んだ道なんだから、仕方ないじゃない??」



「選んだ道って、あーた、
単におへちゃで
もてなかったって話じゃないの???」



「・・・ぶつわよ!」



「睨まないでよ。
・・・あんたがもてなかったってのなら
それはイコール私ももてなかったってことなんだからー。
こんな所で
メビウスの輪の話なんか持ち出さないでよ〜〜。」



「・・・と・に・か・く。



私はいいのよ。



そのメリットも
デメリットも自分で引き受けなくちゃ仕方ないんだから。」



「そりゃそうよね。」



「例えば、これから先
本当に齢を重ねて
「独り」の恐ろしさってのを
いろんな意味で切実に味わう事になったとしても
それは、もう、きつくてもしょうがないの。
自分の道だから。
怖くてもね。」



「・・・そうね。」



「でもさ、例えば
そういうことで
今のあたしの家族が
母親や父親がさ
あの人達には何も責任がないのに
周りの人に
あれこれ言われたりするのって
自分に言われるよりきつかったりするのよ。」



「つまりさ、
「どうしようもなく、
こうでしかない自分」
ってのを



あたしは自分で引き受けているつもりでも
現実的にそうそう全部引き受けられるもんじゃないって
事実がさ、ある訳よね。
人生にはさ。」



「そうね。」



「だから、私はドラァグクイーンでも
ゲイでもないけれど
やっぱりこの物語
誰に感情移入したかって言うと
「ローラ」なのよ。


「自分らしく生きる」ってのはさ
そういう自分が手に余る部分も含めて
引き受けていきましょうってことだったりする訳だし。



そして
「自分らしく生きる」ってのは
陳腐な言い方になっちゃうけれども
そうそう簡単な事じゃないわよねえってことだったり。」



「・・・何となく言いたいことは判るわ。」



「あのさ、あたしたちのだ〜〜〜い好きな映画
「プリシラ」を思い出してみて」





「ああ、あの元気が出てくる映画ね」



「あの映画ではさ
最終場面
「都会は私たちを守ってくれる」って
一つの結論があったでしょう??」



「あったわね。」



「やっぱりさ、
ドラァグクイーンとかそういう例じゃなくてもいいわ。



非婚にしたって
子供がいないことだって
田舎より「都会」は
な〜んか紛れさせてくれる。



そういう感じがあるじゃない??」



「そうかもしれないわね〜〜。」



「それは、都会では
「立ち入らない」っていうか
人間関係が希薄っていうか
そういうのがさ、
『いい方向』で出ているっていうかさ。



田舎だと人間関係が
どうしたってさ〜〜〜濃密だから〜。



・・・といっても、最近じゃ田舎だって
随分変ってきているけれども。



で、ローラは間違いなく
「都会」に住む人な訳。
自己防衛って意味も
勿論あるわよね。
都会が自分を守ってくれるってこと
彼女は知っている訳。



そこで
自分の居場所を作り
ちゃんと歌姫として認められ
アイデンティーティーも確立してる・・・ように見えるわよね。」



 

「でも違うのね」


「だって、貴方、ローラは
どう見たって
「疲れて」いるわ



その痛みを忘れるために
何かというと
ウォッカをあけなくてはならないほど。」



「そうね。」



「それは何故かしら」



「きっとね、彼女には
「楽園の限界」が見えていたからだと思うの」



「楽園の限界???」



「そうよ。
だって、彼女が作り上げた
あのクラブで
確かに彼女は女王様だけれども、
集っているのは
やっぱり・・・「一般」の人って訳ではないわよね。



彼女の格好は
特殊だけれど



彼女の中身は極めて
「普通」だと彼女自身は思っている訳じゃない???



あたしだってさ
非婚って要素を別にすれば
普通すぎるほど普通なのと一緒。



で、彼女を認めてくれる
その楽園の仲間は
極端に言えば
「同好の士」の集団でしかない。



多分、それでも良かったんだと思うのね。最初はさ。



でも、彼女が欲しいのは「小さな世界」での満足じゃない。



そして、彼女の欲しい物を求めようとすれば



「繭」から飛び出なくては、仕方がないのよ。



彼女はそこに気がついているんだと
あたしは思うの。



彼女が認められたいのは
求めているのは
もっと
なんというか
広い意味での「人間」だし
その「繋がり」でしょう??



けれど
繰り返すけれど、それは手に入っていない訳よ。



ウォッカを飲まないと
やっていられない「現実」が
頑として彼女の側に動かずにあるのよ。


一見「楽園」のように見えても」



「そうね。」



「でも、繭を飛び出すって、なんて大変なことかしら???
普通はさ、繭を自力で作り上げるだけでも
大変なエネルギーだもの。

でさ。
新米社長のチャーリーに請われて
彼の会社に行って
会社のみんなと働きましょうってことになった時、
彼女
男装・・・っていうか
普通の格好してくるじゃない???」



「そうだったわ。みんなに受け入れられるためにね。」



「でもさ、それは彼女の「普通」じゃないのよ。



だから
「ドラァグクイーンの時の私は
500人を前にしても
平気で歌えるけれど
この格好の私は
ハローって挨拶さえ満足にできない。」って
トイレにこもっちゃう。」



「そうだったわ。」



「で、その時にチャーリーが
トイレに入ってきて



自分の
「親の期待に応えてこられなかった自分」という
トラウマをローラに告白するの。」



「ええ。」



「で、
あの時、ローラが言うじゃない???



「あたしたち、しっかりしなくちゃ!!」



あの瞬間に
ローラは初めて本当の意味で
チャーリーに興味を持ったんだと思うし
更に言うなら
ここに自分のずっと求めてきた
「本物の繋がり」が築けるって夢
恋したんだと思うのね。」



「同志愛みたいなものを
感じた訳ね。そこから、そういう気持ちに発展ってのはある話だわね。」



「でもさ」



「何よ」



「チャーリーはノーマルじゃない。」



「無論そうよ。



だからこそ!じゃないの。



チャーリーは
婚約者との間にいろんなトラブルを抱えているし」



「あ!



 

あの女やな女だったわね〜〜〜!!
俗物臭満開でさ〜〜〜」



「あーら、あーたはそういうけど
現実の世界では
100の愛の言葉より
1枚のブラウスで
涙が止まるのが女ってもんよ。」



「・・・そうかもしんないけどーー」



「まあ、とにかく。



あれこれすったもんだあるんだけど
ミラノへ靴の展示会
ショーをやるわよって前の日に
チャーリーとローラは
大喧嘩をしちゃうのよね。」



「そう。」



「あれはチャーリーが
自分の元婚約者が
違う男と一緒にいるのを見て
ローラに八つ当たり・・・って設定なんだけど・・・」



「酷かったわ。」



「そう、その時
ローラは女装してチャーリーとの
場所に出向くの。



彼女にとって「自然な」姿で。



それをチャーリーはこっぴどくなじるのよ。



そしてローラを全否定するの。



「2つの性」の間を
行き来してる単なるフリークスみたいな
言い方をするのね。





・・・でも。」



「でも?」



「・・・それでも何故
ローラはチャーリーを最終的に助けるのかしら???
あんな風に言われたら
あたしだったら
絶対に横を向いてしまうんじゃないかしらって
そう思った時に
彼女が「都会に疲れていた」って伏線
バッと浮き上がってきたのよ。



ねえ?
ローラはもう
恋のパッションが必要な人じゃないの。

彼女の求める物は
「愛」だわ。
そして彼女は既に知っているのよ。



愛の本質を。



報われるってことだけが
愛の完成形ではないってことを。



思い出してみて。



彼女は決して完璧な人間じゃない。



でもだからこそ
「求めている」の。



そして、あの喧嘩の時に
投げつけられた言葉で
彼女は悟ったのだとあたしは思うのね。



「チャーリーは近いけれど
自分の半身ではない」ってことに。自分は自分なんだってことに。」



「ええ。」





 

「それでも、彼女は
その厳しい事実から逃げなかったわ。



彼女の楽屋がさ、
最初に映るじゃない???



その時にポスターが映るのね。



マレーネ・ディートリッヒの。



マレーネ・ディートリッヒの代表作と言えば???」



「・・・嘆きの天使!!!」





「そう。
ローラはまさに「嘆きの」天使なのよ。
ねえ。彼女がチャーリーを救うのは
何故かしら???



彼を赦したのは何故かしら???



彼女が深く疲れていたから???



会社の人達の事を考えたから???



必要とされて放っておけなかったから???」



「・・・その全てだと思うけど」



「そうね。
・・・何よりあたしは
彼女が「愛を知る人」だったからだと思うの。
ローラの側にあるのは
言うまでも無く
凄まじい孤独よ。



人は「人間は本来孤独なものである」って
よく言うけれど
孤独の色合いの深さの違いってもんは
存在するのよ。
現実にも。



ただ、彼女は
不完全で
不器用だけど
その色合いの深さに
酔っ払って自分から飲み込まれようとはしなかった。



それはね
きっと
「自分らしく生きる」ってことの
厄介さに身もだえしながらも
醍醐味を感じていたからだと思うの。



愛にはいろんな形がある。



それは残酷だったり
凄まじい形をしていたりもするけれど



でも、
「与える」ってことは
源なのよ。



ねえ、そして改めて考えてみて。



ローラはまだ
チャーリーの会社で
働いているのかしら???



「そうね。
・・・現実の物語はまだまだ
厳しく・・・続いていきそうよね。」



「そうなのよ。



明るく可愛い映画で
一見大団円に思えるけれど
でも、考えてみれば
ローラの孤独は「解決」した訳じゃない。



でもさ。



だからこそ。



この映画は
ローラ姐さんの
愛に対する
人間の繋がりに対する
姿勢・・・っていうか
飲み込まれてたまるもんかっていう見事な啖呵だったわね。」



「そうね!」



「そうそう、そういえば
この映画、素敵な爺様と婆様が出てくるの。



一人は、真の職人である爺様。



そして、もう一人の婆様はというと



女装しているローラに向かって



「貴方、男性??」



「そうそう!!
そんで彼女が
「・・・そうよ」って応えると



「じゃあ便座を上げておくわね。」



って応えるのよね!!!
あたし、じーんとしちゃったわ。」



「あの爺様と婆様だって
年配だから人間が出来ているって訳じゃないでしょう、きっと。


齢をとれば寛容になるというのは、幻想よ。ローラの父親を見れば判るわ。



映画で細かく描いてはいないけれども
きっとあの爺様婆様2人は
「寛容である」ことに対する
それぞれの道のりの物語があったはず。」



「それはそうね。」



「そして、ローラが欲しかったもの
この映画が伝えたかったのも
そういう寛容や



「嘆きの天使・・・上等じゃない!!!!」



っていうさ、



踏ん張る姿勢っていうのかしら??
そういうことなんだと
あたしは思ったの。



どうしようもなくそうでしかない自分に



酔っ払うのは簡単。



でも、そうじゃなくて
「求める」って行為の
切なさ、美しさ。



「飲み込まれない」って踏ん張る孤独との向かい合い方。



どんな人間も
飲み込まれないってその姿勢があれば
誰かの「天使」になれる。



それは御伽噺で
甘い夢かもしれないけれど
でも、そんな風に
私は思いたいわ。



勿論繰り返すけれども
「飲み込まれない」ためには
「天使」になるためには
理論だけじゃなくて何かを持ってなくちゃ
話にならない訳だけれども。」



「・・・そうね」



「とにかく」



「甘くて」



「キュートで」



「ゴージャスで」



「ちょっと手ごわい作品です。」



「どうぞご覧になってね。」



「あ、後、サントラが素晴らしかったわよね!!」



「ええ。あたし、これは買います。」



「うふふふ」








「それじゃ今日はこの辺で」






「し〜〜ゆ〜〜〜!!」




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2014年07月15日

クイーンオブヴァンパイア

31laac1el_1 「はろ~♪」


「はろはろ〜〜♪」


「kazooの映画に耽溺にようこそ!」



「・・・ねえ」



「なによ。」



「・・・今回もこのキャラなの???」



「・・・しッ!いいのよ。気に入ってるんだから。」



「・・・でも、こんなんだから
実は男じゃないかとかさ
ネカマが書いてるとかさ
あれこれ言われるんじゃな〜い???」



「言いたい奴には言わせておけばいいのよ。
初手からそ〜〜んな想像力の貧困な
石頭のおッたんちんな奴なんて
こっちから願い下げなんだからー。」



「あら。強気ね。」



「どういたしましてッ!
明るく〜〜〜
楽しく〜〜♪

今日もいくわよ〜〜〜♪」



「で、今回ご紹介してくださるのは何???」



「今回はねえ
エロのお勉強〜〜〜♪



クイーンオブヴァンパイアよ〜〜。」



「・・・なに〜〜〜
ヴァンパイアっつうと
吸血鬼ものね???」



「そうそう。



そもそも吸血鬼ものってジャンルは
今までもご紹介したことがあるけど
そこはかとなく
セクシャルなイメージがあるでしょ??」



「そうね。」



「血を啜って、時代を超えて生きるってのは
ロマンチックでもあるけどさー
ほら、なんといっても
あーた、首に齧りついて・・・きゃーーー!!!



いきなりカプッて・・・きゃーーー!!!!



真っ白い首筋に
一筋の赤い血〜〜〜〜!!!

きゃーーーーーー!!!」



「・・・一人で盛り上がらないで頂戴ッ!!」



「・・・だもんだから、
実は隠れロマンチストらしい
というか、
そこに自分が自分が自分が自分が!!!の
あのシークレットシューズのトムさん

インタビューウィズヴァンパイアなんて映画でさあ〜。」


「シークレットシューズって、あーた見たのッ???
迂闊なこと書くと
大変なことになるわよッ!!
相手は天下の大スターなんだから〜〜。」



Tom「だって!!!あんた、あの方、
この間のあのどブスな嫁との
どぶに金捨て結婚式の

ドブドブ状態の時にさ、
用意してたアルマーニの衣装が合わなくて
慌ててボデイスーツ着たって男よッ!!!
なんでもやるわよ。

自分がよく見えるためなら!!!
ロマンチックを実現させるためなら!!!
無理を承知で通す男なのよッ!!!
ドブドブドブでもね〜〜ッ!!!」


「まあね。
インタビューウィズヴァンパイアじゃ
作者が自分が創作した主人公の吸血鬼は
トム・クルーズのイメージじゃないって
大反対してたのを、
後になって
「彼は素晴らしい」って
新聞広告で全面降伏させちゃったってくらいの人だものね。」



「そうよ。トムならやるわよ。」



「そうよね。
トムなら、
蛙でも食うわね。」



「ええ。それが自分の得になると思えばね。」



「ええ。トムならね。・・・って、
今回はトム・クルーズの話じゃないのよ!」



「ああ、そうそう。」



「でね。
ヴァンパイアものっていうと
何故か男がメイン・・・なのよね〜〜〜。



だからこそ
実はヴァンパイアものってのは
ホモセクシュアルの隠れた表現とか
言われてきた訳じゃない。」



「ふんふん。」



「実際、ヴァンパイアもので女は
添え物が多いのよ。」



「そうねえ〜〜〜〜。」



「でしょ???」



「でもね!!!」



「でもーー???」



「このクイーンオブヴァンパイアはアリーヤ
もうッ!!!もうもうもうッ!!!!



「素晴らしいのねッ???」



「すんばらしいなんてもんじゃないのよッ!!!
エロいの!!
ゴージャスなのッ!!!
マーべラスなのッ!!!

これッ!!
これなのよーーーッ!!!!



もともと綺麗な人だけどーー。



ああ、わたくし
生まれ変われるならばこういう顔にーーッ!!!」



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「ジャバザハットの見果てぬ夢ね。・・・
アリーヤの身体がまたねえ〜〜???」



「そうなのよ。
天然の揺れる腰つき。
努力だけではこれは無理!!!
そして天性の物だけでもこれだけのものは無理!!!



まさにマーべラスよッ!!!
彼女はこの頃ミュージシャンから
女優へとステップアップしようとしていた時期。



気合・・・入ってるわよ〜〜〜!!!


元々R・ケリーっていう
エロ将軍のR&Bシンガーの・・・」



「ああ。貴方が嵌ってた人ね。
コンサートの楽屋に
キングサイズのベッド入れて
グルーピーとあーたらこーたらって
逸話のある人」



R
「そうそう。
その彼と結婚してたってことで
有名になったのね。」



「あら〜〜〜。
いい女にはやっぱりねーー。」



「でもねー。
その結婚は彼女が未成年の時のことで
なんか色々スキャンダラスなトラブルを巻き起こしちゃったのよ。
そもそも彼女デビューしたのは
15歳の時なんだけど
それをプロデュースしてたのがR・ケリー。


で、色々入り組んだ噂はあるんだけれど
この時期に彼女は
年齢詐称をして
R・ケリーと婚姻届を提出してた
って
ことなのね〜〜。」



「まあ!
向こうじゃ結構自由なようで
未成年のそういうことには
厳しいものねえ。
そりゃすごいスキャンダルね??」



「そうなのよ。



で、本当にあれこれと過去のことで
トラブルが続いた後に
彼女はこの映画に出ることを決意して
何時間も水に浸かって
頑張ったという訳なの。」



「ふむ〜〜。」



「でさ。
そのアリーヤに翻弄される役を
スチュアート・タウンゼントって人がやってるんだけど
これ、結婚はしてないけど
あの方のパートナーよ〜〜〜!!!!」



「あの方って誰よ???」



「一部の殿がたが
泣いてもだえる

あ・の・シャーリーズ・セロンよッ!!!」


「あら〜〜〜。」




 

「あたしさー写真なんかで見ると
この男の何処がいいのかしら???
シャーリーズ
ガチャピン好きなのかしら??
それともよっぽど彼がごりっぱ・・・」



「・・・コホン!!」




 

「あらだって、王国に昔からご訪問して下さってる
方なら見覚えの
この写真!!!
2005年
シャーリーズの横で
瞳孔開いていた


あの書き割り男よ〜〜〜〜ッ!!!


これ見たらどうしたって
シャーリーズがガチャピン好きか
それともよっぽど彼がごりっぱ・・・」



9

「あんたねー
何か彼に恨みでもある訳??」




 

「あ〜ら、何を怒ってらっしゃるのかしらッ??
あたしはただ彼の性格が
ごりっぱなのかしらね〜〜って言ってるだけなんですけど〜〜〜。

でも、この映画の彼は確かに素敵。
シャーリーズが惚れるのも無理はないわ〜〜。」




 

「で。
じゃあ
公開当時
この映画評判良かったの??」



「ううん。」



「・・・ううんって、あーた、勧めておいて
・・・っつうか、今までの話台無しじゃなくてー???
それはないんじゃないの〜〜???」



「あのね〜〜〜
あちゃらの方の感性で言うと
この映画かなりウエットだと思うの。
でもね。
私は好みだったのよ。

ゴシックでエロでゴージャス!!!

大体
いい女は
女が見ても嬉しい物よ!!
アリーヤは
他にも
ロミオ・マスト・ダイとかにも出ているんだけど
なんといっても
見るならこっち!!!
凄みさえあるからー!!!」



「あら、セロンの彼はー??」



「セロンの彼は・・・
いいのよ。
ごりっぱなんだからー。


それでさ〜〜〜〜」


「それで・・・なあに」



「この手のジャンルに出る俳優は
気をつけないといけないって話があってー」



「あら。」



「日本で言うとお岩さん的なこと??
ほら、お岩さんの映画撮る時には
気をつけなくちゃいけない、
みんなでお参りしなくちゃって。」



「そうなの。近いわね。
ヴァンパイアの映画に出た人は
不幸にっていう俗説があるのよ〜〜。」



「あら。でも、トムは???」



「・・・あの人はいいのよ。」



「・・・蛙食って厄落としねッ??」



「そうそう。
蛙でももぐらでも
トムなら食って厄落としよ〜〜。
何でもやるわよ。
あの男はーー。
何様俺様トム様なんだから〜〜〜。



でね、この映画の後
この素晴らしい演技を残して
哀しい事にアリーヤは飛行機事故で
22歳という若さで亡くなってしまうのよ〜〜〜。」



「・・・・」



「・・・・」



本当に勿体無い!!!



彼女がどれだけ豊かな個性を持っていたか
ぜひ貴方もその目で!!」



「ええ。



その目で・・・ね!」



「・・・・エロいわよ〜〜〜〜♪」



「・・・・結局そこなのね。」



「・・・・そりゃそうよ。」






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2014年07月14日

50回目のファーストキス

B000ixyy6a01あ、でも
自分はもう
終わってるって自覚ありーーーーー。
思えば淡白な女人生であったーー。



って、何を言っておるのかというと
先日わたくしが
友達とのやり取りで

「女としての自分」について
発した発言なんざんすけどね。



こういうの聞くと
「まあッ!!!
そんなッ!!!」
ってむきになって
言って下さる方もいらっしゃいますがね。



でも、
別にわたくし「可愛そう」ではないですのでー。



あははは。



いや、やせ我慢でもなんでもなくて
今更,恋愛「もどき」はNO THANK U。



恋愛=事故みたいな認識の
カルマ深きわたくしですので
今の状況で恋愛!!???
ひゃーーー
すんげーエネルギーいるじゃん!!!



で、まったり
もったりが一番なのよ〜〜の結論ゆえに
冒頭の発言になるんだけれども。



でさ
己が終わっているっつう自覚ありきだからこそ
見えてくる風景っつうのもあるのよ。



50回目のファーストキス



これはりきち大臣の記事で読んで
大好きなアダム・サンドラー出演だし
早く観なくちゃ!!
ってずっと思っていたんだけれども



あら、今頃???



てへへへへへ。



で、
これすっごい上等な御伽噺です。
すんげ〜〜〜好き。
可愛い映画だ。



御伽噺でもさ
すんごく上等だと
「真理」に近くなるっつう
見本みたいな映画。



事故でその後
日々の記憶を留めておけなくなった女。



その女にほれ込んでしまった男。



このヒロインをやるのが
ドリュー・バリモア。



名門の演劇一家に生まれ
E.Tの演技で
小さい頃から脚光を浴びてきた彼女。



その分半端なきプレッシャーからか
10代の頃から・・・っつうか
小学生の頃から
アルコール・ドラッグ三昧。



体のいたる所に彫られたタトウー。
(特にへそ下のチョウチョは有名だわね。)



彼女があちゃらの「プレイボーイ」誌で脱いだ時の奴
私持ってるんだけどさ
(何故!?・・・ほほほほー)
なんか・・・・・爛れてるのよ〜〜〜う。
まあ、それはそれで嫌いじゃねえけど



Drew_barrymore実際問題
一時期は
ロリータファムファタル物とかさ
出ていたりしたのよね。


でも


そういう時期をサバイブして
この映画での
こんな「エンジェル」な笑顔できるっつうのがさ
もう、なんつうか。



彼女の笑顔って
すんげーーキュート!!!

ぜひ映画で
そこら辺確認してみて!!




この映画
例の如く
詳しいストーリーは
観てのお楽しみだけどさ。



「父性愛」ってのが
女が男に最終的に求めるもんなのかもしんないなあって
素直に思えるわよ。



またアダムが
そういうのリアルで滲み出て巧いッ!!!
伊達に卵頭やってないッ!!
発掘しませんか? パパは勿論だけど
兄ちゃんも可愛いけどさ。



そんでさ
「ああ、私もこういう風に・・・」って
うっとりするのもいいけれど



この映画の中で
ドリュー演じるヒロインは
「日々」叩きのめされ
「日々」傷つく。
その事に「慣れる」ことはないのだわね。
それに酔っ払うこともない。
いや、出来ないって言ったほうがいいのかな。



でもね。



そんな中
彼女、逃げないんだわ。



だからこそ
男達は皆
「守りたい」と願うのだわね。



上等のものが欲しければ
上等にならなくちゃ!!!
「守られる」に価する女に!!!



言葉にしちゃえば
陳腐だけどさ。

いい男がいないわね〜〜とお嘆きの貴方
不倫するのは仕方ないのよ
だって旦那が判ってくれないんだからと
今日もお出かけの貴方
(実際問題、不倫する主婦の60%以上が
こういうこと思ってるらしいよ〜〜。
怖い話だ。)



今一度
原点に戻って・・・わははははは!!!



 

で、
んなこと思った



私と言えば



> あ、でも
> 自分はもう
> 終わってるって自覚ありーーーーー。
> 思えば淡白な女人生であったーー。



お〜〜〜っほっほっほっほ。






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2014年07月11日

コニー&カーラ

Pcbg50733  ゲイムービーは
なんだか切ない。



それは
予め失われた物を
探す事を
描かれた内容が多いから・・・・



な〜〜〜んだけどさあ。






何も
いつもいつも
眉間に皺寄せて
「もう一人の私」を抱え込まなくてもいいじゃん!



素人さんが
ドラッグクイーンなんかに抱く



「なんだか派手で
なんだか楽しげで
なんだかいいじゃん!!」



そういう感想だけで
突っ走ってもいいじゃん!!!



・・・・なきっかけで作られたのではなかったのか???
と思われるのが
「コニー&カーラ」



なんだか
ゲイ物ネタが続いて
わたくし「おこげ??」ってツッコミもちらほら。



違いますーーー。
おこげでもゲイでも
どちらでもありません。
単にちょっと過剰なものが好きなだけ。
つまんないノーマル女でございますの。



で、結局さ

この作品
本物のそういう方達にとっては
多分随分
「甘い」お話展開だろうと思うのよ。



 

そもそも。



売れない芸人女性2人が
コカイン密売の殺人事件なんか目撃しちゃったもんだから
命を狙われる嵌めになる。



これはまずいーーーーー!!!
大変だわよ〜〜ってんで
故郷を捨てて
恋人を捨てて(捨てられて)



やってきましたロスアンジェルス
そう、天使がいない街。



金はない。
出来ることは???
どうする???
どうするよ俺ーー!!!



ってんで
紛れ込んだのが
なんと「ドラァッグクイーン」のお店。
彼女達
自分を「男」と偽って
ステージに立つんだけど・・・・



ってのが、大まかなストーリー。



ああ、そうさ。
ご都合主義!!!



Photo_26
でもさあ、
たった44日間で撮られたっつう
この映画。
文句なしに
観ててワクワクスイッチが入ってしまう。



ほら、この写真なんかもさ
判る?一番手前のメイド服。
「ロッキーホラーショー」の扮装だったりさ。



くすくすくすくす。



派手なカツラと
リップシンクのステージ。
そこに乗り込む女2人。



Conie2 受けまくる
受けまくる



で、事態はどんどん
ややこしくなる。



「女」なのに「男」だって
言いつのる「嘘」。

そこに入り込む
恋模様。



Conie3  あ〜〜ら
貴方
私を好きなの?? 

じゃがいも男を
好きな「クイーン」。
でも心は乙女。



ああ、じゃがいも男
何故判らんッ!!???
そこの所が!!!!
鼻だけ立派でもしょうがねえぞ!!!

な〜〜〜んてな。



 

ドラッグクイーンのあの化粧!!
あの話し方!!!



それは自分を守るため。



これがさーーー。
「話し方」の特徴をあれこれのシーン
私は独り受けていたんだけれど。
(後、ベタだけど
胸についてのシーンね。)



な〜〜〜んて事も言いつつ
ちょっと哀愁も漂わせつつ
でも結局さ
ご都合主義の映画なのよ。



だって
カミングアウトしても
「戻れない」人は
彼女たちを微笑んで
「受け入れる」しかないんだもの。



けれど
いいじゃない!!!



小さなステージの上で
どんどん「ゴージャス」になっていく
彼女達のステージは
44日間でとったと思えぬほどプリチー。



すっごく凹んだ時にさ



「・・・食べよう!」とかさ



「・・・飲もう!!!」とかさ



「愚痴言ってても仕方ない!」って
割り切るそういう
彼女達の
チャーム
人懐っこさは
十二分に
「男らしい」もの。



ご都合主義でもなんでもさ〜〜〜
観終わって
何となく元気になれる1本。



Conie5いいじゃん、いいじゃん。 



VIVA!!!



フリークス!!!







posted by kazoo at 15:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月30日

銀河ヒッチハイク・ガイド

B000cs46yq01 文系男子のありかたってのは
本当に難しい問題だ。



だってさ、運動系男子の
スカーーっとした青空の割り切りも
演出として
持ちあわせていないわけだし。



なんかさ、屈折率が高ければ高いほど
そりゃあれこれと
理論武装は怠りなくなんだけど



それって却って観てる側にしてみりゃ
「めんどくさーい」ことになりがちでね〜〜。



理論武装が如何に都会的で
垢抜けた風を装っても
結局の所



「僕って・・・いけてるよね???」



って一人うっとりの実態ってことはさ、
ちょっと気の利いた女子は
スココココーーンと見破って
容赦なしだったりするじゃん??

モチのロンロン
同性の目は、近親憎悪が相まって・・・
わははははは。

だからさ、
しょうがなくて、無難に
「とりあえず、無害」
それを装おう風でしか芸の見せ様も
なかったりする。



まるでこの映画の主人公
アーサーみたいにさ。

折角「円卓の騎士」のヒーローと
同じ名前を持ちながら
終始
デロデロ
パジャマガウン姿で
オタオタと。



でも。



でもだよ。



たまに。



本当にたまに。



文系男子の心意気っつうかさ
「て、てめえらっ♪まったくぅぅぅ〜〜〜♪」って
にったにたしちゃうような
そういうの発揮されてて
ハッと嬉しくぶち当たることがあるんだよね。



そういうの発見した時はさーーー。
屈折率が乱反射して
そりゃあもうっ!!!



そこにあるのは・・・・
シニカルでブラックで
そしてクスクスクス
「男の笑いでさーー。



そういう訳で・・・・。






銀河ヒッチハイク・ガイド 

この映画、賛否両論らしい。
元々カルトSF原作だし
イギリスのモンティパイソンとかさ
あそこら辺好きな奴なら絶対嵌ると思うけど。

でも、私別にモンティ族じゃないしな〜〜。
なのに、何故に気に入ったであるかー???



多分さ、これを嫌いだって人は



「なんか物言いたげだけど、意味が判んな〜い」
とか

「色々サブカル好きが喜びそうな物
沢山散りばめてあるけど・・・
でもさー、そういうのって、鼻につくじゃん」
とか、

「・・・・・マジで結局・・・何が言いてえんだ???」とか。



逆に「好き」って人は
最初のイルカの歌につんのめってる内に
ロボットマーヴィンーーーーーーーーー!!!!!
だったり、
マルコビッチーーーーーーー!!!!!だったり

「きゃーーーーー!!!!
ゼイフォードーーーーーっ!!!!」



あ、これは私か。



そうそうそう。
そうなんだよ。



銀河系大統領ゼイフォード!!!!

正式には
ゼイフォード・ビールブロックス・・・って
な〜〜んちゅう名前をつけておるか。


(聞き様によって
ピープルブロックスとも聞こえるのよ。にやり。)


いや〜〜〜
しばらくぶりに
「キャラに惚れる」っつうのをさーー。
くっくっくっくっく。

で。
この役をやったのが、



サム・ロックウェルって人。
(下の写真、真ん中ね。)



この方、評価が高い役者さんでさ、
近頃売り出し中
しかも玄人さんたちが
結構絶賛していらっしゃるのよね。
その演技力を。
覚えていて損のない名前かもしれないー。



目利きと評判の
ジョージ豚好きクルーニー
ご贔屓の役者さんざんす。

コンフェッションなんて
なんつうか
これ、シリアス与太話??っていう
映画にも主演してるんだけど
私は実の所、
別にそういう評判を聞いたところで
彼に対しての印象は
可もなく不可もなく。



印象が薄くてさ。
ふーーーーーんって感じだったのさ。



好きなルックスでもないしさ〜〜〜〜。



B00009xlkt01








 

し・か・し!!!!



この映画のこの役でっ!!!



惚れたっ!!
惚れたぜっ!!!!



サム・ロックウェル!・・・っつうか
この無責任極まる
ノリ一発のロマンチスト
(ねえ、こういうのを私はロマンチストって言うと思うんだけど
他の皆さんはどう思われるのかしらん???)



ゼイフォードにさ〜〜〜っ!!!



惚れちまったぜ〜〜〜!!!!



Z  

















あ、思わず大写しにしてしまった。
こいつ、まさしく
その在りようが
「ロックスター」なんだもん。
くくくくくくくくっ!!!!
た、たまらんっ!!!


いつも書いてることだけど。



難しいことを難しく言うのは
バカでもできる。



でも難しいことを優しく言うのは
難しい。



更に言えば
難しい事を
笑いのめして考えさせるのは
更に!!!!



更にだわねっ!!!!

いや笑いのめしてっつうても
決して爆笑ではないわよ。
くくくくくっ。
にたにた
にやにや
ばっかでーーーー。

だってこれは
文系男の映画だもの。

そう。



この映画、
文系男の心に秘めた
ロックな心意気ムービー
だと思う。



乾いててバカで
ロマンチックでセンシティブ
そしてへにょへにょ〜〜〜。



多分現場は
厳しくも楽しいものであったであろうなーーっ!!!

混ぜて!!!
混ぜておくれー!!!
おいらもよ〜〜〜!!!



でもさ、やっぱり
そこは冷徹な観察眼。



女子にも結構厳しくて。



女には、いかに
男自身を投影させようと
女自身がその気にならねば
なーーーんも変わらん
とかさー。



痛い目に・・・あってきたんだろうね。
文系男ーーー。



そして、それでも・・・なんだね。
文系男ーーー!!!


(究極の銃っつうのが出てくるんだけどさ。
この銃、現実にあったら・・・・・・かなり怖いよな。) 

でも、ゼイフォードを慕う副司令官なんか
まんま、「男の願望の原型」だったりするところが
これまた・・・。



一生懸命集中する時には
『レモン』が必要なんて言いつつ


(レモンってアメリカの中古車の不良品
しかも「一見しては判らない厄介な不良品」を示す隠語。
・・・・2重3重にバカだよねーーー。)



あーーーもう!!!
「だから一体どういう話なんだよっ!!!???」



だ・か・らーーー

そんでもって映る姿は遠目で見りゃ、
ま〜〜んま
コンドーム・マン。



Z1





く〜〜〜〜〜!!!
た、たまらんな〜〜〜〜もう〜〜〜。



「どうせ僕の話なんて
誰も聞いてないだろうけど・・・」



今まで誰も見ることの出来なかった世界
アホアホビームできっちり。



観るがよろし。





posted by kazoo at 15:25| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月24日

コーヒー&シガレッツ

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好きな監督というのがある。
なんつうか、新作が出たって聞くと
「お。見たいな。」
って条件反射で文句なしに思える
そんな人ね。



私にも、勿論何人かいるんだけれど
そのうちの一人が
ジム・ジャームッシュ監督。



彼の作品のリズムが
とても好き。


今は亡き(って、死んでないってば!)ウイノナ・ライダー
めちゃくちゃキュートだったナイト・オン・ザ・プラネット



デップが一番素敵だった頃の映像の詩デッドマン



このオフビートな感じは、当時とても新鮮だった
そして今でもその輝きはうせてないよね。
ストレンジャーザンパラダイス



この3作品は
何度も何度も見返したし
その度に自分なりの発見があったような・・・そんな気がする。



そんなジャームッシュの新作を
やっと見ることが出来た。



「コーヒーANDシガレッツ」



もうさ、題名聞いただけで
期待値もあがろうってもんよ。



コーヒーも煙草も
ええ。
はっきり言って大好きだもの。



しかも禁煙禁煙って大合唱の
この時期に!!!
な〜〜んて洒落たタイトルかしら??



で。



見ました。



感想。






うーーーーーーーーーーーーーーーん。



困った。






正直に書こう。
私にはダメだった。
この映画、酷く「閉じた」印象しか持てなかった。



まず、私には「英語が判らない」というハンデイがある。



だから・・・バイリンガルの人が聞けば
リアルに面白い台詞回しとか、
きっとあるんだろうな。



でもさ、先の3作品なんて、
んなこと関係ナシに
「見て!」
ってお奨めできるんだよね。



シガレットとコーヒーと
キーワードにして
これは
コミニケーションの断絶を笑った作品なんだろうか。



笑えなかった・・・。



笑えなかったなー・・・・。
なんかイライラしてくるばっかで。



いつも通り
いや、それ以上に
ジャームッシュの友人、仲間が
総出演。百花繚乱と言っていい
この映画は
成程贅沢なつくり。



イギーポップトム・ウェイツ
2ショットなんて、
好き物にはよだれが出る構図。



でもさ。



なんか、ソフィア・コッポラの映画に
感じる嫌な感じ・・・・その匂いが
隅の方でちょっとした。くんくん。



モノトーンの画面を
今まで
「おされゆえに」
使ってきたんじゃ・・・なかった・・・よね???



多分



日本文化に造詣の深いジャームッシュ。
この映画でやりたかったのは
「落語」・・・そんな気もしたけど。



でもさ。



私には



コーヒーも煙草も
ちっとも美味しそうに見えなかった。



座ってコーヒー&シガレッツってのが
私が感じた全ての違和感の元なのかしら???



せめて、
「煙草はSEXの後が一番美味い」
ってこと位サラッと描いてくれたらな〜〜。



彼だったらきっと描けるはずなのに。



次回作に期待。←だから、何故いつも上から目線だっつうの!!



あ、でも最後の爺の演技は可愛かったぞ。





 
posted by kazoo at 14:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月23日

キッチン・ストーリー

Profile03 爺フェチ・・・かもしれない。いや、映画での話です。



映画を観ていて爺が出てくると、


何故か過剰に爺を目が追ってしまう。



婆にも目が行くんだけど
やっぱり爺の方にシンパシーを感じてしまうのは


爺がしっかり「不器用な孤独」ってのを抱え込んでいるように見えるからだと思う。



そんでもって、それを当人も持て余しているように・・・だから爺が好きなのかね。



ほれ、女ってさ、やっぱり図太いじゃない??


その図太さが実生活では好ましかったりもするんだけれど。



そういう私がこれまで観た
爺ストーリーの中でも
ひょっとすると1位?・・・・って感じの
それは見事な爺ストーリー。
「キッチン・ストーリー」



まず潔いのは、「邪魔な女が出てこない」
爺と中年男とその上司。
主要人物はその3人。



Profile02



独身男性の台所における
行動の動線を調査するという
まあ、なんのこっちゃなんだけど、

とにもかくにも、そういう名目で知り合う
2人の男。



なんか映画の宣伝では
「スローライフ」とかさ「スローフード」とか
そういうロハスな括りで売ろうって魂胆が
ちょっと透けてみえていたりするけれど



私にはそういうしゃらくせえ事より
「孤独」な人間が「他者を求める」ってことの
過程が意義が丁寧に描かれているから、そこが好き。



つまり
「コミュニケーション」ってことね。



そう、この映画の売りをあえて申せば、



「スローコミニケーション」



「家族」の意味を優しく解き明かすんだね。
「他人」が「家族」になるってことをさ。



孤独を抱え込んだ人間も当然の如く、

コミュニケーションをとらずにはいられないんだよなあ。


いやあ、それってなんて切ない。


でさ、気を抜いてみてると
スウェーデンは兄ちゃんで
ノルウェーは弟・・・・とか



中立国という名に隠れて
戦争の時には
「決断」しなかったからダメだとか



そういうピリリとした台詞を
聞き逃してしまうかもしれないから侮れない。



いや難しい映画じゃないよ〜〜。



時々笑って。
かなり共感して。



じんわりと暖かく、残酷で、優しい。



爺映画の最高峰の部類の1本だと思う。



Kitchen 北欧からきた極上爺映画。



決してこの映画は「ファッション」じゃない。



極上のユーモアに彩られて。



孤独を知る、或いは齧りかけた・・・貴方にお奨めです。T0001994a





posted by kazoo at 15:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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