2015年02月15日

その男は、静かな隣人


その男は.jpg
クリスチャン・スレイターっつうたら
昔はブイブイいわせてたわよねえ」

「そうそう
期待の若手アクター

次代のジャック・ニコルソンとか
いわれていたんだわよ〜」

「「トゥルーロマンス」とかさ
激情の愛!!」

「電話BOXでのラブ!!!」

「それとか
忘れられない人」とかも可愛かったわよね〜〜〜」

「まあ、懐かしい!」

「とにかく
演技派で
注目していたのに」

「のに」

「派手な女関係!」

「アルコール問題!!」

「97年にはついに服役までして」

「ううう〜〜〜〜」

「あたら素晴らしい才能を」

「もったいない」

「もったいない」

「そう思っていながら
いつのまにか
あたしの中では

「なつかしき
スターさん」的位置になっちゃってたっつうにさ!!!」

「っつうに??」

「あーた、びっくりしたわよ!!!」

「その男は、静かな隣人」

「原題He was a quiet man」

「まああ〜〜〜
静かすぎて
あたし、最初はスレイターってわかんなかったもん!」

「確かに見事なでこっぱちっぷりで」

「そこ?」

「いやあ
ほんっとに
どこのおっさんかと思ったら」

「思ったら」

「スレイターだったのよ!!!」

「見事ななりきりっぷりだったわよね〜〜〜!!!!!」

「これね
社会派サスペンスってことになってんのよ」

「いやあ、あたし的には
ラブストーリー?妄想?メンヘラ?
いろんな要素あるって思うんだけれど、
とにかく画面から目が離せないよね。」

「うんうん。

スレイターは
ボブ・マコーネルってうだつの上がらないサラリーマン。

上司には苛められてるし
同僚にも馬鹿にされてるし」

「で、あれこれ夢見てるのよ」

「会社をビルごとぶっ飛ばすとか」

「同僚、上司を撃ち殺すとか」

「おいおいおいおい」

「おいおいおいおい」

「もうね
そういうシーンが
異様な緊張感!」

「異様な説得力!!!」

「ひゃ〜〜〜〜〜
やっちゃう???」


「やっちゃうの???」

「ギリギリのところで」

「撃っちゃうの??」

「NO!!!」

「なあんだ」

「違う同僚がぶっぱなすのよ〜〜〜!!!!」

「きゃーーーーーーーー!!!!」

「きゃーーーーーーーー!!!!」

「どういうこと???」

「そこはかとなくボブが思いをよせていた
ヴァネッサも撃たれちゃう」

「そしてヴァネッサを助けるボブ」

「英雄になるボブ」

「と・こ・ろ・が」

「と・こ・ろ・が」

「ヴァネッサは全身麻痺になって
「どうして私を助けた!!!」」

「ひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「私を殺せ!!!!」

「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「とにかく、物語は二転三転。
さっきもいったけど
ラブストーリー?妄想?メンヘラ?
いろんな要素あるんだけれど、と〜〜にかく画面から目が離せない。」

「見終わってぐったりーだったよね」

「で、さ
こんなお話
最後までもっていったのは
やっぱりスレイターの力だわって」

「そうねえ」

「伊達にでこっぱちな訳じゃないのよ」

「とにかく
異様な緊張感!

それだけのためにも
観る価値はありと思うううう〜〜〜」


「そうね」

「寒い夜は
この緊張感、貴重よ〜〜〜」

「アハハハ」

「緊張感と共に
あつくなって〜〜〜〜!!!!」


「なんかイマイチ
あーたの言っていることも
ピントがずれてる気がするけど・・・」

「あたしはほら
あーたの隣の
静かな隣人だから〜〜〜」

「・・・・・怖ッ!!!!!」











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posted by kazoo at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月27日

スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え! No.1!!




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「おかずですッ!」


「ずーこですッ!!」


「2人揃って」


「映画に耽溺〜〜〜!!!!」

「ボリウッドです」


「おなかいっぱい〜」


「いやあ
ほんっとおなかいっぱい〜〜〜」


「コメデイと思えば」


「シリアス」


「シリアスと思えば」


「ラブストーリー」


「ラブストーリーと思えば」


「BL」


「えーッ???

友情物語でしょッ!?」


「だーってあんな舐めるようなカメラワーク」


「・・・た、確かに」


「物語は

世界一のセレブ学園、

聖テレーザ学園の中で起こりますのよ。」


「セレブ学園!!」


「だーってそういう設定なんだもん。


ただ

この聖テレーザ学園

2つに大きく分かれてるの」


「頭や運動、実力で入学してきた生徒たち」


「それと

お金で入学してきた生徒たち」


「ま、

よくある構図なんだけど

インドじゃカースト制度があるからさ」


「なんか微妙に2つのグループの対立ってのも

深い感じがするよね〜〜」


「で、毎年、学力、ダンス、運動能力を競う競技に勝ち抜き

“生徒No.1"を決める大会が開催されているのよね。」


「優勝者には一流大学への推薦入学が約束される。

学園が全費用もつってんで

そりゃああーた

いろんな意味でBIGチャンス!!!」


「今年の注目はロハン(ヴァルン・ダワン)。

父は実業界の大物で申し分ないんだけれども、

ロックスターを目指している ことを反対されてて

親子関係はうまくいっていないの。」


「ま、この父親ってのが

自信も金も野心も持ってるけど

はっきり言って

ゲス!」


「油ギッシュでね〜〜〜」


「でも、いるよね〜

こういうオヤジ」


「いるいる。」


「そんなところへ、中流家庭出身ながらスポーツ万能、ダンスのキレ良し、

頭も良くておまけにナイスガイのアビ(シド・マルホトラ)が転校してくるの。」


「このアビが!!!!

アビが問題ッ!!!」



「何をやっても目立つアビはロハンと対立するんだけれども

徐々に二人の間には

良きライバルとして友情が芽生えてくのよね。」


「うんうん」



「だけど、ロハンのフィアンセ、シャナーヤ(アーリアー・バット)とアビが急接近、

3人の関係がぎくしゃくし始める。」


「これはさあ

わたし思わず歌っちゃったわ。


「喧嘩をやめて〜〜〜

2人を止めて〜〜〜〜

あたしのために〜〜争わないで〜〜〜〜♪」


「・・・ふるッ!!」


「シャナーヤを演じる

アーリアーは

絶世の美女・・・って訳ではなく」


「ボリウッド映画には

と〜〜んでもなく美人なヒロインが出てきて

びっくりさせられるけれど

彼女は

結構親しみのわくというか

隣のおねえちゃん的ルックスよね」


「ね〜〜〜

でもそんな子が

ブランド好きで

いい男2人から言い寄られまくって」


「ぐふふふふふ」


「ぐふふふふふ」


「少女漫画」


「少女漫画」


「そんな中、いよいよ生徒ナンバー1を決める大会が開幕する。

夢と希望とプライドを賭けて、

恋を取るのか、友情を取るのか。」


「さあ、果たして生徒No.1は誰の手に・・・?っていうのが」


「主なストーリーなんだけど」


「一番の見所はなに??」


「なんつうても

「ここ、観客の皆さん観たいでしょ??

じっくりみたいよね??」

って製作者が思ったんだろうな〜〜って部分が

ことごとくねちーっこく・・・


「そう

ねちーっこく!!」


「海に入ったボーイズの

見事な割れた腹筋とかさ」


「ねちっこいよね〜〜〜

写し方が〜〜〜」


「そうそうそう!!!


でもそんなことより


もーっと凄い見所があるのよ!!この作品!!!」


「どこ??

どこだっけ???」


「アビをやるシド・マルホトラが!!!!」


「が???」


「ま〜〜んま

平井堅ッ!!!!!」


「きゃーーーーーーーッ!!!!」


「きゃーーーーーーーッ!!!!」


「いや、マジで

もう

ほんとにそうとしか見えないのよ〜〜〜」


「笑っちゃうくらい、マンマよね!」


「平井堅が割れた腹筋!」


「平井堅が喧嘩を止めて〜〜!」


「平井堅がディスコでダンス!!」


「平井堅が野心!!!」


「平井堅が!」


「平井堅がーーーーッ!!!!!」


「あたしさあ

その1点のみでも

見る価値あると思うわ」


「そ、そう??」


「だーって平井堅よ〜〜〜?」


「いやだから平井堅だからどうなんだって」


「いや

あの海パンいっちょの平井堅は

必見よ!」


「シリアスなのか

コメデイなのか

ゆらゆら揺れる

製作者の胸の内」


「だけど揺るがぬ

平井堅!」


「・・・いやちがうけどね」


「平井堅!!!!」


「・・・・・・・・・・・・・」


「平井堅は

必見よッ!!!」


「・・・・・・・・・・・・・だから違うけどね。」






 

posted by kazoo at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月27日

死霊館


「・・・おかずです」





「・・・ずーこです」





「2人揃って」





「映画に耽溺〜〜」





「したいけど」





「けど〜〜〜」





「これは・・・・」





「これはだわよね〜〜〜!!!!」





「ううっ」





「ううううっ」





「もうねえ
秋の夜長
独りでこれはじっくりと」





「・・・うううう」





「・・・うううう」





「帰りましょうか」





「帰りましょうか」





「・・・って、やっぱりその前に
ちゃんとここは言わなくちゃ!!!!」





「そうね
そうじゃなきゃ
この作品を大プッシュのあいつの思うツボ!!!」





「ツボ!!!!」





「負けない!!!」





「負けないわっ!!!」



「えっと、割とクラシックな作りの
ホラー・・・ってか
エクソシストもの
だわよね」




「うん。



あたし達は
キリスト教徒でもなんでもないから
ここに描かれる悪魔の恐ろしさってのは
今ひとつわかっていなかったりするんだけど」


「うん。



でもさ
一生懸命買った家に
「いわく」があったなんて恐ろしさや

「なんで引っ越さない?」
「有り金叩いて家を買ったっていうのに
どこへ引っ越すと言うんだ?」
とかいう
恐ろしさなんてのは
すご〜〜〜〜〜〜〜〜〜くわかるじゃない?」





「そうそう。
中古物件のおウチに残されてた
クローゼットに
な〜〜んか不穏なムードとかさ」



「ああああああああ〜〜
やめて〜〜〜〜〜〜」





「「顔の見えない」者ってのは
なにをしていたのか
なにを考えていたのか
わからない」




「だけど


確かに痕跡はあって・・・」



わからないから
恐怖が増殖する
ってことを
上手く見せているよね〜〜」





「音」




「鏡」




「背後」




「クローゼットの中」




「人形」




「地下室」



「拾ったオルゴール」




「夢遊病」




「風」




「時計」





「・・・ううううううううう」





「・・・・ううううううううう」





「ほんっとこれ
独りの時に観たら
かな〜〜り・・・」





「うううううううう」





「そんでさ
途中
エクソシストっつうか
心霊現象の研究家夫婦がさ





「これは
霊でもなんでもありません。






床に湿気が溜まって
家なりの音が鳴ってるだけ」
とか





他の家族の事例で
説明したりするじゃん」





「うんうん
科学的視点をちゃんと持っているんですよ〜〜



そんな頭から
なんでもかんでもって訳じゃないんですよ〜って
あそこらへん巧いよね」





「なのに〜〜〜〜〜〜〜〜」





「なのに〜〜〜〜〜〜〜〜あの家じゃ〜〜〜〜」





「ひ〜〜〜ん」





「ひ〜〜〜〜ん」





リリ・テイラーなんて好きな女優さんが
出ていたりするし」





「ほんと
よくできている作品ではあるのよね」





「うん」





「でも、いや〜〜〜〜〜っ!!!」





「いやよね〜〜〜〜〜〜っ!!!」





「あたしが面白かったのはさ」




「え?


お、面白かったの???」



「うんある部分は、ね」




「急にあーたとの間に


ガンジス川が」




「なんでガンジスなのよ」




「とにかく自分はキリスト教徒でもないのに
悪魔が現れる時には
もんのすごい匂いがする
とか
そういう「情報」を
いつのまにか持っていたりしたことよ」





「・・・ホラーの観過ぎなんじゃないの〜??」





「あとさ
やっぱりいっちゃん怖いのは
「なにかわからないけど
そこにいる」
って奴ね」





「あ〜〜〜〜〜〜〜〜
もう、神経に触るよね〜〜〜」





「その正体チラッと
化物っぽく姿映る瞬間があるんだけれども
あたし
そこで
不思議と落ち着いちゃったのよ〜〜〜」





「あ〜〜〜
それなんかわかる〜〜〜」





「怖いのよ。





怖いんだけど
リアルな「姿」をとると
不思議に冷静になれたっつうか、ね〜〜〜」





「うんうん。


あの
「お姉ちゃんの後ろにいる〜〜〜!!!」とかは
めっちゃ怖くて
冷静になんてなれないのにね〜〜〜」





「ね〜〜〜!!!」



「やっぱ
怖いのは「気配」なのよ。



そこのところ
この監督
すっごくわかってるよね〜〜〜。





あとさ
これ実話っちゅうじゃない?」





「あの最後の
実際の家族写真!!!」





「ううううううううううう」





「ううううううううううう」




「反則」



「反則」





「・・・とにかく
よくできてはいるよね」





「うん。



認めます。」



「・・・でもさ〜〜〜〜」




「・・・でもね〜〜〜〜」





「うううううう〜〜〜〜」





「ううううううううう〜〜」





「さ、早く違うの観て
気分を変えましょ!!!」





「そうね」





「なにを観る??」





「えっと・・・・あれ??」





「な、なによ」





「あーたのうしろっ!!!!」





「・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!」





「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」






わんっ♪









ラベル:リリテイラー
posted by kazoo at 14:37| Comment(0) | TrackBack(17) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月25日

ジャージーボーイズ


「2009年のなにかの統計で
見たんだけどさ」



「なによ、いきなり」



「日本人が映画館に出かけて
映画を観る回数って
年に1度
なんだって〜〜〜」



「あら〜〜そうなの??」



「うん。」




「でもさ
今はDVDとかブルーレイとか
通信回線でってのもあるし
おウチでご覧になるって方だって
多いんじゃない??」




「まあそうよね。


でもさ
以前ボーイフレンドと話していて
意見が一致したんだけど」




「あら、あーたが
他人と意見一致なんて珍しいわね」



「人を変人扱いしないでよ」



「違うの?」



「違うわよ」



「あら」



「・・・・ぶつわよ!」



「で、どう一致したの??」



「不思議と
「映画館で観た映画」ってのは
忘れないし
刻みつけられるってことよ」



「あ〜〜それは言えるかも」



「でさ、その貴重な
年に一回の劇場鑑賞ならば
どうよ、これ!
大推薦だわよ!!!だったのが
ジャージーボーイズ!!!」


「あ、そう繋がっていく訳ね」



「クリントイーストウッド監督作品」



「劇場も
混んでいたわよね〜〜」



「うん。」



「クリントの監督作品ってさ
すっごくいいのが


素晴らしい作品が多いけれど」



「テーマが、ね」



「そう、結構
観るのに
根性がいるって作品多し!!!だわよね〜」



「と・こ・ろ・が」



「ところが??」



「これは、違う!


音楽好きで有名なクリントが
すっごく楽しんで監督したってのが
明らかにわかるのよ〜〜〜」



「あ、そうなの??」



「これ1960年代に
世界中で絶大な人気を誇った
米ポップスグループ
ザ・フォー・シーズンズ」の栄光と挫折を描いた
トニー賞受賞ミュージカル
ジャージーボーイズ』の
映画化ってことなんだけど。」



「クリント監督はその舞台のキャストを
そのまま使っているのよね」



「役のことを本当に理解しているからってことで、ね」



「舞台では有名かもしれないけれど
正直知らなかったわ〜的役者さんが
まあ、巧いッ!!!」



「巧いよね〜〜〜」



「ヴァリ役のあの子
ほんとに
鳥肌もののファルセットだったもの」



「ね〜〜〜!!!!」



「不良だった移民の男の子達が
才能を開花させていく
その道のりの「説得力」の基礎となる
あの歌声!!」



「割と物語自体は
淡々と流れていくのよ」



「そうね」



「でも決して退屈させないよね」



「そうそう。
ラストまで
一気に持っていかれるよね」



「でさ
Can't Take My Eyes Off You  !!!」



「泣けた〜〜〜」



「あーた
ホロホロ泣いていたわよね〜〜」



「あら、あーただって!」



「決して
「泣きなさい」演出じゃないのにさ」



「そうそう。


邦画監督達は
ぜひ
ぜひ
この作品を観て
お勉強していただきたいものだわ〜。



淡々と・・・なのに
なんか
掴まれちゃう」



「なんかさあ
成功したらしたで
いろいろあるのよ。」



「うん。ラスト近くでの
あのコメント!!
「リンゴスターになりたいか」とかさ」



「ね〜〜〜


でもさ
マフィアとのつながりにしろ
家庭での問題にしろ
なんか
クリントの視点がさ
あったかいっていうか、さ」



「うん。
クリントの年齢からくるものも
あるのかも、ね。



「いいことも
悪いことも
人生にはある」
っていう


当たり前のことなんだけど
切なさと
諦念と
希望と



「そうねえ〜〜〜」



「ほんっと

音楽と
ステージと
人間を「慈しんでる」
じゃない??」



「結成から解散
そしてその後」



「そして
そして
ラストはもう、もう!!!!」



「音楽のもつ力」を
クリント自身が絶対的に
信じている
ってのが
伝わるよね〜〜」



「ヒット曲を出すって
決心して
そこからの「シェリー」!!!」



「鳥肌もの!!!」



「あ、わたくし的にツボだったのは
ジョーペシ
リベラーチェ

この間「恋するリベラーチェ」
観たばっかしだったしね。」



「アハハ。」



「あとクリストファーウオーケン
やっぱしLOVEハート(トランプ)



「やっぱし??」



「あとさ
あとさ
ロックの殿堂入りシーンで
「あれはきっとダイアナロスね」とかさ

営業に行ったら行ったで
「黒人なら来い」と言われて
追い返されるとかさ、

ほんっとクリントの若い頃のTVはめ込み映像とか
いろ〜〜んなくすぐりが嬉しくてニカニカ。」



「うふふ。」



「帰宅してHP覗いて
映画を思い返すなんて
久しぶりのことよね。


繰り返しになるけれど
あとくちのいい作品だからこそ
切なさと少しの諦念と希望が共存
しているのよ。」



「そうねえ」



「幸せはなるもんじゃない。気づくものさ。」


「うん」



「ああ、もう
昔だったらさ
一日映画館にいて
何度も鑑賞していたんじゃないかって
思うんだけど〜〜〜」



「そうね〜〜〜」



「とにかく
劇場で!」



「ええ。


劇場で!!」



「ぜひ!」


「ぜひ!!!」






posted by kazoo at 14:59| Comment(0) | TrackBack(31) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月21日

人生の特等席

「俳優はもう引退さって
言っていたはずの
イーストウッドが
帰ってきたわよ」



「帰ってきたわねえ」



「お帰りなさい!」



「お帰りなさいクリント!!」




「おかずです!」





「ずーこです!!」





「2人揃って」





「冬はお団子」





「じゃないでしょ!」





「映画に耽溺〜〜!!!!」





「さて
本日は
「人生の特等席」




「これ原題は
「Trouble with the Curve」




「なんかさ
「人生の特等席」ってのは
作中の娘エミーの言葉から来た
タイトルなんだと思うけど



私なんてへそ曲がりだからさ
「なんか予想ついちゃうな
観る前からお腹いっぱい感が・・・」

だったのよ、正直。」



「で、観るのが遅れたと」



「そうそう」



「でも」



「良かったわよね!」



「うん!!
良かったわ〜」



「映画は
野球がテーマに深く関わっているし
野球=アメリカだからさ」



「そう
これ、いかにもアメリカってお話だよね」



「野球がテーマに絡むと
良作が多くなる」



「それ言えるかも。



この間
王国でもご紹介した
「マネーボール」
でしょ?







マドンナが可愛かった
「プリティリーグ」




ケヴィンコスナーは
これで引退しても良かったってなくらいの
「フィールドオブドリームス」




同じく
ケヴィンコスナーと
白いソックスのスーザンサランドンが見もの
「さよならゲーム」




永遠のカタルシス
ホームランシーンがすっごくいいわよねの
「ナチュラル」




あげると
キリがないわよね」




「やっぱり
国技を絡めると
作品内容も
充実するのかも」




「それは言えるかもね。
あ、でも、日本の国技では・・・」



「おとっつぁん
それは言わない約束でしょ」


「けほけほけほ」



「で
こういう
なんというか「王道」で
「佳品」っていう作品を観る喜び
って
あるじゃない??」



「うんうん
堪能したよね。

王道
本当に「板についた」王道っていうか」




「割とさ
ひねったり
ひっくり返すってなタイプの作品が
多い今日このごろ」



「ばびゅーんとか
どっかーんとか」



「あ、そっち系もね」



「またそういう
弄り回したのが好きな貴方でも」



「たまには王道作品で
じ〜〜んと秋を感じるのも
悪くない」


「悪くないわよねえ〜」



「イーストウッドの役は
昔気質で目利きの
そして頑固な
野球のプロスカウト
。」


「だけど
高齢になって視力が落ちて」



「そうなの
この作品
なんとイーストウッドが
トイレで尿が出ないってんで
自分に発破かけてるシーンから
始まるんだもの」



前立腺肥大なのかしら?」



「このシーン爆笑って方は
きっと
まだお若い方ね」



「そうそう
まあいずれは
ご自分の身にも」



「やめなさい!」


「他にも
テーブルにけつまずくとかさ」



「転ぶとかさ」



「もちろん
「視力が落ちている」ことを
表すためにって面も
あるけれど」



「高齢になっている方なら
或いは
高齢の方がおうちにいらっしゃる方なら」



「あるある」



「あるある」



「あのテーブルにけつまずいて
癇癪を起こして蹴っ飛ばすシーンとか
リアルだったよねえ」



「ね〜〜!!」



「でさ
イーストウッド爺って
脂分ナッシングのルックスだから」



「頑固爺って設定でも」



「老いのシーンでも」



「なんか清潔なの」



「あざとくなくて
リアルに、なのよね」



「これ考えたら
結構
勇気のいる導入シーンだと思うのよ」



「うん
つかみはOKだけどさ
演ずる方にしてみりゃ
結構きついシーンよ」



「それを
さらっと演じてしまう
イーストウッド」



「いいよねえ」



「うん
この監督も巧い
ってか
よくやらせたわよね。」



「イーストウッドの
盟友なんでしょ?」



「それにしても
油分が抜けたお姿ってのが
ほんと
いい方向に出ているよね」



「なんか
頭蓋骨にそのまま皮膚を貼りましたってな
感じだもんね〜〜」




「で、老いを感じ始めている
イーストウッドに」



ガス・ロベルでしょ?」



「え?」


「イーストウッドが演じた
スカウトマンの名前!」



「あ、そうか。

そのガスに
彼が所属する
アトランタ・ブレーブスのフロントは


「大丈夫かいな」って
若干
不安を抱き始めているの」




「というのも
次のドラフトに
大注目のバッターがかかってて
それをとれるかどうかってんで、ね」



「バンバン打ちまくる
このバッターが
これまた嫌な奴でさあ」



「プロになって
スターになったら
女も金もバンバンだぜ!」



「だぜ!!」



「けッ!!!」


「けッ!!!!」



「でも
打つのよ」



「打つのよね〜〜」


「で、こいつを推している
別のスカウトマンがいて」



「そいつはさ
現場に行かずに
PCデータのみで判断するスカウトマン」



「で、PC触らない
使いこなせないガスは


時代遅れ


そろそろ引退じゃねえの?なんて」


「けッ!」



「けッ!!」



「これさPC一切触らないなんて
「そんなんだったら
そりゃ引退だろうさ」
って思うかもだけど



「仕事」において
「作業」の様式は
それぞれよ〜ってことわかってる人なら



少なくともさ
そのそれぞれの様式のやり方を
受け入れる「余裕」がない企業ってのが
大きくなってはいっても
大きくなったあげく
どういう結果を生み出したか
・・・っての
知っている人なら


それはそれでだと思うと思う。」



「野菜を売り買いしているんじゃない
俺たちは
「人間」を扱っているんだ」




「そこよねポイントは」




「うん」



「本質に近づくための
方法論であって」



「方法論のために
本質があるんじゃないってこと」



「で、
ほんとのとこ
注目されてるバッターが
どれほどのものなのか
どうなのか
それをガスは
観に行くんだけれども」




「現場主義のガス」




「でもなんせ視力が
衰えつつあるからね」



「音で判断できるほどの目利き
耳ききなんだけれども」


「困った」



「困ったよね〜」



「引退するってことになってもさ
やっぱり
ちゃんと
キャリアの集大成と
自分で納得して判断した結果を出して
それにフロントが評価を下して
引退するならいいけれど」



「納得いかない状態で、ねえ?」


「そこに登場するのが
ガスに手を貸すのが
娘のミッキー!」



「演ずるは
エイミーアダムス!!」


「ガスとミッキーのあいだには
葛藤があるの」



「ミッキーには
自分は親に捨てられたって思いがあって」



「うんうん」



「で、物語は
ガスのスカウトとしての正念場物語
娘とのあいだの葛藤


娘ミッキー自体の恋物語を絡めて
進んでいくのよね」



「エイミーは
なんというか
醸し出すムードが「ご陽気」だから
父との葛藤とか
喧嘩シーンとか


とても深刻な内容
だったりもするのだけれど

最終的に観客も安心して
観ていられるっていうか、ねえ」



「うんうん」



「とても
不器用な
ガス。


娘を想い
愛しているのだけれども
それを上手に
表現することができない。」



「あのお墓の前で
You Are My Sunshine
妻に歌うシーン」



「涙出ちゃった」



「やりようによっちゃ
随分とあざといシーンに
なる危険も・・・なのに」



「ガスってば!」



「クリントってば!!」



「独りであることを
受け入れ
選んでいるからこそ
あの歌の「意味」を知っているガス」



「それは
自業自得じゃんって
言い方もできるけど」



「その不器用さへの
愛おしさって
理屈じゃ、ない」



「うん」




「アメリカの国技といっていい
野球
アメリカのポピュラーソング
You Are My Sunshine」



「懐古趣味って訳じゃないのよね」



「そう、それは違うの」



「古き良きアメリカの「物語」の中にあった
ハートウォーミングな
結びつき


それを大事に思っているってその心が」


「胸を打つのね」




「だからこそ
この作品
「ご都合主義」って言われかねない
展開を辿っていく」


「で
実際は
その結びつきは
こじれたり
絡まったり」



「うん


だけど

辛抱強く」




「話して
寄り添って」



「その絡まりをほぐしていくうちに」



「何のために」



「誰のために」



「仕事をするのか」



「愛を語るのか」



「それぞれが
判っていく」



「明らかになっていく」



「うんうんうん」



「今のアメリカで
紡ぐべきもの」



「アメリカだけじゃなく、ね」


「伝わったよね〜〜〜」



「伝わってくるよね〜〜」



「あのモーテルで
鍵をさすシーン!!」



「エミーは目がとぼしい父親のために
自分がちゃっちゃと
やってあげようとするんだけれど」



「そう
「自分でやるからいいんだ!」


切なくて
愛しくて
リアルなシーンだった」



「エミーの鬱屈した思いも


わかるけれど」




「33歳」



「それは、もうねえ」



「自分の中の「父親」を感じながら

今までの人生に
こだわるエミー」




「でも


徐々に


「与える」ことに
それも「私は大人よ」っていう宣言ではなく


自然な形で
「与える」って立場


目覚めていく」



「父親と娘が
逆転した訳じゃない。


でもさ
それは
その立場は
自然に
「柔軟」になっていく。」



「つまるところは
コミュニケーション」



「だからこそ
ご都合主義ととられかねない
あの結末に
持っていったんだろうね」




「コミュニケーションを
とることで
こんなことも
あるんだよ〜って」


「甘いって仰る方も
いらっしゃるかもだけど」


「いいじゃん」



「甘くて」



「いい!」


「許す!!!」



「・・・いや別に
あーたが許す立場にはないと思うけど」



「だけどさあ」



「なによ
気分よくまとめに入っていっているんだから
余計なことは言わないでよ」



「いやあ
私は
エミーの恋人になる
ジャステインが
いつヤリチンに豹変するかと」




「やめなさい!」



「それに
いくら油っけが抜けているとはいえさあ
親の前であーた
あんなぶちゅうって!


やっぱり肉食ってる人種は・・・」



「やめなさい!!」



「ガスってさ
グッドマン演じる親友


あの友達がいるだけで
「勝ち」だよね」


「そうよねえ〜〜〜


この間観た
「アルゴ」でも
いい仕事してたグッドマン



「ラブ」



「ラブ」




「つくづく友達って


数じゃないのよ
「密度」よね」



「とにかく
王道の」



「後味いい
ハートウォーミングな作品」



「さ、
じゃあ
今日はこれくらいにして」



「バスで帰りましょうか」



「そうね、バスで帰りましょ!!!」




「あーた
この間みたいに


小銭も用意しないで

バスに乗っちゃダメよ」



「あ、じゃあ


乗る前に
お団子買って

お金を崩すといいわよ」



「自分で買うんじゃないのね」



「おほほほほほほ」



「・・・・・・まったく」





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2014年12月03日

ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲

「あー

昨日さ

寒かったじゃない??」


「そうねえ
寒の戻りって言うには
ハードすぎる寒さだったわよね」



「でこんな日には
ゆ〜〜っくり
お風呂に入ってあったまろうと思ってさ」



「うん」



「ぼーーーっと

入っていたのよ」


「まあ
あーたがぼーっとしているのは
いつものことだわよ。」



「・・・で、頭を洗おうとしてさ」



「うん」




「はっと気づいたら


シャンプーのボトルと間違えて

リンスのボトルの頭を思いっきり押しちゃって
たっぷりめに手のひらに出していてさ」



「まあ」



「あいちゃ〜〜〜って
さすがの私も、ねえ〜〜」




「思った訳だ」




「で、いつもだったら」




「いつもだったらって
そんなこと何回も繰り返しているの?
あーた
大丈夫??」



「大丈夫よ


少なくとも
あーたよりは。」



「ちょっと心配してやれば
この態度」




「で、とにかく
いつもだったら
もうしょうがないから
出したリンスは
捨てちゃうってか
流しちゃうんだけどさ」



「うん」


「なんか
昨日は燃えちゃって」



「????」



「右の腕のところに
濡れておちないように
リンスを置いて




「あ、クリームタイプのリンスなのね?」



「そうそう」



「で、シャワーで
左手だけで頭を洗いながら


そのリンスが
落ちないようにさ


こうやって


こうやって、さ」



「えらい格好」



「で、こうやって、こうやって」


「・・・誰かに見られたら
あられもない・・・」



「そういうけど
あーた
これ結構センスがいるわよ。


あーたもやったんさい」




「・・・む、む、む・・・」



「ほ〜〜ら」



「・・・いやほ〜〜らと言われても・・・」



「で、なんとか
シャンプーが終わってさ


その腕のところに確保していたリンスを使って
無事リンスができた時に」



「時に?」



「なんていうのかなあ


達成感っていうの??」




「・・・・」




「そう!達成感がねえ
あったのよ」




「・・・

・・・
・・・」



「なによ、その目は」



「・・・いや達成感があったってのは
何よりだけれど


その話が
この映画に
どう繋がるのかなあって思って。」



「・・・
・・・ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲はさ
カルトなんて言われてるけど」


「うん」


「でさ
見終わったら
そういう、さ」



「どういう」



「だからカルトとか
持ち上げるっつうより
昨日の私のお風呂場での出来事のような
作品
だったのよ」



「・・・わからない。


わからないわよ!!!」



「わからないかなあ〜〜〜」



「判る人っているの??」



「・・・いると思う。」



「・・・・」



「わかったわよ!

全く

身体も硬けりゃ
頭も硬い女ね。

そういうあーたにもわかるように
話せばいいんでしょ」



「あーたは
もう少し硬いほうがいいんじゃないって
思うけどね」




「とにかく
まずは出だしから
殿下ネタで大笑い。」



「あら」



「出てくるのは
ジェイ&
サイレント・ボブ

っていう

2人組なんだけど」



「紫のスーパースターに
入れ込んでいて
あーた
最後には
ネタばらししちゃうけど
THE TIMEが出て
歌うのよっ!!!」



「あんれまあ」



「しかも歌うは
「ジャングル・ラブ」!!!」




「きゃーーーーー!!!!」



「お〜〜りお〜〜〜♪」


「おりおりお〜〜〜♪」



「まあ
物語は
なんてこっちゃない
あーた
どーでもいいと言えば
どーでもいい・・・」




「え〜〜〜!?」



「だけどまあ
小ネタ満載な訳よ」



「へ〜〜〜」





ベン・アフレック
マット・デイモン
仲良しコンビが出てきて


グッドウィルハンティング


「2」
撮らされてるってシチュエーションとかさ」



「え!?」



ガス・ヴァン・サント
演出してんだけど
「俺は忙しい」って」


「は!?」



「いや、本当に
皮肉が効いてるっちゅうか、ね」




「綺麗なお姉さん達も出てくるわよ」


「お父さん、お兄さんは
お喜びだわね」



「それが
わたくし大推薦のアメリカンパイシリーズの
あの彼女がフューチャーされてたり」



「そういや
「アメパイ」の彼も出て
いろいろ愚痴ってたわね〜〜〜



「ぷぷぷぷぷ」



「人を笑わせるって
ほんと難しいわよねえ」



「後々まで
言われちゃうもんね」



「あんなこと」



「そんなこと」



「そんなこと」



「あんなこと」



「ぷぷぷぷぷ」



「ぷぷぷぷぷ」



「とにかく
この映画
映画好きにはたまらん小ネタが
た〜〜っぷり。


そこが見所よ」



「なるほど」



「TV女優として有名で」



ビバヒルの彼女ね」



「暴れん坊で



果たして今
どうしているのか知らないけど

シャナン・ドハーティっていたじゃん??」




「ねーいたいた」



「使いにくいので有名な彼女も
うまく使われていたり、ね」



「へ〜〜〜〜」



「でさ
そういう小ネタで
大笑いじゃなくて
くすくすくすくす笑っているうちに
物語は終わる訳よ」



「うん」



「でさ
観終わった時に」



「時に?」



「なんていうのかなあ


達成感っていうの??」




「・・・・」



「そう!達成感がねえ
あったのよ」



「・・・・」



「ほら、
お風呂の話と繋がるでしょうが!!」



「・・・・」



「とにかく

小さな達成感をお望みの貴方!
映画好きの貴方なら
お薦めよ〜〜〜」


「そうなの?」


「そうよ!

無駄に出演者は
超豪華!!!

出し間違えたリンスを
無事に使えた位の達成感は得られること
確実に
わたくしが保証するわっ!!!!」


「・・・・それ
判りにくいけど
面白いってことね?」



「サイレントボブ(=監督)の魅力を知るのに
いいチャンスよ

頭と身体の硬いあーたも
柔らかくするのにいいチャンス」



「・・・・・」



「だから、こうだってば!」


「・・・こう??」



「こうやって

こうやって」


「あいたたたたた」



「・・・あら
決して曲がってはいけない方に・・・」



「!!!!!!」





posted by kazoo at 12:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月28日

ジャンゴ 繋がれざる者

「オスカーをとったっていう作品には
どれも興味をそそられるものだけれども」



「そうね」



「女優賞」



「男優賞」


「作品賞」



「なかでも
あたしたちが興味をひかれるのは」



「脚本賞をとった作品よっ!!」



「映画は脚本!!」


「脚本よねっ!!」



「そういう訳で
第85回
脚本賞
そして
クリストフ・ヴァルツ

助演男優賞




「祝2冠!」



「気になって
気になって仕方なかった
ジャンゴ 繋がれざる者




「観てきましたっ!!!」




「観てきました!!!」


「おかずですっ!!」





「ずーこですっ!!」





「2人揃って〜!!!」





「映画に耽溺〜〜〜〜!!!!」




「映画の神様の
粋な計らいで」




「今回
ご招待だったのよね〜〜」




「ね〜〜〜」




「ありがたし〜〜」




「ありがたし〜〜〜」



「で、
どうだったの?」




「これがまあ〜〜
あーた!!!!


た・ん・の・う〜〜〜〜♪」




「面白かったんだ〜〜」



「あのさ
度々言っているけど
あたしは
最近の無意味な血ドバーっは嫌いなの」




「うん」



「だけどさ
タラちゃんの血ドバーっは
意味があるし
なんというか・・・笑えてくるのよね」




「中学生の子供が
喜んで撮ってるって感じがあるもんね」



「そうなのよ。

言ってみれば
タランティーノ
タラちゃんだって
脚本賞2度もとってるし
「大御所」な訳じゃん??」




「大御所・・・う〜〜ん
彼にその言葉は
似合わねえ〜〜〜っ!!!」




「そうなのよね〜〜
アハハハ」




「もうさ大御所っつうより
永遠の映画オタクってかさ」



「そこが彼の魅力」


「血ドバーっも
彼の純粋さが透けてみえるものねえ」



「物語の内容は??」



「えっと
物語は南北戦争前の
アメリカ南部を舞台にした西部劇
でね」





「西部劇!!」





「そう
西部劇なの。

解放奴隷のジャンゴが
ドイツから来た賞金稼ぎの
Dr.キング・シュルツに導かれ、
奪われた妻を取り戻すため、
農園の領主カルヴィン・キャンディに立ち向かう
ってのが
主たるストーリーなんだけど」




「うん。」




「このジャンゴをやるのが
ジェイミー・フォックス




「反抗的な目が
印象的だったわよね。」




「あの目があるから

あの「背中中」に
ムチの痕だらけっていうのの
説得力が生まれるのね」



「ジェイミーといえば


オスカーでの感動的なスピーチだけど
それも
もう2005年のこと。



時間が経つのは本当に早いよね〜。」




「そういえば
彼の
拷問シーンでの

あのボカシは
無粋だったと思わない〜〜〜?」


「身体張った熱演に
失礼よねえ」



「だけどジェイミー
この役演じるの
気持ちよかったと思うわ〜」




「うん。


もう
誰が見ても
格好いいんだもの」



「あの早撃ちシーン!!!」



「練習シーンも良かった!」




「助演男優賞をとった
クリストフ・ヴァルツ
ドイツから来た賞金稼ぎの
Dr.キング・シュルツ
役」



「この2人の
チームっぷりがいいの」




黒人と白人
それに奴隷制なんてニュアンスを
絡めてある訳だから
もっていきようによっちゃ
デンジャラスな評価をもたらしそうな
ストーリー
なんだけど」





「うんうん
ニガー
ニガー
って
まあ
凄かったもんね」




「だけどDr.キング・シュルツは
ドイツからやってきたって設定だし


ニガー
ニガーって
言い倒すこういう作品の
主役をやったのが
「あのスピーチ」をやった
ジェイミーな訳じゃん??



「風の通し方」が巧いよね、
タラちゃん



物語の中に流れる
「人種差別」アッカンベロベロバー
テーマの見せ方がさ」



「巧い。」



「巧いといえば
それにしても
ほんっとおおおおおにっ
クリストフ・ヴァルツは
巧い
よねえ〜〜」





「ほんっと
巧いっ!!



イングロリアスバスターズの
あの「いやらしさ
と打って変わって
今回は
飄々としてて
いいやつ!!



「いい奴の役!!!」


「あたしが英語堪能だったら
もっともっと
彼の上手さを
堪能できたんだろうなあ〜〜って
心から思うわ〜。」




「この作品
本当に「英語」で
面白がらせるシーンが
多い
の」




Django
名前の綴りを尋ねられて
「Dは発音しないんだ」とか」



「Dr.キング・シュルツの
気取った言い回しとか」



「ところでDr.キング・シュルツ
彼は
ジャンゴに対して
黒人だからって
初手から
偏見を持っていないし
メンター的役割の役よね」





「そうそう
あたしは
昔だったらこれ


ポールニューマンあたりが
演じていそうだわ
なんて

思いながら観ていたわ」



「そして対する
悪役カルヴィン・キャンディを見事に演じたのが」




童顔の呪い
却って今回は
効果的に働いていたんじゃない?の
レオナルド・ディカプリオ!」





「デカプーの役は
ルイ14世カリギュラみたいな「暴君」にするってアイデアを


タラちゃんが思いついたんで
それに沿って
演じたってことらしいんだけれども」



「その目論見が」




「アイデアが」




「ずっぱまり!!」




「ずっぱまり!!!」



「ここでのデカプーは
大農園で育った
世界を知らない
狂気を秘めた駄々っ子
っつうかさ
そういう人物じゃない?」




「姉とのあの
近親相姦的ムードとか、ね」





「ね〜〜〜」




「そういう要素が
童顔に合ってて」




「良かった!」



「良かった!!!」



「で、デカプー演じるカルヴィン・キャンディには
執事がいて
サミュエル・L・ジャクソン
やっているんだけど
これがまた!!」




Tky201303080168「黒人でありながら


権力者である
カルヴィン・キャンディに
長年仕えているあいだに
白人よりもっと
恐ろしい怪物
へと
変貌してしまっているって人物」





「女の敵は女であるように」




「黒人の敵は
黒人なのよ〜〜〜」




「怖い〜〜〜〜」




「怖いの〜〜〜〜」




「サミュエルが演じると
その怖さがさあ〜〜〜」




「ダメ押し的に倍増!」




「でさ
このサミュエル執事の
口が悪い、悪い」




「そうそう。


さすが
スネークフライト



サミュエル!!!





キャラ設定
わかってらっしゃるわね〜〜〜
タラちゃん!」




「アハハ
確かに!!!」



「あたしは
この作品で
特に印象的だったのが
デカプーが
頭蓋骨の3つのくぼみの位置を説明するシーン」





「そうそう
なぜ黒人は隷属的なのかってのを
そのくぼみで説明するんだけど」




「何を言ってるって話で
ちっとも

「科学的」じゃない」




「でも、科学的じゃないからこそ


彼の狂熱が
その熱弁が」



「怖い」



「怖いのよね〜〜」



「結局自分はさ
「判っている」って
証明したい
んだろうけれど
できていないの。」



「自信満々なのにね


また一方でその実・・・」



「サミュエル執事が
うわてに見えるところが、これまた
怖い。」




「いきなりワイン片手に・・・
だもの」


「怖い」




「怖い」




「カルヴィン・キャンディ
立派な書庫を持ってて
そこにはその時代


高価であった


本が
ばーっと並んでるし」




「奴隷に
三銃士の登場人物の名前をつけていたりする」




「三銃士の本の
本当の内容は知らないのよね」




「そこをDr.キング・シュルツ
暴くシーンも
印象的だったわよね〜〜」




「カルヴィン・キャンディ



彼は
権力は持っていても
本当の知性は持っていないの
。」




「きゃーーーー!!!」




「きゃーーーーっ!!!!」




「誰のこと??」




「ほんとは誰のことっ???」





「そういうところ
観ているあたしたちをも
くすぐっているって訳よね」



「ファッションも
良かったねえ〜〜」




「そうそう


ジャンゴは

自立していくうちに
どんどんファッションも
格好良くなっていく。」




「最初のあの
青い、さ」




「ああ、あれ
あのふりふりブラウスね」




「浮かばなかった???」





「・・・おほほほほ」





「誰が浮かんだかってことは
秘密」





秘密〜〜






「とにかく
ジャンゴの
一途さにもやられるし」





「あんな風に
こられたら
どんな女でも
イチコロよね〜〜」





「あら、百戦錬磨のあーたでも?」





「そうよ
純情通りにお住まいのあたしでも!!!」





「ジャンゴは正しく
ヒーロー!!!」





「ラブストーリーでもあるし」





「バディムービーでもあるし」





「あ、絶対言っておかなくちゃいけないのは
音楽の使い方の見事さ!!」





「見事よね〜〜〜」



一緒に観ていた皇太后も
褒めてた」





「邦画でさ
じゃじゃじゃじゃーんとか



いきなり語りミュージック入れて
とにもかくにも



「ここが
泣き所ですよ〜〜〜」


「ここが見せ場ですよ〜〜〜」

みたいに
音楽で無理やり
見所を捏造するのとは大違い!!」




「捏造って!」




ストーリーがしっかりしているからこその
音楽と映像の
相乗効果とカタルシス!!




「ジャンゴ!!」




「ジャンゴ!!!」



「邦画の音楽責任者は
これ観て聞いて
お勉強しなさいっ!」





「しなさいっ!!!」





「とにかく180分
だれずに観せたのは
凄い!」




「エンターテイメントは
こうでなくっちゃ!」




「これ、シリーズ化して欲しい〜〜〜」




「アハハ」




「あ、良い子は最後の最後まで
席を立たないのも大事なことよ」



「あ、あれね」





「とにかくお薦め!」





「お薦め!!!!」





「でっかい画面で
観る価値ありよ〜〜〜っ!!!!」




「ジャンゴ〜〜〜!!!!!」









posted by kazoo at 15:18| Comment(0) | TrackBack(12) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月26日

ゼロ・ダーク・サーティ

真夜中の0時30分



っていう意味の
軍隊用語なんだってさ


ゼロ・ダーク・サーティ




観てきましたよ。



いやあ
もんのすごい映画だったわ。



エンドロールが流れる中


はああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜って



わたくし
深く息ついてしまったんだけれども




前の席に座っていた男性も


はああああああああ〜〜〜〜〜〜〜




いや
久しぶりに
重量級。



158分
PG12指定



2時間超えだからね
長時間
座っているのがきついわたくしにとっては
ちょっとした苦行には
違いなかったんだけれども


画面からは一瞬たりとも
目を離すことができなかったわ〜〜。


2011年5月2日
ビン・ラディンが見つかって
殺害されたというニュースが流れた時


「え?ビン・ラディンって
まだ生きていたの?」


びっくりしたのを
覚えている。

だってさ
病気だとか
栄養状態も良くないとか
聞いていたからさ


血眼になって
探されている
その厳しい逃避行に耐えられないんじゃないのって
思ってて


それと
当時
いくら追いかけても
洞窟のような場所に隠れたりしたら


そう簡単に見つけることはできない・・・なんてことも
見聞きしていたから

「よく見つけたなあ」って


「アメリカ
すげえな。」



で、
それでいつの間にか
そのニュースは
わたくしの中で
薄れていったんだよね。



・・・・



・・・・


けど
思えば
2011年
まだ全然「薄れるべき」ニュースでもない
んだわね。



アメリカがくしゃみすりゃ
日本は風邪ひく


それは
今もある現実なんだから。



この作品は
国際テロ組織アルカイダの指導者
オサマ・ビンラディン捕縛・暗殺作戦の裏側
を、
「ハート・ロッカー」
キャスリン・ビグロー監督が映画化したもの。



「事実に基づいて」。



う〜〜〜ん


もちろん




そりゃ

「事実そのまんま」では
ないだろうけど

日本で
これが
こういう作品ができるかって思うとね〜〜



まずはそこで



「すげえな
こういうところは
すげえよな本当に
アメリカって国は・・・」って思っちゃうわたくし。




政治が絡む案件だし
いろ〜〜んな「意見」があるだろうからさ
(国内外で)

そういうところに
手を突っ込んで
わざわざ・・・っつうのもなんだけれども



映画にせんでも

って考えがちでしょ?普通は。


もうちょっと寝かせておいて
誰かが撮りだしてから
反応を見つつ・・・って作戦をとることだって
やろうと思えばやれる訳で。



でもキャスリン・ビグロー監督は
あえて
手を突っ込む。




撮影を開始したのは
2012年2月29日 だってさ



それもまた
すげえな。





漢!





・・・女だけどさ。



で、
だからこそ
この映画
観たかったんだけれどね。



わたくし。




改めてご紹介すると
キャスリン・ビグロー監督は

あの
「タイタニック」の監督

オスカー受賞時に


「I’m the king of the world!!!」


と叫んで


わたくし的には
「・・・なんだかな〜」な印象拭えず、な


あーたのパーソナリティ
せっかくの作品の印象を悪くしてないか〜???の
ジェームス・キャメロン監督
元妻。
(1989年に結婚し1991年に離婚)





いっときにせよ
何故あんな男と一緒になっていたのか
判らないけれども
男前度は明らかに
キャスリン・ビグローが上!



第82回のアカデミー賞
元旦那のキャメロンのアバターと競って



そう
あの
アバター」と勝負して


結果
作品賞、監督賞、
オリジナル脚本賞、
編集賞、
音響編集賞、
音響調整賞の6部門を受賞。



おまけに
オスカー史上初の女性監督賞って栄誉を
ハートロッカーで得ている。











ハートロッカー
2004年のイラク爆弾処理班のことを
描いた作品だけれど


オスカーをとった後
いや直前からも


「本当の戦争は
こんなもんじゃない」
とか



「米軍への敬意に欠けている」とか
あれこれ
波紋も大きかったようで


そういう事実が
このゼロ・ダーク・サーティを撮ることに
監督の気持ち
結集させていったのかなあとも
思ったのよ
わたくし。


先にも書いたように



国際テロ組織アルカイダの
指導者


オサマ・ビンラディン
捕縛・暗殺作戦の
裏側を描いた
のが
このゼロ・ダーク・サーティって作品
なのだけれども


まず驚くことに
この作戦の中心にいたのが



「女性」だったんだという事実



その
「女性」
マヤ役をやるのが
ジェシカ・チャステイン




ヘルプ 心がつなぐストーリー
アカデミー助演女優賞に
ノミネートされていたりするんだけれど

う〜〜ん
正直言って
名前聞いて
パッと顔が浮かぶ有名女優・・・って訳じゃないよね。


でもわたくし的には
だからこそ
このマヤというCIA分析官役に
リアルを持ち込めたのだと思うな。



赤毛の女は
気が強い
ってのが
あちゃらの映画のお約束だけれども



マヤも
気が強く


そして皮膚が薄い感じでさ
冷静で切れ者な女性として
描かれている。


「高卒でリクルートされた」って
台詞があるんだけれど


それだけ若い時に
目をつけられるほど

優秀ってことよね。




で、CIA分析官として
現地に派遣され
最初に
「上等なスーツ」で
拷問の現場に立ち会う彼女は


冷静で
拷問にも臆しはしないのだけれど

わたくしの目には
やっぱり多少の「躊躇い」が映る。





だけど
仕事に邁進する間に
「現場を知る」につれ
その躊躇いは消える。



でさ
ただただひたすら



「仕事漬け」の日々を送るマヤを
気遣う同僚

同じくCIA分析官のジェシカ

その彼女が
自爆テロによって
亡くなった後



マヤの目の色が変わる。


つまり
「当事者」になる訳だよ。



それはさ
「アメリカ」の立場そのものって気がした。



(あくまでも
わたくしの印象であるんだけれど)


あの9.11の前は



それでもまだ
アメリカには「余裕」があったような
印象があるのよね。



あの
9.11同時多発テロ事件の後
明らかに
その印象は変わったじゃない?。



余裕がなくなった。




マヤ。



なかなか「結果」を出すことができない。



「チーム」で仕事をしている以上
「結果」を出すには
上を
政府を
動かさなくちゃいかん。


そして上を
動かすためには



信念と
事実が必要。


CIAもサラリーマンって訳だわよね。





だけど
事実が必要っつうてもさ
誰もが納得できる
わかり易い「証拠」なんて
そうそう簡単には入手できない。



現在のビンラディンの
顔写真とかさ・・・不可能よね。


相手は
名だたるビンラディン。



だから

後はさ

自分の中で積み上げてきたものを



信念として
上司に突きつけるしかない。



もちろん



それが可能になるのは
それまでの「実績」あってのこと・・・
ではあるのだけれども



そこらへんの描き方
キャスリン・ビグロー監督
自分をマヤに投影させているな〜
って感じ。


でさ上司の一人
CIAテロ対策センター
パキスタン部チーフの
ジョージ

いいのよ〜〜


マヤに尻を叩かれまくって
ダメダメ上司か?と
思わせておいて・・・


ああ、こういう上司
欲しいわ〜〜〜


こういう上司だったらって思う人
多いと思うな〜〜。


閑話休題


後半
米海軍特殊部隊ネイビー・シールズによって
遂行される
オサマ・ビンラディン暗殺作戦シーンは


あまりの迫力に
息を呑む。


これは
「ゲーム」じゃないんだ。



キリキリとした
緊迫感の中




作戦は成功する。




で、
「すっげ〜〜〜!
アメリカ
すっげ〜〜〜!!!」



ってなるかっつうと
そうは、ならない。


「アメリカすごいぞ〜〜」


「やっぱ世界の警察はアメリカさ」

っていう

プロパガンダムービーでは
決して、ない。




どんな時にも



「子供には配慮」する
米兵は


「世界の警察」としての
プライドによって
動いているように見える。



「奥の間は見せるな」



そこには
子供たちが見慣れた人の
死体が転がっているから。


だけど



「怖くないよ」



そうなだめられている
子供が


「次のテロリスト」にならないと
誰が断言できる?

倒れても尚打ち込まれる銃弾。



結局
ラストシーン


わたくしが感じたのは



アメリカの
「やりきれなさ」だった。


アメリカの
「疲労」だった。



彼女が
アメリカの「国旗」と一緒に映るシーンは
わたくし達がかつて観てきた
戦争映画のように
決して
「晴れやか」には扱われない。




CIAで働く
マヤの「信念」に
「私憤」が入らざるを得ない
事実。


終わらぬ連鎖。



必要悪
そして
疲労



率直なアメリカがここにある。



だが
その率直さの向こうに
何が待っているかは
まだ・・・



アメリカは
「癒されるのか」????



ステルスヘリコプターによって???




それを作る技術力によって???


優秀なカナリア達によって??



何人もの「マヤ」によって???



アメリカを支持する他国家によって???



自国民によって???





鑑賞後
はああああああ〜〜〜〜〜〜
深い吐息が漏れたのは




わたくしが
「くしゃみをする」側の
アメリカ国民ではなく




「風邪ひく」

この国の、


「日本」の国民だから。




それは幸いであることなのか?



それとも???



ヘビー級。



お薦めです。






posted by kazoo at 11:19| Comment(0) | TrackBack(14) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月21日

最凶赤ちゃん計画


「ハッピー!!」





「ハッピー!!!」





「2013年も
ハッピーな気持ちで」





「ゴージャスに」





「マーベラスに」





「ワンダフルに」





「行くわよ〜〜〜!!!」





「行くわよ〜〜〜!!!」





「おかずですっ!」





「ずーこですっ!!」





「2人揃って」





「2013年も」





「映画に耽溺〜〜!!!」





「始まったわね〜〜〜」





「始まったわ〜〜〜」





「なんか
新しい年になると
ワクワクしない??」





「するする





今年はどんなイケメンと
出会うのかしらって思うと・・・」





「・・・あーそりゃ
世の中に
イケメンは数限りなくいらっしゃるけれど、ね」





「何よ
新年早々
奥歯にものが挟まったような
モノのいい方ねえ〜〜〜。





あーたさ
またひとつババアになったんだから
気を付けないと
皆様から愛されない
可哀想〜〜な女になっちゃうわよ」





「だって


それを言うなら


『今年はどんな映画と出会うのかしら』って



こう言うべきじゃない??





ま、リアルイケメンに
出会おうと出会わなかろうと
あーたの場合


がむしゃらに
前向きってなその思考は
あーたの幸せの源みたいだから


いいけどさ」





「そうよ〜〜〜う




前向きって大事よ〜〜〜」





「・・・こたえない・・・」





「で、新年第一発目!」





「第一発目!!!」





「じゃじゃじゃ〜〜ん!!!
最凶赤ちゃん計画〜〜〜!!!!」





「・・・・・・・・」





「なによ〜〜〜



何がご不満??」





「いや別に
ご不満じゃないけどさあ





な〜〜んで
新年一発目が
この作品なんだろうと思って〜〜〜」





「いいじゃないの
あたし
ウェイアンズ兄弟のファンだしさあ





あーただって
最凶女装計画
観てキャーキャー
喜んでいたじゃないの」





「あー
だって
あれは面白かったもの〜〜〜」




「うんうん
あら
もうかれこれ6年前???」





「・・・・」





「・・・・」





「こほん」





「こほん」





「ま、あたし達は
時間を超越した存在だから」





「そうそう



そうよね」






「で、さ
今回は

ダイヤを盗んで逃げる途中、
居合わせた夫婦のカバンにこっそりダイヤを忍ばせたカルヴィン。
彼は夫婦からダイヤを取り戻すため、
赤ちゃんになりすまして夫婦の家に入り込む!?
明らかにバレバレのはずが、
次第に本当のような家族が芽生えはじめ…。





ってな内容なんだけど」





「くっだらないよね〜〜〜〜〜」





「ほんっと
くっだらないよね〜〜〜〜」





「な〜にがくだらないってさ
この映画とーっても
「手間」がかかってるじゃない?」





「そうそう」








「えっとね
子供の体に
合成させてるのよね



マーロン・ウェイアンズの顔を。





マーロン・ウェイアンズ



顔だけで演技しているの」




「でさ
普通やっぱ
こういう特殊効果ってのは


それによって
スペクタルな効果が出たり」





「美しさが倍増したり」





「とにかく
何らかの製作者のさ
高尚な思惑があるものじゃない??」





「ふむ」





「だけどさあ〜〜〜





これはさあ〜〜〜〜」





「なによ」





「可愛いかって言えば
可愛くなんかないし」





「うんうん」





「一体なんで
そんな手間をかけたのかっていう」





「そりゃ
あーた
物語に必要だったからよ」





「でもさあ
話はあーた
>夫婦からダイヤを取り戻すため、
赤ちゃんになりすまして夫婦の家に入り込む!?

なんて
ありえね〜〜〜!!!って話しな訳でさ」





「アハハそうね」





「だからさあ
このとーんでもなく
手間のかかった特撮ってのは
いってみれば
すんごい
すんごい
「無駄」なもんじゃ〜〜ん





「そんなあーた
身も蓋もない」





「だってあーた
実は「大人」の身長80cmの男って設定の奴が

赤ちゃんの格好しているのを
リアリティもたせるためだけ




そのためだけに!!



すんごく手間かけて



最新の技術

使って撮ってるのよ〜〜???」




「馬鹿ね〜〜〜」





「馬鹿よね〜〜〜〜」





「リアリティもたせても
リアリティの欠片もない話しなのにさあ」





「だもんで
すこここーんと
第27回
ラジー賞総なめ





「最低作品賞
最低男優賞



最低スクリーンカップル賞




最低リメイク及び盗作賞




最低監督賞




最低脚本賞」



「けど
収益は凄かったのよね」





「そ〜うなのよ
そこらへん考えると
人間って
ほ〜〜んと
業が深いのね〜〜って思うけれども」





「そこらへんも含めてウェイアンズ兄弟は
笑いのめしかったんじゃない?」





「そう〜〜???



ちょっと買いかぶりすぎなんじゃない??」





「・・・かしら」




「そうよ。」




「でもさ
根底には
「親になる覚悟」とかさ
「家族愛」とかさ
結構ハートウォームなものが
流れてるよね」






「原題は「Little Man」」




「出てくるギャグは」





「ベタ!」





「ベタ!!!」





「身体が
小さいからこうなるとか」





「子供だと思ったのに
実は大人だからとか」





「ベタ!!」





「ベタよね〜〜〜!!!」





「あーたはどのシーンで
笑ったの?」





「あたしは
おむつかえるシーンね」





「・・・やっぱさ
どこのシーンで笑うかで
お里が判るわよね」





「ほっといてよ!
あーた



あたしの横で
2倍のボリュームで
笑ってたくせに!!!」



「こほん」




「こほん」





「これさ
合成する前の
子役の演技凄いよね」




「あの子ね!?」





「そうそう」





「なんかさあ
せっかく頑張っても
顔はスココーンと
外されちゃう訳じゃん??





なのにインタビューじゃ
マーロン・ウェイアンズ
素晴らしいとか
コメントしちゃったりして」





「うう〜〜〜」





「うう〜〜〜
子役って!」





「言っとくけど
ほんっと
くっだらない映画
なの」





「うんうん」





「だけど
金かけて
手間かけて、ね〜〜〜」





「一生懸命やればいいてもんじゃないけどさ



くだらないことこそ


必死でやるって


結構、大事なポイント」





「それはもちろん」





「で、この気持ち悪い画面が
段々」





「あ、気持ち悪いって
言っちゃった

・・・段々」





「観ているうちに」




「観ているうちに」




「はまってきちゃう」




「きちゃう」





「それに
あたしのご贔屓チャズ・パルミンテリ
出てるし」





「相変わらず
こわもてでらして」




「ね〜〜〜」





「まあ、でも」





「でも??」





「くっだらないわよ〜〜〜〜〜」





「あはははは」





「とにもかくにも」





「2013年も」





「映画に耽溺!!」





「頑張ります」





「今年もよろしく」





「よろしく」





「お願い」





「します〜〜〜!!!!」





「・・・それにしても・・・
くっだらないわよね〜〜〜」





「・・・確かに。」





「ラジー賞だもんね〜〜〜」





「おほほほほほほ」





「おほほほほほほ」








「・・・誰よ
これ観ようって言ったの」





「・・・今年もそこからなの〜?」










posted by kazoo at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月16日

最強のふたり

「わ〜観れたの〜
ね?ね?
あぁそうだよそうだねと
腑に落ちた感あった?」




あった
あった!!!





あったよ〜〜う。





腑に落ちた感
あったさ〜〜〜。





誘惑光線ビシバシだった
この映画。



よし観ようと
思った時には
既に上映していなくて



がっかり。



地方ってさ
ミニシアター系の作品



めちゃくちゃ足が早いんだよ。



え〜〜ん。





けど



この作品
すっごく評判が良かったみたいで



はい。





再上映!!!





再上映の情報を掴んで
わたくし
頑張って行って参りましたのさ。



映画もさ
やっぱ
「出会い」ってあるよね。





今回は
頑張って行った甲斐あったぜ



ばんざ〜い!!って
作品ざんした。


「事故で全身麻痺となり
車椅子生活を送る富豪フィリップは



 介護士面接にやってきて
開口一番
「不採用のサインをくれ」と切り出した
場違いな青年ドリスに興味を持った。



そこから始まった
異文化2人のセット生活。



インテリでシニカルな
全身付随の大富豪と



粗野で愛嬌モノの黒人青年
出会うはずのないふたりに起こった
最高の奇跡とは?」





というのが



この作品の内容なんだけれども。




観客の皆さん


どうも
介護士の仕事していらっしゃる方
多かったみたいで。




上映前のおしゃべりで
それと推察。





でさ



上映前は
みんなおしゃべりだったんだけれども





あれこれ
現場の愚痴を話してらしていたりして。





で、


終わって無口ってか


妙にしーんとしていたのが
味わい深かったわ。





わたくし的には
文句なく
ドリスのチャームにやられた。





理想です。



理想!!!




「ドリスのチャームは
救いだし
天使だよね 」





うん。



本当に!!



う〜ん、満足!




この作品
何より
お涙頂戴じゃない
ってところが好き!!





そう



まーったく
お涙頂戴じゃない。





こう言っちゃなんだけどさ
邦画でこういう
「介護」絡みの題材でってなったら
絶対に
こんな風には・・・じゃないかしらん。





きっと、ね。





もっともっと
ヘヴィー。





それはそれで
決して否定する訳じゃないけれど





でもさ



わたくし的に
こっちの路線の方が、で
あぁそうだよそうだねと
腑に落ちた感高しだったのよ〜。





だーって
日々
眉間に皺・・・よりも
笑いのめすって方が
リアル
だもん。





「きつさ」への対応論、方法として
涙よりも
「笑い」



その方が
効果的だもん。



そもそも
全身麻痺のフィリップは



確かに100%



「障害者」ではあるけれど





決して100%



「病人」って訳じゃない。





むしろ
精神健やかならばこそ
障害に対する
他者の態度に
「シニカル」にならざるをえないんだわよね。



その障害ゆえに
介護につくってなると



他者はどうしたって
彼を



「病人」として扱う。




だから



焦れてる。





フィリップは
どっかで焦れてる。




フィリップの介護士の
面接シーンでさ



「いやあ、なんというか
あちゃらにも
介護士顔ってあるのね」



なんて
わたくし
妙な感心の仕方しちゃったんだけどさ。





うふふふふ。





「どうしてこの仕事を
希望したのか」



って質問に





応募した人達が答えていわく


「人間に興味があるから」



「障害者が好きだから」



「お金」





なんかさ〜〜〜
真ん中がないのよ。





頭の中で考えた答えと
身も蓋もない現実との間の



真ん中が、ない。





そう思いません??





で、
その真ん中が
実は
一番大事なことのように
わたくしには思えたのさ。





つまりさ「フィリップ自身に
興味を持ったから」って
真ん中の答え。





フィリップがドリスは

「同情しないから」いいんだ

って言ってたけど



ドリスといると
フィリップは
「同等の立場」で笑い


会話できるから
心地よいんだろうね。





一方的に
「介護してあげる人」



「介護してもらう人」



って関係じゃないんだもん。




もちろん
2人の中で
「介護」は大事な要素ではあるけれど

「全て」じゃない。



与えること
与えられること


そのバランスの程がいい。





2人でいることを
「楽しんでいる」
からさ





喧嘩仲良し。





だって



結構辛辣なこと言っているのよ。





「俺だったら自殺する」



「障害者は(動けないから)
自殺できないんだ」



とかさ




「チョコをくれ」


「ダメ、これは健常者用チョコ」





馬鹿だねえ




でも
考えれば
わたくし達の
「友達」関係って
「家族」関係って
基本、そういうもんじゃない??





遠慮なしで
突っ込んで
馬鹿言って・・・



観ていてニコニコしちゃった。





でさあ
わたくしねえ
最初の方でドリスが
フィリップの便を掻き出すって介護を
拒否する
ってシーンがあるのね





医療用ストッキングを
履かせることすら
「男が男に!?」と拒否反応を示すドリス。





まして



便なんて!!!!





まさか!!!!





そこだけは譲歩できないって。





だけれども
フィリップと親しくなるにつれ



その行為を受け入れるの。




何気ないことかもしれないけれど



彼の心の流れがわたくし
すごく腑に落ちた。



「他人の便」だったら
絶対に
譲歩できないと
わたくし、思う。





けどさ
それが
大切な


好きな人だったら



大事な人だったら

・・・・
・・・・





つまりは
「関係性」だよね。





うん






それはさ


あとさあ



フィリップがドリスに
クラシックを紐解いていくシーンのあと


ドリスが
「じゃあ、今度は僕の番」



って


「音楽は踊れなくちゃ!」

って



フィリップの前で
踊るシーンがあるのよ。





「Septemberで
鷲づかみだよね〜♪」





そうそう



ほんと鷲掴み。



ブギーワンダーランド



命の躍動。
もうすっげーキュート!





それを眺める
フィリップ。





ニコニコ



本当に
嬉しそうにドリスのダンスを
眺めるフィリップ。





あのさ
考えようによっちゃ



フィリップは
自分は指ひとつ動かせない訳だから





そんな自分の前で
踊られたら・・・ってことでもあるじゃない??





けれど



そうじゃないの。





「同等な立場」だからさ
相手が「本当に楽しんで」いることがわかれば



それは
自分の喜びに繋がるんだよね。



つまり
それは

そこにあるのは



「愛」。





うん



ここも納得



すっごく納得できた。




何より



そこに


「笑い」があること!!!





しんねり
むっつり





深刻





嘆き





別に介護の現場だけじゃなくて
そういう感情が
わたくし達の日常に
寄ってくることは
多々あるけれど


「笑い」があれば!!!



なんかさあ



日頃



「ご陽気主義」を標榜しているわたくしざんすけれども





「ご陽気力」って



決して自分ためだけじゃなく
自分の大事な人のために
必要になってくる力なんじゃないか
って



強く
思ったりもしているのよ。


それにしても
気持ちのいい映画だったな。





「大富豪だからね


フィリップは。


まあ
一種のファンタジーだわよ」



「この映画のように
深刻な状況の時に
気分転換なんて
笑うなんて、



無理」



うん



そうね。



気分転換一つにも
実際問題
お金がかかったりするのも
事実だもんね。



それは
「障害者」だけじゃなく



わたくし達が
「高齢者」になた時にも
ついて回る現実。



でも
無理かなあ〜〜。



どうして??????



どうして??????????





きっと
お金がなくても
できるよ。




笑って



深刻な状況をも


「楽しみ」


「慈しむ」こと。



うん。



貴方やわたくしの周りに



きっと
「ドリス」が隠れているから。



何より



貴方やわたくしに



「ドリス」になれる
力があると思うから。




きっと。



なかなか
素直にゃ着地しない
わたくしにだって
そんな風に
思わせてくれる


うん



本当に
気持ちの良い作品。





お薦めッ!!








posted by kazoo at 12:32| Comment(0) | TrackBack(6) | 映画(さ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする