2014年06月11日

ポルノ☆スター

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映画好きならきっと見ていらっしゃるに違いない
ブギーナイツ




そう、あの童顔タイタニックレオが、
あの時主役をやっておけば・・・と激しく後悔したという1本。

バートレイノルズ復活の1本でもあり
主役のマークウォルバーグにとっては
きっと「生涯の」1本でありましょう。



何も持ち合わせていないように見えた
主人公が、実は人より・・・な物を持ち合わせていて
ポルノ界に飛び込み、そして・・・という1本ね。



もしまだ見ていらっしゃらない方がいらしたら・・・
その方は幸福。
本当に素敵な1本だから。



(ただ、日本版だと、最後の最後
肝心の「意味ある」シーンでぼかしが入ってしまうので
それがねえ・・・。
物語の根幹を表現しているシーンであるっつうのに。
全く!!!)



しかし、今日はブギーナイツの話しじゃない。
そうじゃありまへん。



紹介するのは
「ポルノ・スター」
米国で知らぬ者はいないと言われる
ポルノ男優
ロン・ジェレミー


(なんでか映画のなかじゃ
ずっとロン・ジャーミーって表記されてるけど)
を描いたドキュメンタリームービーです。



ちなみに彼、かのブギー・ナイツでも
振り付け・監修に関わっています。
何の振り付けかって??
そりゃ、あーた。



ああ、そうそう、デトロイトロックシティにも出てるんだよ。
私がそもそも彼に興味を持ったのは、
この映画で・・なのよね。
ほんのちょい役ではあるんだけど
なんていうか・・・妙な存在感が印象に残った。



ギネス認定。
1750本以上のポルノ出演を誇り、
100本以上のポルノを監督し、
3000人の女と寝たと豪語するオトコ



・・・・・・・・一体どんな男だって??
写真をご覧下さいまし。
(左の写真ね。
まさか??
そう、そのまさか!!)



それは
チビで
デブで
毛深くて
「な、な〜んでこの男が?????」



映画は彼を追って
仲間の証言を交えながら
その謎(?)を追っていくんだけれども。



カメラは
「誰もが5分だけ彼の人生と・・・と願い
誰もが一生はご免だなと思う」

そのリアルな実態を映し出していく。
まあ、早い話
「リアルブギーナイツ」と言っていいだろうね。



有名になること。
有名になることの「ツケ」。


HIVの恐怖。


アンダーグラウンドカルチャーアイコンとしての自負心。


そして胡散臭い知人、友人達。


(話が脱線するけど
ここで出てくるでっかいめがねをかけた
ポルノ映画のディレクターって男。
長髪の。
・・・・好み!!!)



SEXを糧にして
「何か」を求めている
(求めている??)彼の
47歳の真摯な夢は



「普通の結婚生活」



だそうだよ。



その人間が過剰であればあるほど
惹かれてしまう
そんな私のような貴方に見て戴きたい1本。



私は
過剰な人間=リトマス試験紙
のような気がしてしょうがないんだ。
だから
こういう人間に目がいってしまうんだねえ・・・。



でもさあ、一体何のリトマス試験紙ってんだろう???



一体何の??








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2014年06月10日

北京ヴァイオリン

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アジア映画は苦手。
何故なら私は映画に「逃避」したい部分があって
アジア映画だとちょっとリアル過ぎて
飛べないって部分があるから。



でもさ、んな事言ってる私も
「恐怖」「泣き」
やっぱアジアだよな〜〜って思う事が多い。



宗教的なバックボーンなんて普段は殆ど考えないけどさ、
アジアのこの湿気を含んだ空気感とか感情ってのは
やっぱ欧米には完全には
理解表現できねえんじゃねえかって思う。



