2014年06月05日

恋は負けない

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最近どうもきな臭い話が多くて、
私は又もや映画に逃げ込んでいる。

本当はきちんと考えなくてはいけないんだろうけど、
巧く説明も出来ず、
巧く納得もできていないのは、
いつもの事。


とにかく、私がくたばるまでは、
戦争なんて止めてくれ。

これだけは頼むぜ。
必要ならば、常任理事国入りなんて止めりゃいいじゃん。


この国が先進国だとも
一流国だとも思ってねえもん。

だからと言って、デモに参加する若者達の
「自分の正義」を露とも疑わない顔にも、
うんざりさせられるけど。

主義とか主張とか
そういうものに「絶対」があると思える人間って
図々しいと思う。

そんなものいくらでも
形を変える事は、日々の生活の中で。

こんな時は、
何も考えない能天気な物語を見たい。

 

アメリカンパイ、「そんな訳ないでしょ!」っていう、
定番の、男の子の一夏の性春もので、
私は主人公をやった
ジェイソンビッグス
あまりの普通っぷりに受けてたんだけど。

やっぱ向こうの人達もそうだったのか、
見事にシリーズ化したよね。


そう、男の子の性春ものは、
昔からある定番物で。

映画の中とはいえ、
男の子って初体験が済むと
急に「大人」の顔をするのが可笑しい。

女の子は、生まれたその瞬間から
媚態を身につけているって言うけれど、
男の子は、経験値を積むことで、
初めて「男らしさ」ってのを学んでいくのね。

・・・大変ですな。

アメリカン・パイでは
期せずして、その真っ最中を
インターネットで同時中継されてしまった主人公。

これもクスクスだったけど、
でもまあ、「ロマンチック」は程遠いかな。

そこに少女マンガのロマンチックを振りかけたのが
この「恋は負けない」

さえない女の子が
粋な男の子に夢中になって・・・っていうのが少女マンガの定番ならば、
これは全くその逆バージョン。

さえない普通の男の子が、
癖のある美少女に夢中になって・・・。

「いい人」と言われながら
いつも恋の現場では、みそっかすな男の逆転劇。

 

相手役の癖のある美少女役をやっているのが
アメリカン・ビューテイで薔薇に埋もれていた
ミーナ・スバーリ
素っ頓狂な顔で「いい人」の本質を見抜く儲け役。


普通の、その他大勢の男の子の、
グローイングアップ物語の
気持ち良いハッピーエンド。


誠実はいつだって、
不器用であっても結果を生み出すのだと、
クスクス笑いの1本。

んでさ、この主人公やった男優ジェイソン。
あまりに本当に普通すぎちゃって、
もてなくて、もてなくて、
ついに素人お見合いパーテイに・・・ってこれはマジな話。

現実なんてそんなものよね?

グローイングあっぷっぷ〜♪





posted by kazoo at 18:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴッドアンドモンスター

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最近の客ってのは
最初から「泣きたい」と願って
映画を見たりするんだそうだ。



へ〜〜〜。
それであんな緩いセカチューなんて映画が流行るのか??
貧乏臭い話だな。


なんて事を言いながら、
私だって、見ればやっぱり泣くんだわな。
でもさ〜、条件反射の涙と、真の涙は意味合いが違うよね。

この間、
デュラス愛の最終章っての見ていたらずっと
より深く欲しがる者は、深く孤独だ」って思いが離れなくて。
んで、そう伝えてみたら、
「深く欲しがるって・・・あんたの事じゃん
わははは。
こ、これは墓穴を??

そしてふと、ああ、だから私は
いわゆるゲイムービーって言われるジャンルに惹かれるのか??と
今更ながら思い当たったのでありました。
ああ、でもいっときますが、私は至ってノーマル。
つまんない位普通のセクシャリテイ。

あらかじめ失われていることを判りながらも、
深く欲しがリ続ける、
欲しがり続けずにはいられない、
そんな人種のカルマを描いた映画。

ブレンダンフレイザーといえば、
ハムナプトラとかジャングルジョージとか、
明るくキュートで、たったかたーなイメージだと思うけど、
この映画では息詰まる熱演。

ゲイの男性に惹かれてゆく、危うく、
ゆえに残酷でもある庭師の役を演じています。
よくぞこの難しい役を・・・それだけでも拍手もの。

 

対する誘惑者は、今や指輪物語で有名ですな。
ガンダルフといえば判りますか?
自身もバリバリ。
この方はほんまもんのゲイです。

カミングアウトされた事も潔い、
イアンマッケラン

物語の中で、以前の恋人と再会した時、
瞬間的に見せるなんともいえぬ色気とやるせなさと絶望。
彼の演技は、
きっとその実人生に蓄えられた
澱の中の芳香として生み出されたもの。


ゲイムービーというカテゴリーだけに目を奪われていると、見逃しそうになるけれど、
むしろ、誘惑する者、される者
コントロールする事、される事で生じるカルマ
その闘いの映画なんだけどね。

最後のシーンで、はっと気がつくと
私は泣いていました。

痛かった。
けれど、救いの残された本物の映画だと思う。

全ての現象や要求や、
シンパシーや欲望の果てにあるもの

それは全ての人間にとって、
「死」という現実だけだよね。

それは救い?
それとも絶望?

そこに至るまでにあがけばあがくほど。
「より深く欲しがる者は、深く孤独だ」
そんな言葉も追いつかない程の・・・。
酔っ払いきれない酔いどれのあがき。

マイフェイバリット。




posted by kazoo at 15:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

華氏911


華氏911
を見てきた。



 

ヴィレッジと迷ったんだけどさ、
先に見た友人がぶーっつうから、
シャマランVIDEOでいいやと思って。
何となく予想ついちゃうじゃん?
アイロボット?
あ〜、VIDEOでいいっす。


結論から言うと、
前作ボーリングフォーコロンバインには及ばず。
映画的には、
かなり危うい、荒っぽい作品だと私は思う。

プロパガンダか否かっつう
議論も出ているようだけれども、
マイケルムーアが
前作である種の権力になったのは事実だろうし、

ドキュメント部分を積み重ね、
流れをつけるッつう行為は、
危うさを伴うよね

どうしたってさ。

ヒトラーの昔から、
欺くにしろ、洗脳するにしろ、
映画が利用されてきた事実はある訳だし。

でもさ。

わたくしが政治的な事件や事柄について
語るのが苦手なのには、
2つの理由がある。

ひとつは、そういう事を突き詰めて考えていくと、必ず
「じゃあ、お前はどうする?何ができる?」
って問いに、
満足のいく答えを直ぐに導き出せない事実があること。

これはこうよという情報も、見方を変えれば・・・ってのは、絶対にあって、
何が正しいか、正しくないか、
直ぐに判断できないし、

自分が誰かの見方、考え方に
影響を受けていないか、
いや、もし受けていたとしても、
それを充分に消化できているのかッつう事を考えると、
答えが出るには
恐ろしく時間がかかる事だし、
無力感も付きまとう。

後もうひとつは、
生理的な事。

そもそも、政治的な事や事件について、
積極的に発言している人達って、
真面目でさ、

な〜んか私の冗談が通じないような感じ
イメージがあるのよ。

なんかさ、下手な事言うと、
おこられるみたいな感じ?
(ま、確かにわたくしの冗談は
面白くねえんだけど。)

勿論、中には・・・って事もあると思うけれども、
国会議員一つとっても、
なんかpopじゃねえじゃん

私は「真面目」とか
「思想」とか
「国」とか
「権力」とか、

そういう言葉からは、
なるべく距離を置いて、
のんきに生きていきたいと考えている派なので、
そこら辺影響してるんだと思う。

POPに、私にも解る形で、
わかる言葉で、
政治や事件を説明してくれる人がいてくれたら、
その人は私にとってのスターさんだわ。←あくまでも、他力本願。わはは。

そんな私がなぜ華氏911を見る気になったのか?

それは、最近のこの国のニュースが
明らかにおかしいからだよ。


だってさ、大変な事件があっても、
NHK、民放、み〜んなアメリカの選挙戦がトップ。
ブッシュ再選?それとも?
アメリカがくしゃみすりゃ、日本は風邪ひくのが事実だとしても、
これは異常でしょう。

それは何故?

それはさ、対岸の火事だからだよ。

矛盾だ、不正だ、問題山積・・・いくら言った所で、
直接選挙権もない私達にとっては、
アメリカの現実、それは娯楽。

眉間に皺寄せて、
問題点を語れば語る程出るエンドルフィン。

きっと、華氏911を見た多くの人達は、
善男善女で問題意識も高く、
この映画を「楽しんでいる」事実には鈍感程度に
善良なんだと思う。

その証拠に、私が見ている間、
周りの人誰も笑わなかったもん。ブリトニー
がガムクチャクチャで
ブッシュに賛同しても、
リッキーマーティン

みんな「お勉強」してたんだよ。
ま、マイケルムーアの冗談も、
私のそれと50歩100歩だったけどさあ。

危うい映画、危うい観客、危うい私。
そんな中でず〜っと私はひとつの事を考えていた。


こういう映画、創れるかな?今の日本に。

この危うさを引き受ける日本人、いるのかな?

エンターテイメントの世界が元気じゃないと、
平和も自由も実感できない。

POPである為に、
この危うさも引き受けられる度量の深さを
私達は創れるのかしらん?

最後に映画の中で印象的だった言葉を。

無知な者は、それゆえに、支配される。






posted by kazoo at 00:24| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴーストワールド



ブスは厄介である。



 

今の時代、
ある程度の見た目の修復は可能ではあるが、
ブスはそもそも肥大した自意識の持ち主であるから、
「ブス可愛い」とか
「見ようによってはキュート」なんぞという言葉に
埋没できるはずがないのだ。


油断していりゃ
「私ってアメリみたいなの」
とか口走りやがるのがブスの厄介な所

んな訳ねえだろ!

てめえにポルノショップ勤務の男と出来上がる柔軟さがあるのかよ。

ねえだろ?

できるなら、人も羨むエリートで、
私だけを見つめる王子様のような・・・と
思っているのがブスの真実。

深田恭子の二の腕並みに、
無駄な希望だけを増幅させているのが、
ブスのブスたる所以なのだ。

そんなブスが見るべき
正しき映画とは?

まあ、大抵の場合、
ブスはアート系やシアター系とか言われる映画を主食とし、

「私って、ちょっと変わっているから」ムードに
酔っ払っているのが常だが、
本気を出せば、
甘ったるいハッピーエンドをこっそりと・・・なのは言うまでもない。

ブリジットジョーンズの日記っつう、
ブス自立日記みたいな映画があるんだけれども、


これが日本のブスに
本当に受け入れられたかというと、
甚だ???である。

なぜなら、最終的に自立=ブスほったらかしっつう内容であった為、
ブスのカタルシスを
完全には埋めなかった。

ゆえに、ブスが満足しきる映画になり得ていないから。
ブスは依存心が強いんである。

ブスに必要なのは、
なによりブスを自覚する事である。

ブスのブスたる所以を知る事。
なんでそんな事が必要かって?
自覚がなければ
対策も練ることができないからである

自覚した後、キャリーなんていうデパルマの古典を見て、
ブスゆえの復讐を誓うのもいいだろう。
(あんたに超能力はないがね。)

なんつう映画を見て、
ブスゆえの煩悶に悶々とするのもいいだろう。
(あんたにゃ王子様は声をかけないがね。)

しかし、やっぱり少しは救いも欲しいわさ。

そういう時に見るべき、
ブスのバイブルが
ゴーストワールド
である


主人公の写真を見て欲しい。

堂々たるブスである。

このブスが、肥大しきった自意識と闘い、
いかにして破れ、いかにして勝ったか。

世のブス達
(つまり、すべての女性と一部の男性って事だが。)
必見!!

ブシェミも出とるでよ。

・・・それにしても、
穴、ゴーストワールドと、
二つ主演してるっつうのは、
ソーラバーチ
(冒頭の写真のブス)・・・あなどれん!!

つまるところ地球は
ブスで回っているって事やね。




posted by kazoo at 00:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グリッター

あまりといえば、
あまりのバカさに笑えてきて、
結構残ってしまう映画というものがある。



B級どころか
Z級のそんな映画の中には、
とんでもなく予算をかけられているものや、
「ああ、きっとこれは消したい過去だろうな〜」っつう
思わぬ主演俳優のがあって、
えへへへとニヤニヤさせられる。



インディーズの作品群のなかには、
最初からそのツボを狙って作ってみたら、
思わぬHIT!なんてものもあって。

でも、私が言っているのは、
そんなツボ狙ってねえのに、
どうして、なぜ!!
って奴ね。


 

大体、ミュージシャンが主演っつうのは、
そういう匂いプンプン多数だったりするんだけどさ。

マドンナだって、マイコウだって、
その穴に足をとられてアイタタタタだったりするじゃん?

一つの世界で頂点極めても、
もう一つのお山にゃ登れないって事は、良くある話で。

でも、やっぱさ、勢い余って判断ミスってのは、
スターさんゆえに逃れられない罠。


そういや、いたな〜・・・なんて言わない様に。
サンタのかっこして、雪の中で無邪気に戯れていた
歌姫主演のこの映画。

マライアキャリー
見事にやっちゃってます。
はじけてます。
見事です。

その名もグリッター」。

あ、そこ、車関係じゃないからね。
勘違いしない。

マライア扮する、
すごい才能を持った女の子が、
不遇な日々を過ごす内、
愛する人に「君ならやれる」と背中を押され、
引っ込み思案な私だけれど、
手にしたチャンスをガッツリモノに。

其処から先は、あれよあれよ。
稀代の歌姫と崇められ。

けれども、ふと気づけば、あの愛は何処・・・っつう、
まあ、なんでしょう。どうしましょうっつう内容なのですが。

(本人曰く、限りなく自分に近い映画だそうで。)


 

これがね〜。
まず笑っちゃうのが
一時代を築いたprinceの映画
「パープルレイン」と酷似!

殿下の映画見た方なら、きっと大笑い。

ステージ場面で、シルエット群像が
2階でダンスなんてね〜、もろパク!!
演出同じどころか、映像同じ。
思わず監督一緒か?と思いましたよ。私は。


 

彼女、殿下好きで、
曲もカバーしている位ですから、
見まくっていたのかもしれません。若い頃に。

「私が主演映画を撮る事になったら、絶対こんな風に・・・」と
妄想満開だったのやもしれません。

普通、そういう妄想は
妄想のままに終わるんですが、

作っちゃいました。
しかも、主演で。

まあね、
とはいえ、princeの音をモロパクして、
しれ〜っと日本語のせて出してる
岡村なんていう輩よりは
微笑ましいかもね。

いいから、その背中のチャックを開けて出て来い!!
・・・なんて事はともかく。


マライアは元ネタが割れても、平気で演技を続けます。
って、当たり前か。
それがどんだけデンジャラスな事かも省みず。

青春の妄想って奴は、
妄想に留めておいた方がいいっす。

おかあさん、そこんとこ、ちゃんと教えておくように

これ、実現させちゃったっつうのが、
マライアの不幸だよな〜。

ま、成り上がって称賛の嵐の中、
どんどん「ケバダチまくる」彼女も見ものなんすけどね。


あとね〜、1番の見ものは、
彼女が、頑固に、頑固に、
自分が一番良く見えるという
左斜めからのショットを、多用しまくるっつう部分であります。
(上の写真参照ね。)

もうね、見えるようなの。

「ダメ!私の決め顔は、この角度!
マネージャー!!契約書を読んで!!」

かくして、ご期待通り、
この映画、散々な結果と相成り、
悪名高きラジー賞、ぶっちぎりだったらしいんだけどさ。


でもね。
私はそんなに悪い映画じゃないと思うよ。
だってだってだって・・・

笑えるんだも〜ん!!

他人のXXは蜜の味。



posted by kazoo at 00:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月30日

鍵泥棒のメソッド

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堺雅人
香川照之
今や
当代一の人気役者。


なんつうても
例の
半沢直樹での
主人公と
敵役。

その
がっぷりよつぶりが
記憶に新しい。

半沢直樹
面白かったよねえ。


オーバーアクトも
「こりゃあ現代の
時代劇」




そう思えば
ぷぷぷぷぷって
楽しめたもの。


で、
その勢いに乗って
堺雅人は
リーガルハイの続編主演で

頑張っている訳だけれど

う〜〜〜ん


 

わたくし的には
あそこまでいっちゃうと
too much で
NO THANK U。


 

あんな長台詞を
滔々と
凄いよねえ〜〜。


でもさ
上手いのは判るけれど

あれはもう
マンガだもの。

ギリ
半沢までだったなあ。

って
こんなことを書けば
「判ってないなあ〜〜」って
思うファンの人だって
大勢いると思うのだけれど。

オーバーアクトは
役者としても
ふりきるって面白さがあるんだろう。

演じていても、さぞや
面白いんだろうと推測する。

だけどさ
それは諸刃の刃。

例えばさあ

巧い役者さんだよね。

だけど
彼が出ると
すべからく
ある種の「色」がつく。

その「色」が
物語の邪魔になることだって
結構
あるような気がするのよ。

「物語」
アクセントと
色は
役者によって
増幅もするし
またその反対も。

その轍を
堺雅人も
香川照之も・・・う〜〜〜
危ない
危ない。


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人気者なんだから
いいじゃないの。

役者はさ
とりあえず
人気者になって


使われてなんぼっていう
そういう部分も
あるじゃない

君は
「オーバーアクト」だって
言うけれど
それを求めているって人が
大勢いるんだったら・・・



う〜〜ん

そうでしょうけどさ。

TVの王様が
映画の王様になるかっつうと
これまた、ねえ???

香川は
そこらへん
本能的に・・・もちろん
他の理由もあるんだって
判っているけれど

歌舞伎っていう世界を
見つけたじゃん?

じゃあさあ
堺雅人は???


そういうことを
考えて
観てみるのも一興な

メソッド=メソッド演技法。

せりふを抑揚で意味づけしたり、
外見の動きで演技を説明したりせず、
内面的な精神を大切にする演技技法

こんなことを
タイトルにかけて
銘打っている訳だからさ

物語は

「んなこと、あるの〜??」だとしても


 

そこを
観る者に
説得
納得させるのが
役者のお仕事。

2人とも
「オーバーアクト」ではなく

ちゃんと
演技して物語を紡いでいる。


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ここでの2人を観れば
やっぱさ


TVの中で
持て囃されているのが


「わかり易さ」であって
「ニュアンス」ではない
ことがよく判るよ。

売れない貧乏役者(堺雅人)と
記憶を失った殺し屋(香川照之)。

対照的なふたりの人生は、
ある日ひょんなことから入れ替わって
そこに婚活中の女(広末涼子)が
絡んでぷぷぷぷな物語は進む。


この映画
ほんっと
脚本がいい。

内田けんじ監督の作品は
着地がホント素敵よ。

 

「30過ぎたら
ときめくことなんか
なくなっちゃう」


リアルなそのセリフを
ひっくり返す
警報音を伴った
日常の奇跡。

「運命じゃない人」から
観てきてよかったよって感じ。

そうそう711uqcmt2ol__aa1500__2

婚活中の女を
演じる
広末涼子
可愛い!

今まで観てきた中で
ダントツ。

彼女がいう結婚相手への
条件

「健康で
努力家の方であれば」

うん
行動は素っ頓狂でも
真理でしょ?



内田監督
アフタースクールの時も思ったけれど
女性を可愛く撮るのが
上手いね。

だけど
とーってもシュガーな
ストーリーのようで

「演技論」を
現役役者に語らせてしまうっていう

その
底意地の悪い面白さ
両立しているのだ。

ああ、
本当に
「映画は脚本」!!

ハッピーエンドが好きな貴方には
もちろん、
お薦め♪

聞くべきは、

「コンドウ、です」。


 



posted by kazoo at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

かぞくモメはじめました

Parental_guidance_poster2「おかずですっ!」



 

「ずーこですっ!!」



 

「寒い時には
映画!!
映画だわよ!」



 

「2人揃って」



 

「映画に耽溺〜〜!!!」


「今日は
ぜひぜひ見てちょうだいの
超お薦め作品!」


 

「そうね
何やらDVDスルー作品っぽいんだけど
ちょっともったいないよね」



 

「早速だけど

『かぞくモメはじめました
ってこの邦題
なかなかうまい」



 

Parental Guidance
原題 」



 

「親のガイダンスってな
意味合いね」



 

「かぞくモメはじめました」



 

橋田寿賀子


原作?」



 

「なんでよっ!!

違うわよっ!」


 

「とにかく
邦題に惹かれて
手に取ってみたら
出演者が結構
豪華!」


 

「名作
恋人たちの予感


』で
男女の友情と恋愛について
チャーミングに
語り演じていたビリークリスタル

Photoなんと
彼が今回は
お爺ちゃん役だわよ」



「わお!」


 

「だけどさ恋人たちの予感で
Imagescam7i800
共演の
こ〜〜んなに可愛かった
メグ・ライアン


お直しのやりすぎで







Photo_2
なんか
今じゃまるで魔法使い



非常に残念なことに
なっていることを思えば、


彼、いい具合に
年を重ねているんじゃないかしらと思うわ」


 

「まあ
彼の場合初手から
ルックスで売っていたって訳でもないしね」


「あら
そんなことないわよ」



 

「え?

あーたって
ああいう
電球顔が好みなの??」



 

「!!!!
電球顔って!
あーた
アカデミーの名司会者に向かって
なにを言い出すのよ」



 

「そのビリーの奥さん役が
歌って踊れる肝っ玉母さんベッドミドラー



Photo_2

「あら
ご陽気な御夫婦ですこと。」


 

「そんでビリーの娘役が
マリサ・トメイね」


Photo_3「彼女って
いつまでも
若々しいってか
劣化しないよね〜〜。


 

そんでもって
こういうコメデイものは
「いとこのビニー
実績ありありだし


あらほんとに
結構
豪華なキャスティング」

「でしょ、でしょ??」


 

「そんでさ
ビリー演じるアーティは
野球実況の仕事やってるんだけど
突然
「あんたのスタイルは古いぜ」
ってリストラにあっちゃうの」


 

「お!野球!?」


 

「野球よ。
あちゃらの映画で
野球絡むと
なかなかの作品多いじゃん??」


 

「うんうん」


「でもリストラされちゃうんでしょ??」


「そうなのそうなの。

で、そういう時に
ちょっとアーティ夫婦と
イマイチうまくいっていない
距離がある
マリサ・トメイ演じる娘アリスから

「ちょっとしばらく
こっちに来て
孫の面倒
見て欲しいんだけど・・・」

って連絡が
入るのよ」

 

Andyfickmanparentalguidanceszuloife「ふんふん。
日本でも
「ちょっと面倒みて」
ってのは良くあるケースよね」



「アーティは
ま〜〜ったく気乗りしていないんだけれども
張り切るのが
ベッドミドラー演ずる
おばあちゃん!

 なんかさ
アリスの旦那の方の両親は
近くにいるもんだから
孫ともすごく仲良しで

一緒に写っている写真とか
アリスの家には
いっぱい飾ってあったりするのよ〜〜」

 

「対抗心がむくむく」


 

「ところが」


 

「ところが?」


 

「私たちが留守にする間
これだけは守ってねって
言いつけられる

娘の教育方針ってのが
あーた」

「なによ」


 

「かなりしゃらくせえの」


 

「??」


 

「まず子供には
「ダメ」と言わない。
「考えてみよう」


 

「あ〜〜〜〜〜」


 

ひとつ悪いこと言ったら
3つ褒める」
とかさ


「砂糖は与えない」

 

「は?」


 

「日本だとさ
「虫歯になるから
甘いもの食べちゃダメよ!」とか言うけど


あちゃらだと
「子供に砂糖を与えると
無駄に興奮するから
良くない」
って言われてて

与えないおうちも多いらしいのよ

なんか
おハイソなお家では、ね。」



「へ〜〜〜。
でもさ
子供にとっちゃ
甘いものって楽しみじゃ〜〜ん

センスが悪くなるから
アンパンマンTシャツは
うちじゃ絶対に着させませんわってなことね?」

 

「はいはい。
そうなの。
けど
親の思う通りにはいかないのが
子育て。


つまりさ
そういう「価値観の相違」っての??

親世代と
そのまた上の祖父母世代の
価値観の相違による
衝突が
孫たち3人を
当然の如く巻き込んで
面白おかしく描かれるのよ〜〜


「あ、そうなんだ」

 

「でさ、そういうのって
国が違っても
ほんっと
一緒よね〜〜〜って部分が多々で。」


 

「ふむふむ」


 

「まあ、両方とも
子供のために
良かれと思って、なんだけど」


 

「繰り広げられる
橋田寿賀子ワールド」


 

「いや、そうじゃないから」


Andyfickmanparentalguidanceszuloi_2「で、子供は
3人いるんだけどさ」

 

「男の子?」


 

「男の子2人に女の子一人」


「で、
この子供たちがさあ〜〜〜
最初、ちっとも可愛くないのよ〜〜〜」

 

「アハハ」


「はっきし言って
問題ありあり」

 

まず長男は吃音

で、
矯正のため教室に通っていて」

 

「あの子目が黒目がちで
可愛かったわよ〜」


 

「その矯正教室ってのも
な〜〜んか
「喋るプロ」だった
アーテイにしてみれば
首を傾げざるを得ない感じなの」


 

「でも
疑問を投げかけて
抗議しても
おエライ先生の提唱した
やり方を実践しているんざます
って
言われちゃうのよね〜〜〜」


 

「後、女の子は
バイオリンを習ってて
コンテスト間近。」


 

「彼女は
完璧主義者で
3人の中じゃ
いい子ちゃん・・・なんだけど」


 

「ね〜〜〜〜」


 「ね〜〜〜〜」

 

「末っ子は
目に見えないけど
カンガルーの友達と一緒」


 

「???」


 

「まあね
これがまたラスト近くに
じーんとくるエピソードにつながっていくんだけど」


 

「ふ〜〜ん」


 

「最終的に
この3人の子供たちが
ほんっと
可愛く思えてくるし」


 

「あら、最初は
可愛くないって思っていたのに??」


 

「そうそう」


 

「お爺ちゃんお婆ちゃんが
その孫のために・・・
それは結局
我が娘可愛さに繋がっているってこととかが
展開されていくっつうかさ」


 

「あら、橋田寿賀子」


 

「だから
もっとカラッとしているんだってば!」


 

「子供のための
教育方針と言いつつ
心配でちっとも
出かけられない娘に
子離れの必要性を説いたり」


 

「あ、やっぱし
橋田寿賀子」


 

「だから、違うって言っているでしょっ!!!」


 

「ちゃんと
子供それぞれの見せ場があって


 

「うんうん」


 

「ラストもあったかく」


 

「野球がここでも
素晴らしいキーワードになっているよね」


 

「とにかく
泣けて笑えてあったかい気持ちになれる」


 

「あちゃら版橋田寿賀子ワールド」



 

Andyfickmanparentalguidanceszuloi_3「違いますっ!!


セリフで長々説明なんてシーンより
身体張ってるシーン多かったでしょ!?
見てなかったの?あーた!!!」

 

「・・・ごめんちゃい」



「とにかく
洋画好きの貴方
キャスティングにびびっときたら
その勘は間違いなしよ!!」


子供も親も
そのまた親も
成長するもの。
成長できるものだってことを
チャーミングに描いてて
ほんとお薦めっ!!」

「お薦めよ〜〜っ!!!」


 




posted by kazoo at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 (か) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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