かといって今の時代の
「泣ける映画でしたーー」
っていう貧乏臭いコメントは、
私が最も唾棄するものだったりするんだけれどさ。



えーーー。
何をぶつぶつ言っているんだって話ですが。



スポンサーから送られて来なければ
おそらく見る事はなかっただろうこの1本。
北京ヴァイオリン

中国映画です。


「あーーー。中国映画ねーー。」
そんな気持ちで見始めたんだけどね。


これは「父性」についての物語。



よくさ、女は懐妊したその瞬間に「母」だけれども
男は「子供の顔を見てから父親になっていく」っていうよね。

それってどっちかっつうと
「母性絶対」的なニュアンスがあったりするけれど、

私は、結構その「母性」ってのに
危ういものも感じていて
父性の存在ってのは侮れない
・・・って
思ってる人間なのね。



父性ってさー、何か「判り易く」ないじゃん。
なんか曖昧だし。
母性ほどイメージ的に
「絶対」的な「強固」なイメージが薄いちゅうかね。



でもさ、イメージが確定してないから
それは逆に「広がり」を見せるみたいな部分だってあると思うのさ。



「広がり」?つまりそれは「人類愛」だね。



母親みたいに世話を焼く訳じゃない。
でも母親が父親をバカにしていたり
不平不満を常時垂れ流しているような家庭では
やっぱ・・・じゃん??



父性って、なんか曖昧なようでも
やっぱすごく重要。
まあ、当たり前の事ではあるけど。



話が大きく大きく逸れまくってしまったんだけども。
この映画、ベタです。
これ以上ないって位ベタ。



だけどさ、その「父性」に気がついたら号泣。
あーーー、タオルは何処??



この映画の父ちゃんは
どんなに困っても
誇り高い。



んで、今の中国
北京のマンション事情や
おされ事情も判って
「んーーーー。アジアって・・・」
って気になれるよ。あはは。



私は映画の中の

赤いト音記号セーターが欲しかったぞー!!



見終わって、ぐ〜〜〜ったりきたけどね。
いや〜〜、久しぶりに泣いたわー。
・・・・え?
鬼の目にも??



きーーーーーーーーっ!!!




 

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ベン・ステイラー三昧

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さあ!笑わなければっ!!
そういう訳で
ドッジボール・・・手に取ってみた。

以前話に聞いてからというもの
ずっと見たくて見たくて・・・だった1本。

この「話に聞いてから」
観たくなっちゃったって作品
わたくしには何本かあって、
今は25時が観たいんだけれども
何故かず〜〜〜っと貸し出し中なのよ。
何故??
本当に何故???


ま、それはともかく。
ドッジボール

くすくすくすくす。
これは難しいよ。
「大笑い」って感じじゃないもの。

だって私が見たかった
ベンちゃんってば
「敵役」やってんの。

何一つ物語による「カタルシス」って所からは無縁でございます。
けどね〜〜。
「ホワイト・グッドマン」って・・・・どうよ。それ。

かっちょよくもなんともない。
っつうか、何故ここまでかっちょ悪いだ??
事務所の誰か止めなかったのか??

それでもね〜〜。
なんでしょう、この愛すべきちんちくりん野郎。
身体を張って
「笑わせてやる」っつうその意気込みが。
ああ、セクシー。


 

私は「チャック・ノリス」が出て来た瞬間
受けていた。
(その理由は・・・くすくすくすくす。)


 

んでさ、勢い付いたわたくし。
手にとってみましたのよ。

スタスキー&ハッチ

これもね〜〜。
日本人には判りにくい人種ネタとか沢山なんだけど、
カタルシス指数でいうとドッジボールよりUPか??



私は、合成麻薬で飛んじゃってしまった
ベンちゃんがサタデーナイトフィーバー・・・・くすくすくすくす。


 

なんだろうな〜〜。このフェロモン。
ジュード・ロウより
佐藤琢磨より
来るんですよ。
私にとってはね〜〜〜。


あ〜〜、こんな奴と知り合いたい!!
ところで、ヴィンスボーンって、最近すっかり
コメデイアクターなのね。
ぷふふふふふ。

「大笑いできなかったわ〜」って人も出てくるでしょうが、
「やっぱ好きなの、アメリカンカルチャー」って人なら
ツボです。はい。


くすくすくすくす。
ベンちゃ〜〜〜ん♪





 
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2014年06月09日

ビヨンド・ザ・マット

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「暑いね〜〜。」

「暑いね〜〜。」

「こう暑いと、物を考えられなくて困るね〜。」

「いや、それは別に、暑さのせいだけでも。」

「いやいや。」

「いやいやいやいや。」



 

「っつう訳で、そんな時にはプロレスですよ。」

「え!あんたプロレス好きだったの??」

「いやいや。」

「いやいやいやいや。」



 

別に好きでもなんでもないんだけどさー、
プロレスは果たしてマジか演出かなんて議論があるじゃん?」

「ふむふむ。絶えませんな。」

「なんか、そういうの、ぶっちぎって、
きちんと楽しんで帰って戴きましょうぜ、観客に・・・みたいな団体な訳よね。
WWFってさ。」

「WWF??」

「あちらのプロレス団体」

「あ、そうなの??」

「そうそう。」



 

「んでさ、テリーファンクって知ってる?」

「名前位はね。」


「ほれ、このおっさんよ。」

「ああ、この人ね!」


「・・・・・・・・知ってるの??マジで??」

「いやいや。」

「いやいやいやいや。」



 

「だからさ、「ビヨンド・ザ・マット」。

この映画ってさ、
プロレスをキーワードに
家族とか、麻薬とか、栄光とか、
とにかくいろんなもんがごたまぜな訳。」

「テリーファンクは??」

「テリーファンクは、ドクターストップかかっちゃうんだよ。
もう止めろって。引退しろって。」

「で、引退するんだ。」

「そりゃ、この映画見て欲しいんだけどさ。」

「ふむふむ。」

「なんつうかさ、男って!!の世界な訳よ。」

「おお!」

「男って、しょうがねえなあって言い方も出来るし
男の美学って言い方も出来るし、
男ってバカじゃん!っつう身も蓋もない言い方も出来るっつうね。」

「ふむふむ。」

「でも結局」

「ふむ。」

「男は1人じゃ生きていけないんだよ。」

「おお!!」

「そんで、それは女だってそう
なんだよな。」

「どうした、一体。」

「いやいや。」

「いやいやいやいや。」



 

「暑いからさーー。」

「いいんじゃない?これ?」

「結構、穴だよね。」

「うん。プロレス嫌いな人にもね。」

「で、あんたプロレス好きだったの??」

「いやいや。」

「いやいやいやいや。」





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2014年06月08日

ビッグ・フィッシュ

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雨が凄い事になっているのね?
私の所は降らないもんだから、
「降ってよーー」なんだけれども、
東北の方とか、皆さん大丈夫でしょうか??
天災はどうしようもないけど、
でも、くれぐれも気をつけてくださいませ。



さて。
家族ってのは・・・なんだろう、厄介。

愛してるなんて言葉使うのは
ちょっと陳腐だし。
でも、一番身近にある他者の集団。
その自我は近親憎悪に向かう時もあれば・・・
あ〜、とにかく、
そりゃあうまくやりおおせてりゃ問題なしだけどさ。



 

父親ってのは、その中でも特にだよね。
母親ほど近くなく
それでもなんか・・得体が知れないっつうかさ。



父親の恋愛とか
父親の拠り所とか
父親の・・・とにかく、知り尽くしているという人がいれば
それは幸せな事ね。・・・多分。



ビッグ・フィッシュ


ティム・バートン監督
この映画製作の前後、

現実に父親を亡くしたこと
子供を得たこと
それら現実の出来事が色濃く影響しているのを
感じさせる内容。


でも
何より特筆すべきは
「もう一つの視点」を彼が得たことなんじゃないかなあ・・・って私は思った。



 

今までの彼の映画は
あくまでも主人公の視点オンリーに貫かれていて。
(それはとてもチャーミングであるのだけれども)


製作する事、その事自体が全てとでも言うような
印象だった。
まあだからこそ、
その作品の完成度もまた素晴らしかったりするんだけれど。



けれど、「何かに耽溺すること」は実はとても・・・
恐ろしい事実を含んでもいてさ。


知り尽くす。
自信を持つ。
でも神にはなれないんだよね。
人間って。


それは彼のように例え天才と言われる監督であっても、
「もうひとつの視点」を手に入れない限り
いつか・・・どんずまりになってしまう。

スリーピーホロウの閉塞感を
彼は自覚していてもいたんだなあって
この映画を見て思ったわ。)



それは彼自身の事だけではなくて。



この作品を通じて
映画オタクと言われる人達
ひょっとしたら監督や出演者よりも
その作品を「知っている」かのような人達や
現実と折り合いがつけられない事に目をつぶって
何かに熱中している人達への警告にもなっているのね。



当たり前の話だけれど
創作や熱中というのは
「現実」を「彩る」ものであって、
「現実の核」がなければ

それは「法螺」ではなく
「嘘」になってしまう。


この物語の父親が語る「法螺」に
皆が魅せられるのは、
「現実と向かい合う」事を彼が逃げずにやっているから。



靴をはかない女=性的に奔放な女だという俗説
靴を投げ上げる=奴隷制の中で行われていた慣習だとか

(だからあの街で投げ上げられた人達は
想像に耽溺して「奴隷」となっている訳だね。あの詩人のように。)

そういうティム・バートンらしいくすぐりも勿論だけど


難しい事はいい。

壮大なる法螺話の中にある
「創作の苦しみと決意の告白」
そして
「紡ぐ事、許す事の意味」。


 

そう!
まさしく
「彼自身が物語りになった」その瞬間を!!


ビッグ・フィッシュ


 

間違いなく
ティム・バートンの最高傑作。
今の所の。



そして
幸せな事に


物語は・・・続く。
続くんだねえ。



まだ見ていない貴方。
私は貴方が羨ましい。
だって、まっさらな気持ちで・・・。



どう?



PLEASE。







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2014年06月07日

ヴァン・減る辛苦

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さて。

アクションものってのは、決して嫌いじゃないの。


ホラーだって、物によっては。


SFだってそうですわ。


ヒーローが活躍するポップコーンムービーだって
あんまし難しい事考えたくない時には、
好物だったりするのね。


ワイワイワクワク♪
やっぱりその楽しみってあるじゃない。映画には。


CGってのが映画に出てきてから、
そういうアクションものや
ポップコーンムービーも様変わりしたよねえ。

 

ハッキシ言って
金さえかければ、出来ない事はないって位の勢いでさ。

「CGはちょっとね〜」
と言ってる人だって、ツルリンとシミ一つないCM美女の
お肌に触発されて買った化粧品・・・なんて事もあるから
結構技術的にも精神的にも
観客に浸透は早かったんじゃないかねえ。CG。



 

でもやっぱそれって
「技術」
なんだよな〜〜〜。
何でも出来るからって、
それがワクワクドキドキに直結するかっつうと・・・。



 

映画館に新しいスターウォーズ見に行くなんて
ちょっと望めそうもないから、
見られない奴のヒガミだ!なんて思わずに聞いて欲しいんだけど、
スターウォーズは前3作で終わっとくべきだったと思うし


見ても居ない内から・・・だけど、ルーカスは明らかに
CGに溺れて
「映画が下手」になってると思う。



CGで何でも出来るけど、
やっぱ映画は「脚本」なんだと思うなー。


映画はさ〜、考えてみりゃあ、
究極の「覗き趣味」で「おばけ屋敷」で・・・。
でもだからこそ、より効果的に見せるためには
「観客」という「人間」を知ることが大前提・・・だと思うのさ〜〜。


なんでこんな事書いてるかっていうとだねー。
見ちゃったのよ。
ヴァン・ヘルシング


しくしくしくしく。
おっぱいでかい姉ちゃんが飛び回っていたよ。
みんなさりげなくおっぱい強調。
ケイトベッキンセールなんて
ウエスト締め付けまくって
おっぱいに視線を・・・作戦だったわ。


 

「観客」という「人間」を知ることが大前提・・・


はッ!!!
そうかッ!!!
しくしくしくしく。




 
posted by kazoo at 20:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(は) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プリシラ

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いやあ、本当に楽しませて戴いちゃって〜〜。
にやにや。




 


私が恋人にしたい人
テレンスの作品「プリシラ」。

皆さん、お好きな方は既に・・・でしょうが。
もし、まだの方がいらしたら、ぜひッ!!
これはね、可愛くて切なくて元気の出る
私大推薦の1本です。



ビーチサンダルで作ったドレス見るだけで、
HAPPYになれるわよ〜〜。

これは3人のドラァグ・クイーンの「愛」を求める
冒険談とでも言うべきストーリー。
砂漠の中を走るバスの姿を見るだけでもせいせいするけど。
(バスの屋根に乗って、オペラ歌うシーンなんて、もう!!)

 

それでね。なんていうのかな。
所謂年代論的な部分もあるのよ。



 

一番年上の役がテレンス・スタンプ
(50代上位の設定かしらね。)

彼は、(彼女はだね。)
保守的ではあるんだけれど、
実は一番ラディカルだったりする。

その保守的って部分は=世間を知っている
つまり、いろんな痛い目にもあっているって事ね。

その分、だから、真剣に愛を求めてもいるんだけれど、
でも、どこか諦めてもいたりって風なの。
で、多分、役の中とは言え、
身体も全部変えているってシチュエーションなのね。
(つまり、相手の要求に全部応えなくてはってタイプな訳よ。)



真ん中の年齢の役は(30〜40代)
ヒューゴ・ウィーヴィング



マトリックスで増殖してキアヌと闘っていた、あの人よ。
エージェント・スミスね。
ここでは黒いスーツじゃなくて、ドラァグ・クイーン!
どう?見たくなった??



 

彼の役はテレンスよりもっと・・・実際的なの。
なんつうか、その時々に応じて人生渡っていきましょう、
上の年代みたいに、かたくなじゃなくても・・・って感じ。



 

だから、身体を変えるどころか、
彼(彼女だけど)には

嫁!もいりゃあ、子供!!もいたりする。

そもそもこの物語はそれが原因で始まるんだけどね。

まあ、言ってみれば中間管理層の欲深さと
曖昧さを一番表現している年代な訳。



 

一番若い役(20代)をやるのが、
メメントで記憶あっちこっち行ってた
ガイ・ピアース

メメント見て深刻な眉間の皺刻んじゃった人は、
彼のこの出世作、見たらびっくりかも。

この子は、何にも怖い物はないと想ってる。
つまり勢いがあるのね。
だから、突っ走る。自分を信じてるから。
「楽しむ」事や「理解してもらう」事に
迷いがない、疑いのない世代
なの。



 

さて、そんな3人がどう関わって、
そしてそれぞれの愛をどう見つけていくでしょうか?
それがこの映画。


 

それでね。
全てが一段落になって、都会に帰って来たとき、
彼ら(彼女)達は、「都会がHOME」を実感するのよ。
これは「田舎と都会の差」を表現した映画でもある。
勿論、全く小難しい事はなくて、
むしろずっとクスクスクスクス笑って見ていられるけど。



異形であること。
異質であること。
どうしようもなく、そうでしかない自分を
きちんと受け止めた上で
笑い飛ばし
深刻になりすぎず、



そして、きちんと
「欲しい物は欲しいの」と
言い切るその潔さ!



笑っているうちに、あっという間に過ぎる至福の時間。



テレンスの「真の乙女の純情」は
泣き笑いの涙なくして見られない。
(あの白いパンツ姿は、まるでウエディングドレス
真の役者とは、心の乙女を解放できる人でもあったのね。)



見るのよーーーッ!!!!






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2014年06月04日

ヘンリーある連続殺人鬼の記録

ところで・・・。
ブログやっていると
本当に色んな人の刺激を受ける。

それはまあ、一般社会と一緒なんだろうけれども。
っつうか、今の私にとって、
ブログって社会への窓・・・なのかもな。


いつもなら絶対自分で借りないジャンル
でも
薦めてもらえば、よしっ!!と踏ん切りつけたりしてね。


という訳で
ホラー苦手な私でも、
見ることができたぞ。

「ヘンリー」。

そうだね〜、
ザ・セルとテーマ的には似ているかもしれない。

これはまあ、実際にあった
連続殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスの自白を元に
創られている作品らしいんだけれども、

極めて淡々と物語りは進む。

殺人場面もいわゆる「どぎつい」シーンってのは
私にとっては1箇所しかなかったし。

全ては本当に淡々と。

でもね。
淡々と進み
淡々と終わるんだけどさ、

後を引く。

こういう風に壊れてしまっている人間の内情ってのは、
どう考えても同調できはしないんだけれど、
じゃあ、まるっきりとんでもなく
「関係ないや」っつうかってえと、
少なくとも私に関しては、
関係なくは無い。

覗き趣味とか、
下世話な興味であるとか、
その他もろもろ。

そういう自分の中にあるものだって
充分「黒い」からさ。

人は殺さないけど。
連続して殺したりはしないけど。
でも、人を殺す「夢」は良くみるんだよな〜〜。

とにかく。

引っ掛かる映画。

ホラーってジャンル・・・なのかなあ?これ。
私は単純に「人間物語」として見ちゃったよ。

ちょっと残念だったのは、
最初に登場人物の2人が
架空であると言明している部分。
これはもっと観客を信頼してもいいんじゃないかって思ったけどね。

んでさ、このヘンリーって男、
結局xxxなんだよね〜。

ああ、だからあれもこれも、それゆえに?
可愛そうに。・・・と思ったのは私だけ?



 
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2014年06月02日

フィリップ・シーモア・ホフマン

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このブログをやっていて、
改めて気付かされたんだけどさ。


映画の好みってのは人それぞれ。

だけど、何にしろ
面白がるポインツが似ている」人ってのは、
友達になり易いね。

(うわ、何か仲良しムード大好き光線出た?
それは違うからね〜。
わたくし、結構、っつうか、
かなりえり好み激しいですから。)

話しの広がりが早い。

そのポインツって、何よ?
って言われると、
これがまた言葉にするのが難しいんだけどさ〜。


それってさ、結局
笑いのポインツが同じ」って事だと思うんだけど。

(私は一緒に暮らすなら、
笑いのポインツが同じってのは、結構重要だと思うっす。

ま、そんな相手はおらん訳だがな。)

あんましマニアックに
「あの場面のこの角度のカメラがさ〜」とか言われちゃうと、
「さ、そろそろお暇しようかな。」
って思うけども、

「あ〜、この人、ここで悶絶したな?」って判るのを、
必死でこらえてブログに書かれてあったり、
感情を抑えながら話をしているのを聞いたりすると、

うずうず来ちまう。

(大抵の場合、気に入ったものを披露する時って、
大人は感情をあらわにしないように努める傾向がない?。)

じゃ、こっちは見た?
で、どう思った??

私には、とてもありがたい友人がいて、
彼女と実際顔を合わせたのは・・・
あ〜、多分5回にも満たないんだけど。

にも関わらず、ずっと前から、
映画館で長時間座っている事がきつい私に、
衛星で放送された映画を録画して、
度々送ってくれるのね。

これは本当にッ!ありがたい。
なぜなら、私が「見返し・反芻」の鬼だから

気に入った本と同様、映画も気に入ったものは、
何度も何度も見たい性質なんだな〜。

彼女のおかげで、
「デッドマン」や落ち込んだ時の常備薬「プリシラ」は、
もう、何度見返したことか、忘れちまった。

私は頭が悪いのか何だか、結構何度見ても
「おお〜」とか思っちゃうんだけどね。
っつうか、やっぱり
映画ってこっちの
気持ちとか体調、時代によって
印象が変わるもんじゃん?

 

だから、ま、逆に言えば、
すんげ〜気に入ってた映画でも、
「あれ、こんなんだった?」みたいな現象だって起きたりするんだけども。


(私はこれをポランスキーの「赤い航路」で経験した。

最初見た時は、深遠な愛の物語って思ったんだけど、
後に監督の自己申告映画
「変態さんバンザイ?」と思い直した。

ついでに言えば、ヒューグラント好きな人には、
踏み絵みたいな映画でもあるじゃぞ〜。わはは。)

んで、何度見直しても「おお〜」と思う映画に当たるのは、
実はそんなに頻繁な事じゃない。

信じられないくらいの美男美女が、
アマ〜イ甘い恋を語ったり、

宙を飛んだり、跳ねたり転んだり、爆発したり貫通したりするのは、
私だって嫌いじゃないんだけど。

そういうのは、一時の刺激で
2週間もすりゃ忘れちゃう。

いや、嫌いじゃないけどさ〜。

やっぱり、何度も何度も見たくなるのは
どんなジャンルにおいても、きちんと
「人間」が描かれているもの。

これ、必ずしも「真面目映画バンザイ」って話じゃありませんから。
そこんところ、よろしく。

どんだけ甘い御伽噺のように見えても、
「人間」がしっかり描かれていれば、
それは不変の法則になるように。

逆に言えば、人間が描かれていなければ、
どんな大作でも、
結局の所、バイバイキ〜ン。

そういや、パールハーバーなんて映画もありましたな〜。

(更に言えば、この映画のプロデューサーの
JERRY BRUCKHEIMERの作る映画は、
どれも派手だが、大味。)

 

近頃のハリウッド映画の危うさってのは、どういうもんだか。
結局善か悪か、黒か白かでどかどかどんどんってのが多くて、
グレーの面白さを持ってる作品がさ〜・・・。

大味。コクってもんがナッシング。

やっぱり、あれかね。
国を代表する人が大雑把だと、それに似て・・・?


そう考えた時、やっぱ映画って、
脇がたつっつうの?
脇役がいきいきと動いている作品が間違いないような気がする訳さ。

んでね、長い長い前置きでなんだけど。

私がこいつが出てるなら、見てみようか。とりあえずは!
と思う俳優の1人が、

写真の彼、フィリップ・シーモア・ホフマン
君です。

ださいんだけどさ〜。
演技はピカイチ。

「いい人だけど・・・ごめんなさい」
タイプだけどさ〜。
・・・って、褒めてます。私。

彼の凄いところは、前にも出れるし、脇にもいける。
これ!これですよ!!

んで、脇に回った時に

「あれ、ほら、あの役の・・・名前わかんねえけど、
巧かったよね〜。」

「ああ、あの、あれの人でしょ?
いるよね〜、ああいう奴。」

「いるいる。外人ってさ、
本当の所、あんなんのが多いよね。」

「言える、言える。」

・・・って、結局は容姿の話しかいッ!だったりするけど。

でもさ〜、慇懃無礼な執事役だとか、
ホワイトトラッシュ、
果てはデブのオカマ。

巧いんです。彼。

変幻自在。

名前なかなか覚えられなかったけど。
ぽてぽてのぽちゃぽちゃだったりするけど。

フィリップ・シーモア・ホフマン

今、覚えていて損はない男。

「いい人だけど・・・ごめんなさい」
ってタイプだけどさ〜〜。・・・って、しつこい?

この間インタビュー記事読んだら
「こんなルックスだから、演技しなけりゃ屑。」とか、自分を語ってて。

自覚・・・ありなのね?

やっぱり、男はコンプレックス持ってからが勝負よね!

・・・って、褒めてるんですってば!!



続きを読む・・・
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2014年06月01日

ピアノ・ブルース


昨夜はピアノ・ブルースを見た。



クリントイーストウッドが狂言回しとなって、
ピアノを主題に
ブルースの歴史、名演奏家達の歴史を
紐解いていくといった内容の映画。


いやあ、イーストウッド、立派!
知識も豊富で、
かなりのマニアである事は、
うかがい知れるんだけれども、
あくまでも謙虚に。分をはみ出さない。


普通、マニアになると
語らずにはいられない」か、
タメに物言わせる」か、どっちかじゃん?

それが全くなくてさ。
煩くねえのよ。
余程好きなんだね。
すごく好ましい演出でありました。


関係ねえけどさ、
日本のブラックミュージック好きな奴等って、
なんでああ、こけおどし的態度、
ルックスなんだろうね。
笑えてきちまう。

「アゲアゲで決めるよ」とか、
「日本のギャングスタラップ」なんて・・・わははは。

何か悪いものでも食ったか、吸ったか。

あるいは、薀蓄垂れ流しのブルース、ジャズ語りね。

知識は大切だし、
武器でもあるだろうけれども、
とにかく目の前の現実を楽しめよ

いや全く、
イーストウッドのツメの垢でも飲んで欲しいもんだ。

 

初めて見る人。
初めて見る演奏。

マニアではない私にとっては、
初めてがキーワードであったりしたけれども、
それでも充分楽しめた。

こういうの見るとつくづく
音楽は黒人に与えられたギフトだな。」と思うし、
ずば抜けた技術・テクニックは
全て突き詰めると
笑いと祈りに帰結してゆくっつうのがよく解る。


私はじいちゃんが元気でチャーミングっつうのに、
とりわけ弱いんだけれども、
2人のブルースピアニストが連弾して、
終わって笑い合って、称え合うシーンなんて、
まさにズキュン!!

そして、ラストシーン。
このレイ・チャールズの演奏を見る、聞けただけでも、
良かったと心から思う。

この祈りが、私の何か
ずっとモヤモヤしていた事のヒントになった事は確か。

政治的な事を語ること。
POPである事。
その融合のある種の形が提示されていて、感動した。
祈りって、無力じゃねえんだな〜。

・・・なんて事を考えた訳っすけれども、勢いに任せて
グラフティブリッジを見返したのは、
はい、どうだったんすかね。

いや、良く眠れましたけれども。
わははは。・・・などと言いつつ。




posted by kazoo at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(は) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする